ユニークシナリオを超える為、ペッパーとペンシルゴンが動く
ユニークシナリオ【勇ましの試練】。
勇者武器を手にして始めて起きる特殊なユニークの其れは、今此の瞬間より初めて始まった事で、ペッパーとペンシルゴンは両者共、別の意味で頭を抱える羽目になっていた。
ペッパーにとっては
「………でだ、ペンシルゴン。俺は此れから、パーティーメンバーを募ろうと考えてる」
「其れはそうだね、勇者武器って一定期間以上使ってないと持ち主の手元を離れて、元の位置に戻るって特性が有る。私の場合もウェザエモンとの戦いの後、所有権が離れるギリッギリで間に合った感じだったからさ」
現在、イレベンタル内に在る宿屋、其の二階の個室を取ったペッパーとペンシルゴンは、ユニークシナリオへの対策会議を行っている。
聖盾イーディスの試練は危険度Sのエリアを、一定人数以上のパーティーを組んで踏破する事。幸いイレベンタルとフィフティシアを結ぶエリア『
問題はパーティーメンバーであり、一定人数を揃えなければならない上に、有象無象と組めば良いという訳でもない。自分達のクラン:
「現在のパーティーは俺とペンシルゴン、アイトゥイルとポポンガの『4人』。一定人数以上って表記が『何人』の事を示しているか解らないが、少なくとも『8~10人以上は必須』だと考えてる」
「成程ねぇ……因みにメンバーの当ては有るの、ペッパー君?」
そうだなぁ……と、ペッパーは脳内で誰をメンバーに加えるかの思考を始める。
(本当はサンラクやオイカッツォにも頼みたいが、あの二人ってシクセンベルトやテンバード方面だからなぁ……。思い付く限りだと、レーザーカジキにソウちゃん、後は……駄目元で『あの人』に頼んでみる、か?)
「一応当てはある……が、状況にもよるかな。其れと此処から先に備えて、防具と武器の修繕。休憩を挟んでから、無果落耀の古城骸を攻略するよ」
「OK、ペッパー君♪」
会議を終え、ペッパーは早速
修繕が終わるまでの間の時間を利用して、防具屋や
防具屋にてペッパーは、ストーム・ワイバーンの素材から作る一式装備『
ハードボイルド漂うアダルティーな其の見た目は、
そして休憩前に、二人は特技剪定所を訪れて。ペッパーは数多に所持した己のスキルを一部合成し、再び宿屋に帰還。13時に集合としたので、時間までに昼休み休憩を取る事にし。
ペンシルゴンがログアウトするのを見計らい、ペッパーはアイトゥイルの開いたゲートで、ポポンガも連れて兎御殿の休憩室にてセーブ&ログアウトしたのであった。
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PN:ペッパー【
レベル:68
メイン
サブ
体力 125 魔力 50
スタミナ 140
筋力 150 敏捷 140
器用 125 技量 125
耐久力 6051 幸運 52
残りポイント:14
装備
左:
右:リュカオーンの
両脚:無し
頭:ライノベレーの帽子(耐久力+350)
胴:
腰:発掘研磨腰帯【古兵】(耐久力+400)
脚:烈風竜印のズボン(耐久力+300)
アクセサリー
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所持金:51,640,000マーニ
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致命武技
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スキル
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・ブルズアイ・スロー
・フィーバー・シャイニング
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・レーアドライヴ・アクセラレート
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・アドヴェイン・スロー
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・プレジデントホッパー
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・ドミノチェイン・ストライカー
・トルネードレッグス レベル4
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・デュアルリンク レベルMAX
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・グラッセル・ゼイリアス
・ダイズン・ストンプス
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・スート・アヴェニュー
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・セルタレイト・ケルネイアー
・フォートレスブレイカー
・スラッシング・ファンファーレ レベル1
・スパイラルエッジ
・セルタレイト・ヴァラエーナ
・ダースティ・クラッチ レベル6
・マシニクル・リブラ
・ヴィールシャーレ レベルMAX
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・ミューサドール・パラダズム
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・エトラウンズパウンド
・セルタレイト・ミュルティムス
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・ピアッシングアーマー レベル4
・アイアンレッグス
・クリティカルメナス レベル3
・ニトロスマッシュ レベル4
・デッドオブスリル
・スラッシュハイド レベル2
・シャイニングムーヴ レベル3
・ラセルクロスアップ レベル4
・シャープターン
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・ディムセインスマッシャー
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・トルクチャージ レベル5
・ヴァーミンガムスナッチャー
・ソニック・アサルト レベル4
・メタルフィスト
・アクロバット レベル1
・ストロング・キャリアー
・サーファー・スロープ
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数週間振りのカップラーメンによる昼食、トイレと水分補給を済ませて再ログイン後にゲートを抜け、イレベンタルの宿屋へ戻ってきたペッパーは、ペンシルゴンがログインするまでの間に回復アイテムや道具の総数をチェックし、不測の事態が起きても対応出来るように心掛け。そして午後1時━━━━自分が取った部屋の扉が、コンコンと音を鳴らす。
「ペッパー君~、ペッパー君~。ペンシルゴンおねーさんと、他愉快な仲間達が来たよ~♪」
「どうぞ入ってくだ………へ!?」
扉を開け、入ってきたプレイヤー達を見たペッパーは、己の目を疑った。ペンシルゴンを先頭に、レーザーカジキと彼の姉であるAnimalia、武器狂いで知られるSOHO-ZONEと最後に入ってきたのは━━━━━『大男』。目に飛び込むのは筋肉、圧倒的な筋肉の権化たる姿。力こそが正義と、断じて言い切らんばかりにインパクトが大きかった。
若干の波掛かった金髪と無精の髭を蓄え、彫刻のような彫りの深い顔立ちは中々にハンサム、巨人に匹敵する高身長のボディビルダーたる姿は、成程此れが現代版『ヘラクレス』かとペッパーも納得してしまう程である。
「ペッパー君、聖盾イーディスのユニークシナリオが始まったとメールを見たが、本当なのですか?」
「はい、おそらく8人以上でパーティーを組まないといけない感じかと」
「よ、よろしゅくお願いひましゅ!ペッパーさん!」
「私はレーザーカジキさんが、フィフティシアまで行きたいと言っていたから、其の付き添いよ。で、ペッパーさん。アイトゥイルちゃんは其処に居るのかしら?」
「居ますが、街中ではおさわりしないでくださいね?結構目立ちますから……」
事情説明をしたペッパーは筋肉モリモリマッチョマンたる存在━━━━『マッシブダイナマイト』に相対する。
「え、えっと……始めまして。クラン:
「始めまして、ペッパーさん。団長さんや
「……!……!………!!!!!」
予想出来る訳がない、何せ其の見た目とは裏腹に飛び出て来た『声』は、年を重ねて深みを増した穏やかさが如実に現れた『女性』の物だったから。寧ろ笑わずに堪えた事を、誰か褒めて欲しい。
「えっと、はい……。…よろしくお願い致しま……夫?」
「えぇ。ライブラリのクランリーダーのキョージュさん……彼は私の夫なのです」
夫婦揃ってギャップ満載のアバターを使っているとは此如何に。そう思いつつもペッパーは改めて、此処に集まってくれたプレイヤー達に一礼して、パーティーを結成する。
聖盾を携える勇者にして、クラン:旅狼のリーダーのペッパー。
廃人狩りの異名を持つ聖槍勇者で、旅狼のサブリーダーのアーサー・ペンシルゴン。
武器狂いで認知され、クラン:ウェポニアのリーダーたるSOHO-ZONE。
クラン:SF-Zooのリーダーで、シャンフロ最高峰の呪術師たるAnimalia。
其のAnimaliaの弟である、青の魔術師レーザーカジキ。
クラン:黒狼随一のパワーファイターで、今も尚称号【
ペッパーの付き兎たる、黒毛のヴォーパルバニーのアイトゥイル。
ユニーククエストの護衛対象の
此処に即席パーティーが完成し、一同は大移動を開始。武器屋にて耐久回復を終えた武器達を回収し、イレベンタルを抜けて、フィフティシアへ向かう最後のエリアたる『
『ユニーククエスト【想いの御手は、境界線を超えて】が進行しました』
『条件達成、此処に七つの街を巡り歩いた』
『其の脚でフィフティシアを目指せ』
豪華メンバーでエリア踏破を成せ