VR初心者ゲーマーが往くシャングリラ   作:ガリアムス

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フィフティシア観光への準備




胡椒の香り漂い、焦燥と喧騒を呼び込む

 

 

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PN:ペッパー【天津気(アマツキ)

 

 

レベル:77

 

 

メイン職業(ジョブ):バックパッカー

サブ職業(ジョブ):無し

 

 

 

体力 130 魔力 50

スタミナ 180

筋力 150 敏捷 160

器用 125 技量 125

耐久力 3051 幸運 70

 

 

 

残りポイント:0

 

 

 

 

装備

 

 

 

左:無し

右:リュカオーンの呪い(マーキング)

両脚:無し

 

頭:ライノベレーの帽子(耐久力+350)

胴:影法師の愉快合羽(グルナー・ト・シェミンコート)(耐久力+2000)

腰:発掘研磨腰帯【古兵】(耐久力+400)

脚:烈風竜印のズボン(耐久力+300)

 

 

 

 

 

アクセサリー

 

 

 

致命魂(ヴォーパルだましい)腕輪(うでわ)

格納鍵(かくのうけん)インベントリア

 

 

 

 

所持金:51,719,890マーニ

 

 

 

 

不世出の奥義(エクゾーディナリースキル)

 

 

 

窮速走破(トップガン)

偉風導動(リーガルック)

 

 

 

 

致命極技(ヴォーパルヴァーツ)

 

 

 

 

致命極技(ヴォーパルヴァーツ):太刀型(たちがた)晴謳(ハレウタイ)】……次ノ巻

致命極技(ヴォーパルヴァーツ):闘撃型(とうげきがた)那由多轍(ナユタワダチ)】……未習得

致命極技(ヴォーパルヴァーツ):爆鎚型(ばくついがた)断層激震(ダンソウゲキシン)】……未習得

 

 

 

 

 

致命武技

 

 

 

致命秘奥(ヴォーパルひおう)【タチキリワカチ】改備(あらためぞなえ)

致命秘奥(ヴォーパルひおう)【オウツキノアカシ】

致命秘奥(ヴォーパルひおう)【ウツロウミカガミ】改備(あらためぞなえ)

致命柔術(ヴォーパルじゅうじゅつ)三日月巴(みかづきともえ)】捌式

致命秘奥(ヴォーパルひおう)【サキガケルミゴコロ】

致命闘術(ヴォーパルとうじゅつ)朗月正拳(ろうげつせいけん)】玖式

致命蹴術(ヴォーパルけりじゅつ)円月砕(えんげつさい)】玖式

致命掌術(ヴォーパルしょうじゅつ)虧月(きげつ)(せん)】陸式

 

 

 

スキル

 

 

 

死神の斬撃(デス・マサカー)

終極刺突(グルガ・ウィズ)

真界観測眼(クォンタムゲイズ)

・ブルズアイ・スロー

・フィーバー・シャイニング

頂天律驚歩(ヌフールァウォーク)

巨人兵の大厳撃覇(ジャイアント・インパクト)

冥土神の裁き(ヘカーティエ・ジャッジメント)

聖攣の神覇業(ウルク・フォルセティ)昇華(スタンバイ)

戦帝王の煌炉心(オライオン・スピリッツ)昇華(スタンバイ)

戦神の心構え(モンチュ・レ・プライド)昇華(スタンバイ)

韋駄天権現(いだてんけんげん)

・レーアドライヴ・アクセラレート

神律燼風(しんりつじんふう)

十傑斬覇(じゅうけつざんは)

神謳万雷(しんおうばんらい)

咆進快速(フルスレイドル)

・アドヴェイン・スロー

乾坤一擲(けんこんいってき)

・プレジデントホッパー

天空神の加護(レプライ・ウーラノス)

奮魂絶闘(オーバード・ソウル)

・ドミノチェイン・ストライカー

・トルネードレッグス レベルMAX

破戒神の舞脚(カルナダーハ・シヴァ)昇華(スタンバイ)

英雄王の威光(ギルガメッシュ・サイン)昇華(スタンバイ)

絶技(ぜつぎ)太陽両断(たいようりょうだん)

明鏡睡蓮(めいきょうすいれん)

連刀二十刃(れんとうはだち)

罰閃乱(ばつせんらん)佐々波(サザナミ)

封栓認視界(ブロット・ウラタナ)

破界の視覚(ミュリミア・メナトス)

速刃(そくじん)雲払(くもばらい)

・イクス・トリクォス レベル1

煌軌一閃(こうきいっせん)

爆芯輪転蹴(メテオ・ドリンラム)

雫波紋(しずくはもん)連重穿貫(レンジュウガカン)

・グラッセル・ゼイリアス

・ダイズン・ストンプス

拳雨怒濤(けんうどとう) レベル1

摩天来蓬(まてんらいほう)

局極到六感(スート・イミュテーション)

居合(いあい)切燕(きりつばめ)

天空の心眼(ラトゥルスカ・アイザイン)

天壱夢鳳(てんいむほう)

・セルタレイト・ケルネイアー

・フォートレスブレイカー

・スラッシング・ファンファーレ レベル1

・スパイラルエッジ

・セルタレイト・ヴァラエーナ

・ボンバーナ・グラップル レベル1

・マシニクル・リブラ

流天翔奏(るてんしょうそう)

・ミューサドール・パラダズム

衝拳打(しょうけんだ) レベルMAX

・エトラウンズパウンド

・セルタレイト・ミュルティムス

王斬技能(おうざんぎのう)修羅破断(しゅらはだん)

刃王斬(ばおうざん)鬼丸(おにまる)

刃舞(じんぶ)回輪(かいりん)

・ハンド・オブ・フォーチュン レベル1

・フルメタルレッグス

・デッドオブスリル

・スラッシュハイド レベル2

・シャイニングアサルト レベル1

・マーシフルチャージャー レベル1

・リコシエット・ステップ レベル1

二天無双(にてんむそう)

・ホォロルゥクスマッシャー

剣人闘魂(サムライ・ハート) レベル3

・ヴァーミンガムスナッチャー

・アイアンフィスト

・アクロバット レベルMAX

・ストロング・キャリアー

・サーファー・スロープ

同力相殺(シンクロ・ダウトラス)

虎崩擊(こほうげき) レベル1

皸旒投刹(くんりゅうとうせつ)

・ガードバッシュ レベル1

・アサイラムサイン

・シールド・スティーブ

速崩巌砕(そくほうがんさい)

窮戦剋意(きゅうせんこくい) レベル1

鬼蹴(おにげ)り レベル1

英雄疾走(ヒーローダッシュ)

・プロテクト・スマッシュ

・ゲイルサベージ

 

 

 

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無果落耀(むからくよう)古城骸(こじょうがい)でドロップしたアイテムを一部残して売却し、フィフティシアや周辺の地図の購入、ステータスにポイントの振り込みと特技剪定所(スキルガーデナー)でスキルの整理を行ったペッパーは、ペンシルゴンと共に街を歩く。

 

「ねぇねぇ、此れ見て」

「何々………花か?」

 

陽は夕方へ傾きつつ有る街を行き、店頭の商品を見ては手招きするペンシルゴンが、花屋の前で手招き。花瓶に収まった花を見ながら、彼女は言う。

 

「そう、花。実は『花を売ってるNPCの女の子』を助ける、普通のクエストが有ってね。其の報酬で貰える花が『トワセツナ』っていうの」

 

彼女が言うクエスト、花の名前、そしてNPC。此の世界の天音 永遠(アーサー・ペンシルゴン)を知る五条 梓(ペッパー)は、彼女が何を考えているのか少し解った。

 

「トワセツナ……。つまりペンシルゴンは、其れを花束にして、セッちゃんの墓に御供したい━━━と?」

「ザッツラーイト♪今度ペッパー君がサードレマに来たら、一緒に其のクエストやらない?」

 

近況報告も兼ねての墓参りも悪くないなと考え、ペッパーはこう答える。

 

「そうだな……ティラネードギラファとカイゼリオンコーカサスと戦えるクエストも有るし、同時並行でクリアするつもりで受けても良いかな?」

「うん、其れでも良いよ。私も其の二匹の昆虫の事、気になってたんだよね。雷属性と風属性をデフォルトで備えてる、そんなモンスターにさ」

「ただあの二体は、プレイヤーが使ってきた武器を参照して、片方しか襲ってこなかったり、逆に両方同時に襲ってきたりで、かなり厄介な相手だ」

 

話をしつつも、ペッパーはEメールアプリを開いて時刻を確認する。時刻は現在午後五時の一分前、自分の予想が正しければ、もうすぐユニーククエストEXの発生時刻帯に突入し、万が一ペンシルゴンも巻き込んだなら、十中八九『オハナシ案件』待った無しになるだろう。

 

なので購入した地図で人通りの多い場所から、裏路地に入るルートに入らないように注意しつつ、彼女と共に街を歩く━━━━━━━━筈だった。

 

「見付けたぞ『サードレマの黒い流星』!俺様と一緒に来て貰おうか!」

 

夕方から夜間で遊ぶプレイヤーがログインする時間に、其れも他のNPC・開拓者問わず沢山の人が居る大通りで、一人の男性プレイヤーが声を放って指を指し。其れによって周囲の視線がペッパーに向いた。

 

(え、何?君また何かやらかしたの?)

(んな訳有るかい!?口から出任せだろ……)

 

ヒソヒソ話を交えつつ、ペッパーとペンシルゴンは無視して歩くのが、其れを気に食わなかったのだろう。其のプレイヤーはペッパーが着込んだ、ブラックトレンチロングコートの袖を掴んでくる。

 

「わ、ちょっ……!?」

「其の面を拝んでやるっ━━よぉ!」

 

ペッパーも抵抗しようとするが、掴まれた反動で体勢が崩れてしまい、ペンシルゴンが引き剥がそうとするも、時既に遅く。フード部分に手を掛けられて捲られた事により、ペッパーの顔が衆人環視の元に晒される事となってしまった。

 

そして当然ながら、シャンフロにおいて表面上は三体のユニークモンスターに接触し、其の中の六体の名前を知り、内一体を討伐したペッパーの名はプレイヤー及びNPCの間では有名である。

 

となれば当然、姿を見られたペッパーはペンシルゴンを無言でお姫様抱っこして、街を疾駆するのに数秒と掛からず。そして其の行動によって、プレイヤー達が狂気乱舞するのは必然であり。

 

『ペッパァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?』

『居たぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!居たぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』

『情報寄越せェェェェェェェェェェェェェェ!!!』

 

叫び声がフィフティシアに木霊して、混乱が嵐を纏って港町に喧騒をもたらし。開拓者達はペッパーとペンシルゴンを追い掛け始める。

 

「くっそっ、何でこうなるんだよ!?ペンシルゴン、何処か良い隠れ場所知らない!?」

「エヘヘ………♪」

 

あ、ペンシルゴンが駄目になった。彼女の顔を一瞬見て、表情がポワポワした物に変わってしまった彼女に、ペッパーはガックリと肩を落としそうになるものの、此のままでは何れジリ貧になると思考。

 

自分とペンシルゴン、アイトゥイルにポポンガを守りつつ、適度な時間稼ぎが出来る上に新しいスキルを試せ、何より呪いの装備化している愉快合羽を、解除に繋げるクエストが出来る状況を引き起こすために、入りたくはなかった裏路地に逃げ込む事を決意。

 

後ろから迫る開拓者の津波から逃げるように、前もって確認した地図から、裏路地へと続くルートを割り出して走り続け、其の場所へ飛び込んだ。

 

直後、ペッパーの身体を襲うは実に三度目(・・・)となる、下へ引き摺り込まれる感覚であり。お姫様抱っこをされたペンシルゴン、コートの内側でペッパーの胴体に張り付くアイトゥイルとポポンガ、そしてペッパーの二人と一羽と一匹のパーティーは、フィフティシアの裏路地から忽然と姿を消し。

 

後を追い掛けてきた開拓者達は、裏路地に逃げ込んだペッパーを探すべく、表通りだけでなく裏路地にも捜索の目を光らせるのだった…………。

 

 

 

 

 






ユニーククエストEX発動


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