VR初心者ゲーマーが往くシャングリラ   作:ガリアムス

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戦いを終えて




生きる為に走る、そして走馬灯に駆られる

「よっしゃあ!討伐完了だ!」

 

格上相手に単独(ソロ)及び、特定のスキル・攻撃方法を用いて、モンスターを討伐する事によって習得出来る『致命極技』。太刀型習得以降、他の技も手札にしたいと考えていたペッパーは、今日此の日此の瞬間、金晶独蠍の討伐によって習得に漕ぎ着けたのだ。

 

「んんん…………ッ!!いやぁ、本当に強敵だったなぁ………」

 

地面に寝転がり、身体を大の字にしながら、ペッパーは息を吐く。見上げれば漆黒の夜空を星々が彩り、半月一歩手前の月が煌々と輝く絶景が在り、まるで此方の勝利を祝福しているかのよう。

 

「其れにしても、凄いや………」

 

暫くして身体を起こし、彼が視線を向けるのは、討伐した金晶独蠍(ゴールディ.スコーピオン)のドロップアイテム。ティラネードギラファ・カイゼリオンコーカサスとの戦いもそうだったが、ソロで挑んで討伐に成功した場合に落とす、モンスターの素材は凄まじい大量具合であり、おそらくだが『戦った時の人数』によって、ドロップアイテムの総数や希少素材の入手の可否に変化が現れるのだろう。

 

「鋏、脚、甲殻、尻尾………。部位破壊をしなかったから、針は出なかったけど……うわ『核』有るじゃん。運が良かった……のかな?」

 

出身補正によって、最高レア素材たる『金晶独蠍(ゴールディ.スコーピオン)命晶核(めいしょうかく)』が出た事に驚きながらも、其れを拾い上げてインベントリアに他の素材達も収納し。

 

回収し終えたペッパーは、自身のレベルは一体どうなったのだろうと気になった。何せ水晶群蠍(クリスタル.スコーピオン)数十匹と金晶独蠍の討伐をしたのだ、幾らかレベルアップしているだろうとステータス画面を開き。

 

彼は絶句した。

 

「え…………!?」

 

 

 

 

 

 

 

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PN:ペッパー【天津気(アマツキ)

 

 

レベル:96

 

 

メイン職業(ジョブ):星駆ける者(スターランナー)

サブ職業(ジョブ):無し

 

体力 130 魔力 50

スタミナ 201

筋力 150 敏捷 160

器用 125 技量 125

耐久力 70003(FCB+15000) 幸運 70

 

 

FCB:無限飛翔・?????・レーザー砲撃

 

 

残りポイント:112

 

 

装備

 

左:風雷皇の御手(サルダゲイル・アトゥヌ)

右:リュカオーンの呪い(マーキング)

両脚:レディアント・ソルレイア(耐久力+5000)

 

 

頭:レディアント・ヘルメイト(耐久力+10000)

胴:レディアント・アーセナル(耐久力+20000)

腰:レディアント・オルサーグ(耐久力+10000)

脚:レディアント・クラリオン(耐久力+10000)

 

 

 

アクセサリー

 

 

致命魂(ヴォーパルだましい)腕輪(うでわ)

格納鍵(かくのうけん)インベントリア

超星時煌宝珠(クロック・スタリオン)

・旅人のマント(耐久力+2) 

・革のフィンガーレスグローブ(器用補正:小)

 

 

 

所持金:45,170,900マーニ

 

 

 

 

不世出の奥義(エクゾーディナリースキル)

 

 

 

窮速走破(トップガン)

偉風導動(リーガルック)

 

 

 

 

致命極技(ヴォーパルヴァーツ)

 

 

致命極技(ヴォーパルヴァーツ):太刀型(たちがた)晴謳(ハレウタイ)】……次ノ巻

致命極技(ヴォーパルヴァーツ):闘撃型(とうげきがた)那由多轍(ナユタワダチ)】……始ノ巻

致命極技(ヴォーパルヴァーツ):爆鎚型(ばくついがた)断層激震(ダンソウゲキシン)】……未習得

 

 

 

致命武技

 

 

致命秘奥(ヴォーパルひおう)【タチキリワカチ】改備(あらためぞなえ)

致命秘奥(ヴォーパルひおう)【オウツキノアカシ】→致命秘奥(ヴォーパルひおう)【オウツキノアカシ】改備(あらためぞなえ)

致命秘奥(ヴォーパルひおう)【ウツロウミカガミ】改備(あらためぞなえ)

致命柔術(ヴォーパルじゅうじゅつ)三日月巴(みかづきともえ)】捌式→致命秘奥(ヴォーパルひおう)【ヒゲツオロシ】

致命秘奥(ヴォーパルひおう)【サキガケルミゴコロ】改備(あらためぞなえ)

致命闘術(ヴォーパルとうじゅつ)朗月正拳(ろうげつせいけん)】玖式→致命秘奥(ヴォーパルひおう)【ゲッカケンセキ】

致命秘奥(ヴォーパルひおう)【オボロサイダン】

致命掌術(ヴォーパルしょうじゅつ)虧月(きげつ)(せん)】陸式→致命秘奥(ヴォーパルひおう)【オウマゼッカイ】

 

 

 

星天秘技(スターアーツ)

 

 

・ミルキーウェイ

・グラヴィトン・レイ

 

 

 

スキル

 

死神の斬撃(デス・マサカー)死神の斬撃(デス・マサカー)昇華(スタンバイ)

終極刺突(グルガ・ウィズ)終極刺突(グルガ・ウィズ)昇華(スタンバイ)

真界観測眼(クォンタムゲイズ)真界観測眼(クォンタムゲイズ)昇華(スタンバイ)

・ブルズアイ・スロー→ブランチャイズ・スロー

・フィーバー・シャイニング→シルヴァディ・スティングレイ

頂天律驚歩(ヌフールァウォーク)頂天律驚歩(ヌフールァウォーク)昇華(スタンバイ)

巨人兵の大厳撃覇(ジャイアント・インパクト)昇華(スタンバイ)

冥土神の裁き(ヘカーティエ・ジャッジメント)昇華(スタンバイ)

聖攣の神覇業(ウルク・フォルセティ)昇華(スタンバイ)

戦帝王の煌炉心(オライオン・スピリッツ)昇華(スタンバイ)

戦神の心構え(モンチュ・レ・プライド)昇華(スタンバイ)

神威光臨進(かむいこうりんしん)

・レーアドライヴ・アクセラレート・昇華(スタンバイ)

神律燼風(しんりつじんふう)神律燼風(しんりつじんふう)昇華(スタンバイ)

十傑斬覇(じゅうけつざんは)獣神斬滅(じゅうしんざんめつ)

神謳万雷(しんおうばんらい)神謳万雷(しんおうばんらい)昇華(スタンバイ)

咆進快速(フルスレイドル)轟烈迅速(ヴスティオ・ファーレ)

・アドヴェイン・スロー→ジャイロヴォース・スロー

乾坤一擲(けんこんいってき)神腕魔擲(しんわんまてき)

・ブレイジングジャンパー→選択可能

天空神の加護(レプライ・ウーラノス)天空神の加護(レプライ・ウーラノス)昇華(スタンバイ)

奮魂絶闘(オーバード・ソウル)奮魂絶闘(オーバード・ソウル)昇華(スタンバイ)

・ドミノチェイン・ストライカー→チューンブレイク・ストライカー

風暴鬼の飛脚(マルトリアス・レッグス)

破戒神の舞脚(カルナダーハ・シヴァ)昇華(スタンバイ)

英雄王の威光(ギルガメッシュ・サイン)昇華(スタンバイ)

絶技(ぜつぎ)太陽両断(たいようりょうだん)】→絶技(ぜつぎ)太陽斬覇(たいようざんは)

仙水開蓮(せんすいかいれん)蓮華音穏(れんかねおん)

連刃結(れんじんむすび)九十九(つくも)

刃閃鑼(じんせんら)波狼(はろう)

刻痕栓認視界(リュトラスメル・ウラタナ)刻蓬封点認視界(エディア・キュリス・ウラタナ)

破魔を示す視覚(テトラミュオン・ナルクト)龍脈を映す視覚(ドラスティエル・ナルクト)

速刃(そくじん)塵晴(ちりはらし)】→速刃(そくじん)晴空(はれそら)

・イクス・トリクォス レベル6→エクストライズ・トリデュート

煌軌一閃(こうきいっせん)煌軌連刃(こうきれんじん)

爆芯輪転蹴(メテオ・ドリンラム)

雫波状(しずくはじょう)澄蓮華(スミレンゲ)

・グラッセル・ゼイリアス→ポルータナリッグ・ゼイリアス

・ダイズン・ストンプス→選択可能

拳雨怒濤(けんうどとう) レベル4→レベルMAX

摩天来蓬(まてんらいほう)旭天昇昂(きょくてんしょうこう)

局極到六感(スート・イミュテーション)局極到六感(スート・イミュテーション)昇華(スタンバイ)

居合(いあい)切空(きりそら)

天空の心眼(ラトゥルスカ・アイザイン)天空の帝王眼(ラトゥルスカ・インペリアイズ)

天壱夢鳳(てんいむほう)天壱夢鳳(てんいむほう)昇華(スタンバイ)

・セルタレイト・ケルネイアー

・フォートレスブレイカー

・スラッシュレイト・フォルテシモ レベル1→レベルMAX

・ドリルピアッサー→グローイング・ピアス

・セルタレイト・ヴァラエーナ

・ボンバーナ・グラップル レベル3→レベルMAX

・アレフ・オブ・エクシード レベル1→レベルMAX

流天翔奏(るてんしょうそう)輪天翔律(りんてんしょうりつ)

秀越なる鎚撃(オルフェイム・タンザライナ)

・アガートラム レベル1→レベルMAX

境鳴絶壊昴打(シューヴェイト・ラプソディ)

・セルタレイト・ミュルティムス

王斬儀顛(おうざんぎてん)鬼皇刃侵(きおうばしん)】→王斬儀咲(おうざんぎしょう)阿修羅刃理(あしゅらじんり)

刃王斬(ばおうざん)修羅(しゅら)】→刃王斬(ばおうざん)黄泉(よみ)

刃舞(じんぶ)流転(るてん)】→刃舞(じんぶ)廻旋(りんせん)

・メダリオンレッグス→選択可能

・デッドオブスリル→デッドオアサバイヴ

・シャイニングアサルト レベル6→レベルMAX

・マーシフルチャージャー レベル7→ファウラム・チャージング

・グラビティゼロ レベル1→レベルMAX

三天無双(さんてんむそう)四天無双(してんむそう)

・ドュヨンペイル レベル1→レベルMAX

剣人闘魂(サムライ・ハート) レベル5→レベルMAX

・ヴァーテクス・ガーラザイド

・フルメタルフィスト→メダリオンフィスト

・ストロング・キャリアー→マッシライズ・キャリー

・ウェーブ・スライド→シャルク・スライダー

反力調錣(イナトゥム・カウント)反撃衝突(コリージョンカウンター)

虎崩擊(こほうげき) レベル3→選択可能

皸旒投刹(くんりゅうとうせつ)

・ガードバッシュ レベル3→アンストライク・ビリーブ

・アサイラムサイン→ルーパス・アサイラム

・シールド・スティーブ→シールディア・サフレィト

徹硬鋼突(てっこうこうとつ)

窮戦剋意(きゅうせんこくい) レベル4→レベルMAX

英雄走破(ヒーロースプリント)英雄覇颯(ヒーロースプリーム)

・プロテクト・スマッシュ→盾士の憤撃(レイジングシールド)

・タイフーンランペイジ→ハリケーン・ハルーケン

渾身衝撃(ストライク・アーデ) レベル1→レベルMAX

業魔崩(ごうまくず)し レベル1→レベルMAX

武頼闘気(ぶらいとうき) レベル1→レベルMAX

・スラッシュスレイト→パーティック・スラッシャー

・セルタレイト・スラッシャー

・コンパクト・イステル レベル1→レベルMAX

護り手の献身(ソラティオン・エモニー)守護者の威厳(ヘイルス・ガーディア)

・ティア・セイバー レベル1→レベルMAX

獄貫手(ごくかんしゅ) レベル1

・テンカウンター

・キック・バスター レベル1

眼力適応(ディチューン・アイ)

・ビート・ラン

・ブーストアップ レベル1

 

 

 

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数十匹の水晶群蠍を落下死討伐に加え、変異種たる金晶独蠍の討伐によって、レベル80だったのがカンスト手前近くに至っていた。準備中の二日間に双皇甲虫との周回戦時に、打撃・格闘スキル以外を使っていたからか、進化を遂げたものや昇華に至ったもの、選択可能にレベルMAXに到達した物が多数。

 

しかしペッパーが震え上がったのは、スキルの変化等では無く、致命魂の腕輪と水晶群蠍達のヤバさであり。経験値半減とはいえ、レベルカンスト付近に上昇させた水晶群蠍と、実質レベル32相当の戦闘経験値をもたらした、致命魂の腕輪の凄まじさ。此れだけの力を秘めたアクセサリーの存在が、ペンシルゴンやサンラク以外に漏れたなら、先ず間違いなく『オハナシ』不可避になるだろう。

 

「ヤバ過ぎだろ、コレ………」

 

立ち眩みに見回れながらも、ペッパーは自身の装備を金龍王装から元の状態に戻して。閑散となった水晶の戦場跡地に残る採掘場所で、鉱石や宝石を掘り出しに行った。

 

フィールドで小鎚を素早く振るいながら、蒼空を舞う勇者は一人、死と危険の混ざる水晶の地で採掘を続けていると、遠くから水晶群蠍達が次々と現れて、死の津波を成しながら此方に迫ってくるのが見え。

 

彼はアイトゥイルとの約束を守るべく、濃密な死の気配に背中を押されながら、残されたスキルの全てを点火して水晶巣崖から命辛々、数度の走馬灯を見て死にそうになりつつも、何とか脱出に成功したのだった………。

 

 

 

 






生きて帰る事も、また大事


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