深海三強の
アトランティクス・レプノルカ"
サンラクが消え、彼を呑み込む筈だった超々火力のブルーレーザーは塔の中腹を直撃するが、反転都市ルルイアスの塔に施された力は冥帝鯱のビームにも、破損する事無く其の絶大なる一撃を受け止め。
そっくり其のままの威力を以て帝王の槍を『反射』、まるでトランポリンに跳ね返ったように飛ぶレーザー砲撃は、冥帝鯱の首周りを直撃。あまつさえ其の巨体を『貫通』して風穴を穿ったのだ。
「よっしゃあああああ!直撃、直撃したぁぁぁぁぁぁ!」
巨体が空中から落ち、地鳴りを起こしてルルイアスの大地に横たわる。あれだけの破壊力のレーザーを受けて尚、アトランティクス・レプノルカ"覇頭衝角"は倒れず、あまつさえ起き上がろうとしている。
ペッパーは此の機会を逃すまいとレディアント・ソルレイアのブーストを乗せて、一気に冥帝鯱へと肉薄。其処から一秒後、
「━━━━━ッふぅ…………!ジャストタイミングでブチ込めたみたいだな。と、いけねぇ!まだ終わりじゃねぇ!」
攻撃の波を可視化する
「サンラク!アトランティクス・レプノルカもそうだったが、アイツの皮膚に斬撃武器は重ね掛けて斬らないと『効果が薄い』!やるなら格闘か打撃が良いぞ!」
「解った!なら、
ペッパーが
「おおおおおおおおおおおおおおお!!!脳震盪になりやがれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「はぁあああああああああああああ!!!倒れろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
蹴りが、拳が、冥帝鯱に叩き込まれる。ポリゴンが次々と溢れていき、ダメージが積み重なる。
「サンラク、全力で叩き込み続けろ!起き上がられたら、もう
「ならぁ、俺は『フェアカス』にやられた分をエネルギーに変えるわァァァァァァァァァ!!!アアアアアアアアアアアア!!!!あんのクソアマァァァァァァァァァァァ!リュカオーンもぜってぇ許さねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
チリチリと燃える蒼炎によるスリップダメージが、二人の体力をじわじわと削っていく。特にサンラクは
「なら、格闘の『とっておき』だ。歯ァ食い縛れよ、帝王鯱!」
其の宣言と共に、ペッパーは一つのスキルと二つの『
一つは
もう一つは
「サンラク、フィニッシュ!」
「任されッたぁ!!!」
跳躍からのアガートラム、ハリケーン・ハルーケン、テンカウンター、
「うぉぉ!?」
「サンラク!」
衝撃が爆ぜ、冥帝鯱の巨体がビクン!と一際大きく跳ね、其の身体を構成するポリゴンが崩壊を始めて。空中でサンラクが飛び、ペッパーが空中で彼をキャッチした。そして冥帝鯱は崩壊する身体から、蒼炎が漏れ出して膨張を始める。
「…………フィールドを味方に付けての勝利、だな」
「………サンラク。取り敢えずアトランティクス・レプノルカは倒したら、最後に『自爆』するから此処から逃げるよ!」
「其れを早く言えェェェェェェェェェ!!??」
全速力でダッシュしながら、サンラクは覇頭衝角のシンボルたる頭角を掴み取り、煌蠍の籠手の音声機能による『
ペッパーはレディアント・ソルレイアを用い、上空に飛翔。蒼炎が都市を焼き尽くす中で、彼は何とか灼熱の範囲外へと逃げ仰せ。サンラクは晶弾が
「………成仏しろよ、アトランティクス・レプノルカ"覇頭衝角"。此の戦い、俺とペッパーのタッグチームの勝ちだ」
最後ッ屁に自爆して爆発四散を遂げた、冥帝鯱の跡地には大量の素材が残り。そして此の戦いのフィニッシャーとなったサンラクには、システムコールたるリザルト画面が表示されたのである………。
『モンスター
『討伐対象:アトランティクス・レプノルカ"
『エクゾーディナリーモンスターが撃破されました』
『称号【
『称号【深海を照らす威光】を獲得しました』
『
「えっ、アイツ不世出だったの?………………………マジで?」
其の一撃は頂点の輝き
習得条件:アトランティクス・レプノルカ"
効果:使用時にHPとMPを1になるまで消費し、其の際に消費した数値分のダメージを相手に与える。此の時に発生するダメージは、相手の防具を除いた耐久値を無視して計算される。対象へのダメージ計算後、確定で反動ダメージが使用者を襲う。
己の命とマナを捧げ、乾坤一擲の一撃と共に敵を穿つ帝王の威光。其れこそが不世出の奥義。