君達は如何に攻略する?
スレーギヴン・キャリアングラー。
其れは『
此のモンスターは共通して、自分の体内から『特殊なフェロモン』を海中に撒き散らす能力を持ち合わせており、自身と異性の生物をフェロモンによって魅了し、己の眷属として使役し、戦闘に備えて他眷属と合成し、より於曾ましき姿へと改造する事が出来る。
そうして眷属として従えた多種多様な生態系と共に、海を泳いで行きながら、更なる生物を取り込んで軍隊とする姿は、まさに『巨大な空母と艦載機』の様相を呈するのだ。
────────────だが。
スレーギヴン・キャリアングラーが取り込んだ異性のモンスター達の中には、極稀ながら『寄生生物』に感染したモノが取り込まれる事がある。
其れは巨大な『依り代』を、己の住みかとなる『身体』を求め、食物連鎖を通して次々と『乗り換え』ながら、軈て深海の空母 スレーギヴン・キャリアングラーに辿り着く。
身を潜め、牙を潜め、依り代としたモノを『操り』。巨大な空母に接触した瞬間に、
其れはまるでカタツムリに感染し、本体を殺して乗っ取る『ロイコクロリディウム』のように、深海の空母の脳を破壊して本体を殺害、己が意のままに生きる為の身体に使い、来るべき時に再び同じ事を繰り返す為に備えるのだ。
だが、生命活動を停止したスレーギヴン・キャリアングラーの身体は腐り落ちていき、軈ては深海の世界で朽ち果てて消えていく。死体が消える其の時まで、死した空母は更なる生物達を求めて、フェロモンを撒き散らし続ける『動く厄災』となる。
死せるが故に、死なずの怪物──────そうして誕生したモンスターこそが、
死を越えた者は殺せない。其れを救えるのは……………
「うおおおおおおおおおおおおおお!!!??」
「やべーって!!!何あの『空母』!?さっきから魚飛ばして来てんだけど!?」
「爆撃が止まらないね……!」
「さっきから本体叩いてみてるが、全然ダメージが入ってない!しかもコイツ、多分『死んでる』!!」
「サンラクザン、サンラクザン!?此れヤバいですわ、死ぬ死ぬ死ぬですわぁぁぁぁぁぁ!!」
「エムル、此処がヴォーパル魂の見せ所なのさ!」
『ウォルァア!!!』
ペッパーが空中を駆け抜け、
死という一種の『境界線』を越えた事で、フェロモンを効率的に放つといった『タガが外れた』のか、無造作に撒き散らされてた其れによって眷属となり、無作為に改造された生物達が開拓者とNPCに襲い掛かって、ルルイアスの一区画は無差別絨毯爆撃と高速ホーミングによる、地獄の様相を呈していた。
しかも厄介な事にスレーギヴン・キャリアングラー"
「此れどーするよ!?アイツ時々降りてくるけど、正直近付ける自信無いんだが!?ウェザエモンの麒麟の方が、まだ勝ち目有りそうなんだけど!?」
「空中移動可能なあーくんか、あーくんが持ってる
オイカッツォが叫び、ペンシルゴンが答える。嘗て戦ったユニークモンスター・墓守のウェザエモンが呼び出した、
「レアエネミーだろうと、ユニークモンスターレベルの理不尽は無いと思いたいけど……!っお、あぶねぇっ!!?」
「おりゃあ!」
「せいっ!」
「はあああっ!!!」
ホーミング
だが此のままでは、何れにせよジリ貧になるのは目に見えており、何かしらの解決策を導かなくてはならないのは、全員同じ考えに行き着いていた。
「全く、気分はウェザエモンさんとの戦いを彷彿とさせる『耐久戦』だな………ったくよ!」
「あっちは飛んでるし、爆撃は仕掛けるし、まともに触れさせるつもりが無いでしょアレは……!」
「クソアンコウがぁ………狩ったら其の素材、色々と利用させて貰おうじゃねぇか………!」
ペッパー・オイカッツォ・サンラクが再び空へと上がって行き、眷属として加えたマーマンゾンビ達を改造していくのを見上げながら呟いた時だった。
「ねぇ、皆。多分なんだけど私─────あの巨大鮟鱇の
ペンシルゴンが笑う。其の笑みは嘗て無い程に『邪悪』にして、相応に付き合いが有るサンラク・オイカッツォは、額に冷や汗を滴し。そして彼女はこんな『一句』を読んだのである。
「フフフ…………『死なぬなら
と。
閃いた攻略法