激戦の後に
「はぁ~~…………楽しかった!」
弾丸跳躍突撃巨大オケラの『クレーゼーレ・ヴィンディッシュ』に、大剣大盾装備の重装甲巨大シオマネキの『バタリング・ナイツクラブ』、ホーミングビーム照射の巨大装甲列車ヤスデたる『
そして途中で乱入してきたサイボーグじゃじゃ馬ヘラクレスオオカブトこと『
「
不世出個体を倒す事で、其のモンスターの素材と
戦砕琥示は、戦災孤児を倒した時の
一方の虹華顕燗なのだが、パーティーのリーダーであるという条件とプレイヤー・モンスター・NPCの平均レベルを参照した『バフスキル』らしく、仮にレベル99 Extendのプレイヤー15人編成で固めた場合、七分間とんでもない強化が入る事になるだろう。ライブラリと合同で検証して貰えるか、交渉してみたい所である。
「とまぁ………喜んでもいられない、か」
自分に対する
此方が発見したと雰囲気から悟ったか、ぞろぞろと出てくるプレイヤー達。其の数や『五十人』は下らず、群衆の中にはライブラリや午後十字軍のクランエンブレムを掲げていたり、現在絶賛敵対関係に有る
「えっと………ペッパー、さん………ですか?」
「そうだと言ったら?」
『えっ?』
一人の問い掛けに至極簡単に答えた事で、全員の目が見開かれた其の刹那。ペッパーはトゥワイス・ジャンピング起動で其の場から高く跳ね飛び上がるや、アトロフォスの
「バイバイ」と一言だけ述べた瞬間、誰の目にも止まらぬ速度で空中を疾走し、黒い流星と化して届かぬ場所へと走り去ったのを、彼等彼女等は唯々唖然とした表情で見上げて居たのだった………。
ミルキーウェイの効果が許す限り空中をダッシュスキル駆け走り、効果が切れたタイミングでインベントリアへと籠ってMPの回復を行いながら、ミルキーウェイの再使用時間超過を終えたタイミングで再び空を走り出す。
「リュカオーンの
そうして空を走り、インベントリアでの回復を挟むを繰り返して数回。彼はラビッツへの死に戻りを前に、一つやるべき事をしに此の地を─────
「周りには人は………よし、居ない」
インベントリアを挟んで山頂の縁に着地。今は懐かしき
「とと、思い出に浸るのは良いが目的を忘れるな」
再使用時間を終えたミルキーウェイを点火して、一気に火口に貯まった湖の中へとダイブ。息が続く内にインベントリアを操作・クターニッドの一式装備たる
そして──────
(此処、かぁ………)
湖の底………ヴァイスアッシュ曰く『先々代の赤竜』────名を『赤竜クレプトクルム』が、天覇のジークヴルムに物理的にプレスされて、
身体だけの亡骸と成った竜へ合掌し、水中から酸素を取り込んでは探索を続けていると、人が一人通れるだろう大きさの『亀裂』を発見する。おそらく生身で通る事を想定しただろう狭さだ、
(やるか………!)
通れない?ならば亀裂を広げて、通れるサイズまで拡張すれば良い。巨剛触手を八本全て使って亀裂の間に射し込みつつ、目一杯の力を込めて広げ通る。
隙間が広がり水流が襲い掛かるが其れにも負ける事無く、ペッパーは暗い隙間の先を進み。途中には『溶岩が冷え固まった地層』に遭遇しながら、奥へ奥へと潜り進んで行くと『赤い光』が見えてきて。其の光に導かれる要に進めば、滝の如く水が流れ落ちる場所まで彼はやって来た。
おそらく『深層』と思われる其の場所の、辿り着ける
流れる水の量からして、既に此の場所は水で満タンになっていなくてはオカシイ筈なのに。
『Fololololololo………………』
まるで『太陽』と呼べる其れから聴こえてきたのは、ある意味『鼾』とも形容するべき
だが呼吸をする度に周りの水が圧倒的速度で『蒸発』し、濡れていた一式装備が自然乾燥もビックリな乾き具合になっている。間違い無く
「取り敢えず一式装備は収納確定として、問題は『どうやって炎を採取するか』………だな」
クターニッドの一式装備から
『Fololololololo………………』
随分と気持ち良さそうに寝息を立てる、浮遊球体から如何にして炎を取るか。ゲーマーらしく、謎解きに挑むとしよう。
其れは地底の『赤』