戦いを終えて
※少し短いです
シャングリラ・フロンティア第15の街・フィフティシアにて起きた、クラン:
其の大将戦で修正前剣聖・サイガ-100との一戦で大立ち回りを繰り広げ、此の
「よし出来た、春巻き定食………!」
冷凍春巻きを熱した油で揚げて、春雨とミックスベジタブルのサラダに、卵とレタスの中華スープ、炊飯器で炊いた白米で完成した夕食をスマフォで撮影。「いただきます」と合掌し、カリカリの食感とジュワッと滲み出る具材の旨味に舌鼓を打ちながら、十五分掛けて作り上げた食事を完食し終えた。
「ふぅ…………」と一息付くや、食休みに何をするでも無く天井を見上げて。そしてスマフォを操作してシャンフロ運営の問い合わせフォームへ、アクセサリー・封熱の撃鉄の意見を送った梓は一人息を吐いた。
思えばVRゲームに挑戦するという形でシャンフロを初めて、ユニークモンスターやレコード保持者になったり、
(まぁ、シャンフロに戻った後も色々有るんだよなぁ………。イベントというか、オハナシ会というか…………)
其の切っ掛けは双つの狼の戦の後、質問会が行われていた最中であり。考察クラン:ライブラリのクランリーダー、キョージュから放たれた一言から始まった。
「では、ペンシルゴン君。『始めても良いかね』?」
其の一言にペンシルゴンはニッコリ笑顔となり、事情を知らないペッパー達は一体何の事だと首を傾げ。キョージュの目配せを合図としてか、
いや何が起きてるの!?と、ペッパーがペンシルゴンと六人のクランリーダー達を交互に見つめる中、キョージュの口から知らされる事となった。
「我々は此の日此の瞬間。クラン:旅狼を筆頭とし、
──────と。
(永遠の奴………多分ラビッツの実践的訓練の合間合間を突きながら、見えない所でクランに色々根回ししてた可能性が大だな。というかコレ、旅狼が7クランの筆頭って事は俺が頭張るみたいなもんじゃん………。絶対に永遠がウッキウキで、参謀ポジから魔王ムーブするヤツじゃん………)
黒狼相手にド派手な花火を打ち上げたと思っていたら、実は此方までサプライズを花火を仕込んでましたと、完全にしてやられた梓は大きな溜息を付いていれば、突如スマフォから鳴り響く着電アラーム。
電話の主として表示されたのは『永遠』の二文字、狙っていたのかは定かでは無いが丁度良いタイミングでの入電だった。
「もしもし」
『お。やぁやぁ、私のあーくん。君なら多分此のタイミングなら、電話に出てくれるって思ってたよん♪』
相も変わらずケラケラと笑い声が聞こえて来そうな口調を聞きつつも、梓は永遠へ単刀直入に要件を伝えるべくこう言った。
「なぁ、永遠」
『ん〜?何かな、あーくん』
「此の間、休みの日が出来たら自分の部屋に遊びに来てって、永遠は言ってたけどさ。9と13と17に24・25はバイトが休みで、9・24・25は『講義もバイトも無い一日休み』なんだ。で、其の24・25の二日間で──────」
『永遠の両親と俺の両親に挨拶』に行きたいと考えてる。
梓の言葉に、電話越しの永遠から言葉が消える。彼自身も何時かはやらなければいけないと考えていたし、其れが早いか遅いかと言えば、早い方が良いとも思っていた。だからこそ、此のタイミングで言うべきだったと確信していた。
『あーくん…………本当?』
「あぁ。男に二言は無い」
『………解った。其の二日間がフリーに出来る様に、私御仕事頑張るから。あーくんも、其の二日間をちゃんと空けてね?』
「任せろ。俺にとっても永遠にとっても、大事な日になるからな」
『ッ〜〜〜〜!うんっ!』
何れ訪れる二日間はきっと、自分と永遠にとっての大きな
そして其れが己の運命を決める物で有ったとしても、其の道を突き進む事こそが、己の成すべき事だと信じているのだから……………。
両親への御挨拶
500話記念、設定開示コーナー
五条家の面々