武器狂いの依頼
武器狂いの異名を掲げ、連盟クランの一つとなっているウェポニア…………其のリーダーたるSOHO-ZONEが午後十時軍との合同依頼をする形で取り出したのは、土錆色の
全て錆び付いてしまって輪郭で判別する事しか出来ないが、
当然ながら此の光景を見ていたプレイヤー達の視線が、ペッパー唯一人に注がれる様に彼は頭を抱えつつも、取り敢えずペンシルゴン含めた他のクランメンバーに相談する事を決意、SOHO-ZONEに注意事項という名の確認を取る。
「かなり沢山有る………其れに拳銃一つ直すのに、相当な時間を使った。全部直し切る場合、かなりの時間を費やす可能性も在るけども…………?」
「無論此の件については、あちらのクランリーダーの『カローシスさん』にも相談して許可を貰っている。午後十時軍の『ヤシロバードさん』がシャンフロをプレイしている中で地層やらから見付けて、クランの倉庫に保管していたのを
ヤシロバードは旅狼と
「…………解った。ただ今回の件について『旅狼のクランメンバーに相談させて貰いたい』事と、ダブった銃の中から『何を持って行くかは此方に決めさせて欲しい』事。此の条件を飲んでくれるなら、依頼を引き受けるよ」
別の
「其れなら大丈夫。もし旅狼が『重い条件を出さない』限りは、要求を飲むと決めていたから問題無いよ」
「成程。直り次第、連絡を入れる」
「頼んだ、ペッパー君」
SOHO-ZONEと握手を交わし、ペッパーはインベントリアへ土錆色の遺機装達を全て回収。次にインベントリからラビッツの兎御殿内に在る、キュルアの店で購入した『
「やぁやぁ〜………あーくん、おかえり〜…………」
「やぁと、戻って来たかぁ〜………ペッパーよぉ〜………」
「……………皆、大丈夫?」
座標移動によって兎御殿に帰還して休憩室でアイトゥイル・ノワと合流後、ヴォーパルコロッセオに移動したペッパーを待っていたのは、ズタボロの格好とゾンビめいた反応をするペンシルゴンに、半分死にそうな顔をしている
事情を聞いた所、実戦的訓練最終戦で戦っている四人が次々とデスポーンをしたので、一人が戦っている間に残ったメンバーとサンラクで作戦会議する形を最初取っていたが、其れではサンラクへの負担が余りにも大きいとサイガ-0の進言により、攻略者を一人に絞り込みつつ多角的に情報を集中してアドバイスを送ってクリアする形にシフトしたのだとか。
其れによって最初にサイガ-0から始まり、ペンシルゴン→レーザーカジキ→秋津茜の順で続き、サイガ-0は29回でクリアし、ペンシルゴンは38回目でクリア。レーザーカジキは20回目の、秋津茜は19回目の挑戦であるとの事。
「本当に御疲れ様です」
「すなおでよろしい…………」
「んで、京ティメットとの戦いはどうなったよ?」
「……………其れに付いて、ちゃんと伝えておきたい事が有ってな。先ず
そうしてペッパーは此の場に居るメンバー達に、兎御殿から離れていた間に起きた事情を、出来る限り詳細に理解り易く説明していく。
「──────という感じなのですが…………」
「えー………つまり?」
「ビィラックちゃんに修復依頼を出せば、私達が銃火器を使えるって事で良い?」
「銃の種類がダブった奴から選ぶ形にはなるが、そう受け取って構わない。ただ彼女の負担を考えると、長い目で見る必要は有るかなと」
シャンフロに置ける銃は『装備者の
「取り敢えず一旦ログアウトして、昼飯兼休憩をして来るわ。後、オイカッツォ達にも相談しないといけないし」
「多分ルストの奴が聞いたら、狂喜乱舞不可避だろうしなぁ…………」
先々の事、今現在の事。諸々を含めて旅狼が抱えた物は、新たな力と
今日の昼飯は、ざるうどんにしよう。
兎御殿の休憩室に戻ってセーブ&ログアウトでシャンフロから退出した梓は、先にマグカップに水を一杯注ぎ入れて飲み干し、手洗いと嗽を行って昼飯作りに取り掛かった。
手鍋で湯を沸かしつつ並行しながら冷凍室から冷凍肉と冷凍うどんを取り出し、冷蔵庫からは生姜ペーストチューブ・焼き肉のタレ、野菜室からは長葱を取り出し、俎板で半分を切り出した後に一口大に切り分けて、フライパンを中火で熱しつつ投入。
フライパンでじっくりと火を通して、柔らかくなったタイミングを見計らい冷凍肉を加え、手鍋の湯が沸いた所でうどんを投入・さっと湯掻きながら、フライパンに生姜ペーストチューブと焼き肉のタレを適量加えて炒めて火を止め。湯掻いたうどんを流水を流しながら笊で受けて、サササッと粗熱を取り除きつつ、受け皿を用意すれば。
「完成、梓流『焼き肉&ざるうどん』だ………!」
スマフォで写真を撮影からテーブルを拭いて、笊の受け皿の水を油を浮かせる為にフライパンへ入れ、昼飯をテーブルに運んだタイミングで永遠の装着していたヘッドギアが停止し、彼女が起き上がって水を飲んでいる。
「よ、トワ。昼飯出来たよ」
「ありがとう、あーくん」
二人分の箸とマグカップには牛乳を注ぎ入れて、対面し合う形で『いただきます』と合掌。二人は冷たいざるうどんと温かい生姜風味香る焼き肉で、英気を養うのだった。
尚、食事が終わった後に永遠は突然「あーくん食べたい♥」と、ハートの目で彼を押し倒し。其れから五回程身体を重ねて交わり合う事となり、甘ったるい声と水音が響いたのを、此処に記載しておく──────。
昼飯で力を付けて、交わって