VR初心者ゲーマーが往くシャングリラ   作:ガリアムス

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纏めてみた




此のユニバースに置ける晴天流の御業達

晴天流(せいてんりゅう)とは、我々人類が未だ■■に居た頃より脈々と受け継がれていた、古武術流派の一つである。其の実態は雷を天から落としたり、雲の巨腕を背中や手首から生やしたり、火の龍で地面を割いて、灰の龍と共に囲い包む物では無かったという。

 

メンタリティ………即ち精神面に関する物で有り、天の如き精神と心の持ち様を表し、ウェザエモン将軍は其の流派を受け継ぐ者の一人であった。

 

恒星間航行(バハムート)級アーコロジーシップの二番艦・リヴァイアサンには彼や彼以外の継承者のデータが有るそうで、流派によっては『ずっと昔の物』や『優美な型』も有ると聞く。疑問となれば調査したいとなるのは最早、研究者の抗えぬ性という奴だ。

 

リヴァイアサンのデータベースにアクセスし、晴天流に関して調べた結果、非常に興味深い情報と其の絶技達が幾つか判明したので、此れを記録として残す。私が死に、何時の日か誰かがコレを読み、何を思うかは私の知る由も無いが…………そうと決まれば話は早い、早速取り掛かろう。

 

 

 

 

先ず大前提として晴天流という流派は、此の惑星に辿り着き、刹那博士を始めとした研究者達によって最初に設定された『流派スキル』と呼ばれる物であり、此れには『七つのカテゴリー』が設定されている。

 

其れが風・雷・波・空・雲・熱・灰から成る七系統、抜刀居合の『風』に、柔術の投げに特化した『波』、体内電流を利用した『雷』までは理解出来たが、声だけで敵を倒した呼吸法の『空』に、発汗機能を使った『雲』等は、当時の私の理解を越える現象であり、説明を受けるまでは画面越しに『どういう事だ………』と呟いてしまった。

 

更に七系統には一系統毎に各々『三つの派生』が存在し、其々を極めた先に在る『奥義』は派生に置ける『集大成』に当たる技であると同時に、其の何れもが奥義として相応しい、謂わば『絶技』と呼べる破壊力と、窮地を脱するポテンシャルを秘めていると言って良い。

 

また風・波・雲の系統達は、使用者の『筋力』が高水準に達している程に破壊力が絶大であった事を踏まえると、やはり武術を扱う以上は相応の筋力を保有するか、強化装甲等で補強する事が推奨されるだろう。

 

 

 

 

晴天流の奥義達はどれも強力無比の出力を記録したが、迫る■■■■や■■■■の脅威を前に僅かな思考の隙で、守れる筈だった存在を守れない結果が生まれてしまう事が増えていった。

 

其れを鑑みたウェザエモン将軍は七つの系統に在る二十一の奥義達を、嘗て晴天流の免許皆伝時に賜ったという言葉に従い『一系統毎に一つの奥義』として定める事で、思考のタイムラグを極限まで削ぎ落とし、絞り込んだ技を徹底的に磨き上げた事により、戦場にて大戦果を挙げる程の活躍を見せた。

 

彼が刹那博士に言っていた言葉はこうだという…………『多彩は確かに善い(・・)。しかしながら一意専心の修練こそが、晴天流皆伝の道と知れ』…………と。

 

また晴天流の奥義は『七つ其々を習得する』事で、其処から『最終奥義への道』が開かれるらしく、リヴァイアサンのデータベースには幾つかの最終奥義に関する記載が有ったので、是非とも実物を拝んでみたい所であった。

 

 

 

 

 

此処からは私が確認出来た、晴天流の奥義を纏めていく。

 

 

風系統

 

 

 

晴天流【風】奥義「断風(たちかぜ)

 

風系統・抜刀居合の中でも速度に置いて、最速の一撃を誇る一太刀。『最速で鞘から刀を抜き、最速で敵を斬り、最速で鞘に納める』………其の一連の挙動全てを『最速』とすれば、最強であるを地で行く脳筋ながら理に適った奥義。

 

ウェザエモン将軍の断風は速い事は当然だが、時間差で斬撃が飛翔するという、俄に信じ難くも其の現象が結果的に発生していた上、抜き打ちの最高速度が0.0000001秒を観測した事もデータベースに残されていた。

 

 

晴天流【風】奥義「塵戦風(じんせんぷう)

 

居合姿勢から回転による抜刀を行い、刃先から斬撃属性を纏った大竜巻を発生させる技で、引き抜き回した際の力が強い程に、竜巻の規模が凄まじい物に変わる。

 

ウェザエモン将軍が天将王装と天王と合体、甲冑形態で放った其の一撃は、群体型の敵の大多数を巻き込み、斬り刻んで磨り潰した程の威力で、其の時の竜巻は天にさえ届く程に巨大だったという。

 

 

晴天流【風】奥義「禍嵐(まがあらし)

 

晴天流【風】系統の中で抜刀速度の断風・範囲抜刀の塵戦風に並ぶ『抜刀威力』に比重が置かれた奥義で、断風で斬り倒せず塵戦風でも巻き上げられない、巨大な敵を斬る時にウェザエモン将軍が使用していた。

 

其の速度は三つの奥義の中では一番遅い物の、三つの奥義の中で最も威力に優れた抜刀居合であり、重装甲に守られていた敵の外殻諸共斬り裂き、内部の重要器官を断ち切り、一刀両断せしめた記録は、当時の研究者達ですら度肝を抜かれた程。

 

 

 

雷系統

 

 

晴天流【雷】奥義「雷鐘(らいしょう)

 

体内の生体電流を増大・増長のプロセスを踏み、刀の鋒から空に電流を流して雷に変換、ウェザエモン将軍の意思によって地面に落雷となって刺さる、雷の中でも広範囲攻撃に当たる奥義。

 

連続で落雷が発生し、敵が複数体居る程に攻撃範囲は爆発的に広がり、其れによって取り残されていた味方陣営を救い出し、戦術機龍:青龍なるロボットと共に敵を叩き潰したという伝説を残す。

 

 

晴天流【雷】奥義「成神(なるかみ)

 

生体電流を増大・増長させるプロセスは雷鐘と同じだが、成神は其のエネルギーを自らの筋肉や神経系に流し活性化させる事によって、様々なモーション感度・神経伝達速度の向上を齎し、有り余るエネルギーは表面に流出。

 

接触すれば感電では済まない威力と、ウェザエモン将軍の身体にも負荷が掛かる事から、刹那博士を中心とした研究チームの元で、出力を超過しない様に訓練と研究を積み重ねた事により、成神は奥義足り得る力を得たのだ。

 

 

晴天流【雷】奥義「霹靂(へきれき)

 

プロセスは雷鐘・成神と同じだが、霹靂は武器を持たない手に、増大・増長させた電気エネルギーを一点収束させ、貫手を叩き付ける奥義である。

 

落雷による広範囲攻撃であったり、自身の身体にエネルギーを流したりと、私から見ても『やりたい放題』な雷系統だが、此の霹靂は『敵の頭蓋に貫手で穿った上で、莫大な電撃で脳髄と神経系を焼き切って殺す』という、単純明快なプロセスで素晴らしい物だった。

 

 

 

波系統

 

 

晴天流【波】奥義「大時化(おおしけ)

 

投げに関する武術体系を組む波系統の中で、投げ技に共通する『掴・即・投』の段階を高速で行う事により、敵に受け身を取らせる隙を与えず、地面に叩き付ける事を目標とした奥義。

 

だが此の大時化をウェザエモン将軍が使用した結果、衝撃的な事が起きていた。其の内容は『ウェザエモン将軍が対象を掴んで投げる軌道上に限り、瞬間的かつ限定的に引力と斥力が物理法則を完全に無視している』…………であった。

 

 

晴天流【波】奥義「大渦潮(おおうずしお)

 

大時化が掴・即・投を以て敵を叩き付けるならば、此の大渦潮は掴んだ集団の敵に囲まれた際、其の中の敵の一体を捕まえ、旋回挙動で振り回して周りの敵を叩き付ける事をコンセプトに置いた技。

 

包囲状態で其れを用い、周りの敵軍を巻き込みながら包囲網を打ち崩し、最終的には掴んだ敵も放り投げて味方陣営を窮地から救い出したとされ、また研究チームによると大時化と同じ現象が『掴んだ物に対して発生した事』を確認したという。

 

 

晴天流【波】奥義「大波浪(だいはろう)

 

大時化・大渦潮と同様に投げる事を着地点にしながらも、此の奥義は『対象を射出する際の速度』に比重が置かれて居るのが特徴。鍛えた筋肉と強化装甲による補助を受けた上で大波浪による投擲は、嘗て■■で行われたスポーツ『■■』の豪速球は愚か、叡智の結晶たる■■■■■■■■■すら軽々と超越した速度を叩き出し、刹那博士含めて当時の研究者全員を困惑させたという。

 

また投げられた物を調べた結果、投擲物は『空気圧や空気抵抗による物理法則の一切から隔絶された状態だった』事が判明。其れによって『世界の理に反逆する為のスキル』の研究………其の果ての『律』を含んだスキルに繋がる起因となったのだとか。

 

 

 

空系統

 

 

晴天流【空】奥義「天鬼夜咆(てんきよほう)

 

元々は体内の残存空気を吐き出し切り、空気中に含まれた酸素を大量補充する為の奥義だったのが、ウェザエモン将軍の直向きな努力と研鑽によって、発声時の『音域振動によるマナ粒子の振動連鎖反応』を用いた、防御及び回避不能の不可視による超広範囲攻撃へと変貌した。

 

体内の残存空気を音域に乗せつつ放つ為、此の奥義を『低音から高音まで変幻自在に声域を変えられる者』が使った場合、あらゆる敵の肉質や装甲を突破・マナ粒子を振動させ、レンジで卵が爆発するのと同じ現象を引き起こせる可能性が有る。

 

 

晴天流【空】奥義「貫光千尖(かんれいぜんせん)

 

──────【記録無し】──────

 

 

晴天流【空】奥義「魁晴(かいせい)

 

──────【記録無し】──────

 

 

雲系統

 

 

晴天流【雲】奥義「入道雲(にゅうどうぐも)

 

元々は汗と脂を皮膚に発生させ、ローションの如く敵の掴みや打撃を往なした上でカウンターを叩き込むという、体内操作を用いたカウンターの武術だった。

 

だが汗の蒸発によって発生する蒸気を、空気中に漂うマナ粒子と反応させた結果、巨大な雲の巨腕を形成して薙ぎ払ったり、捕まえて叩き付けるといった形に変貌。刹那博士含めて当時の研究者全員が困惑し、ウェザエモン将軍は『念じたらこうなった』と述べた事で混乱は加速した。

 

 

晴天流【雲】奥義「大雲海(だいうんかい)

 

──────【記録無し】──────

 

 

晴天流【雲】奥義「雲盛群(うんせいぐん)

 

──────【記録無し】──────

 

 

 

熱系統

 

 

晴天流【熱】奥義「火砕龍(かさいりゅう)

 

元々は地面に両脚をドッシリと置いて構える事による、敵からの攻撃を受け止めて、投げによるカウンターや攻撃の衝撃を敵に流し返すという、古武術の体系は何たるかを証明する技であった。

 

しかし体内の脂肪燃焼や筋肉流動による熱を発生させて、熱伝導率の高い物を用いて地面に突き刺すと、地面を引き裂いて敵陣目掛けた一直線に走る火の龍を生み出す物になり、当時の科学者と研究者、人々全員が唖然となった。

 

 

 

灰系統

 

 

晴天流【灰】奥義「灰吹雪(はいふぶき)

 

元々は火砕龍の構えで受けた衝撃を、体内に通して加減速を行った後、敵に変幻自在の型に収まらない型で打ち返すという、所謂『無形のカウンター』であったという技。

 

しかしマナ粒子との反応による産物なのか、火砕龍によって浮かび上がった熱が冷まされ、上空に昇っても冷まされなかった火砕龍と共に黒い灰の龍が落ちる『合わせ技』と化し、科学者に研究者諸共含めて困惑と混乱の坩堝に落とした。

 

 

 

 






絶技執筆





Q、ペッパーは現状何処まで晴天流を知ってるの?

A、完全に理解しているのは【風】と【雷】、【雲】は入道雲と大雲海を理解。其れ以外はウェザエモンの物だけ。



Q、最終的にサンラクと京極(キョウアルティメット)も使える様になるの?

A、七つの系統の三つの派生は全て覚えられども、系統毎の奥義は唯一つのみしか選べない。ペッパーはグランシャリオの特性のせいで、二人よりちょっと特殊な状況になっているが。



Q、仮に他のプレイヤーが天鬼夜咆を使えた場合、影響はどんな感じになる?

A、

サンラク(男):デスメタルボイスに耐性が無いと死ぬ。
サンラク(女):メスガキボイスに耐性が無いと死ぬ。メスガキボイスに性癖を壊された奴は、漏れ無く瀕死の重傷を負ってから死ぬ。

京極(男女共通):王子様系ムーブに耐性が無い奴が死ぬ。

ペッパー(男):耐性が無いと死ぬ。
ペッパー(女):性癖を壊された奴が漏れ無く死ぬ。

ディープスローター(男女共通):皆死ぬ。性癖を知られたら漏れ無く死ぬ。そして最後に残ったのは彼女(もしくは彼)だけ。



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