VR初心者ゲーマーが往くシャングリラ   作:ガリアムス

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弟に報告して

※少し短いです



アットホーム・アセンション 〜突撃、永遠の家 其の弐〜

天音 永遠の実家に来て、弟の天音 久遠に『姉と付き合っている』と報告した後、彼は通信アプリを使って永遠の両親に『姉御がアズサ兄と付き合って挨拶しに来た』とコメントを送ったという。

 

そうしたら『今日は大奮発してピザやローストビーフを買いましょう!』やら『シャンパン買って盛大に御祝いだ!』やら、歓喜に湧いて張り切ったコメントが返ったのを見た久遠からは……………

 

 

「まぁ、何て言うか………。アズサ兄、姉御に何か理不尽言われたら相談には乗るよ。助けるかは別として」

 

 

──────という、何処か哀れみを含んだ視線を送られ。永遠は「愚弟のくせに、随分言い切ったじゃなぁ〜い???ヒューヒュー!!!」と弄った事で、彼はキレて「弄るの止めろや、ねーちゃん!」と反論した。

 

流石に其れ以上は良くないという事で、梓が永遠を宥めていれば、久遠は膨れっ面で『ゲームしてくる!』と自室へと戻って行った為、リビングは静かな時間が訪れる。

 

「あ、そうだ。ねぇ、あーくん」

「どうしたんだ、永遠。まさかとは思うが『久遠弄りに協力しろー!』って言うんじゃないだろうな?」

「違う違う。此れから『私の部屋』に行かないって事。高校時代の永遠様の写真とかが在る、ファンの皆も知らない謂わば『聖域』だよ〜?」

「其れ『爆薬庫』の間違いじゃないですかねぇ…………」

「君の部屋に突撃した時の、私の心からの『御礼』でも有るんだけどねー」

 

もう既に『美味しくいただいて、君のシャンフロの情報と精を搾り取るよ♪』みたいな、そんなヤバい雰囲気が漂っているが、此のままリビングで待つのもどうなのかと思うし、逆に永遠の部屋でイチャイチャしてるのを第三者に撮られるのも、どうにかして避けたい所である。

 

「……………解った。取り敢えず『交わる』にしても、静かにしよう」

「さっすが、あーくん。解ってるじゃん」

 

勝ち誇ったドヤ顔をしつつ、自分の部屋に案内する永遠に手を引かれ、梓もまた荷物が入った鞄を運んで行くのだった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天音 永遠の実家の部屋…………梓が最初に予想したのは、カリスマモデルを志して努力を重ねた『根幹』が在るのでは?──────そう思っていたのだが、二階に在る鍵の掛かった扉を開いた其の先には、薄いピンクの壁紙や可愛らしい白熊のぬいぐるみ、小さなラジオにベッドや勉強机、果てには白木作りのタンス等々、俗世間の女子高校生が好むカラーリングが施された、ある意味『普通な部屋』であった。

 

「驚いたな…………永遠もこういうのが好きなのか」

「私だって、昔は麗らかな女子高生時代が有りましたよ〜?」

 

扉が『カチャリ』と閉じられた音(・・・・・・)が聞こえた後、永遠は部屋のカーテンを閉めてベッドに座り、彼女がポフポフと隣を軽く叩いていて。対する梓も「失礼」と一言述べてから座り、顔を横に向けた事で互いに視線と視線が交わる。

 

そうして二人の男女は意図せず、或いはそんな雰囲気になっていたのか、互いに口付けを数度交わし合い。軈て舌を絡め合うディープキスを経て、首筋や耳を舐めた合い、口付けを続けてボルテージが高まり。目に獣を宿した雄雌は服を脱ぎ捨て、ベッドへとダイブしていった。

 

其れから五度程の交わりを経て、二人は落ち着きを取り戻した後、梓は「大丈夫だったか?」と永遠を抱き締めつつも、優しく頭を撫でて髪を解しながらに問い。永遠もまた「大好きだよ、あーくん」と一糸纏わぬ姿で、ベッドで梓に抱き締められて寝転がりながら言う。

 

「フフフ………♪必死になって求められたの、私は凄く嬉しいよん」

「相変わらず綺麗だよ、永遠も」

「ありがと、あーくん♪夜になったらまた(・・)するからさ、ちょっとした『差し入れ』を君にね」

 

そう言ってベッドから起き上がり、旅行用のキャリーバッグから取り出したのは、明らかに其の用途に用いるタイプの『精力剤』。

 

其れも一本や二本ではない、軽めに見て『十本以上』は確実に在り、そして其れに付随する様にゴムも十数箱は用意されていて、一応此方でも購入・鞄に入れて持ってきたのだが、其れ以上に彼女は気合が入りまくっていた様子。

 

「明日あーくんの両親に御挨拶しに行く時に、君の部屋でも『やりたい』からさ。ちゃあんと回復しないとね?」

「…………シャンフロで肉食獣の目をしてたもんな…………」

 

此れは夜所か朝方まで続きそうな予感を抱き、されどたまにはゲームの事から頭を離れて、有意義な時間を過ごすのも悪くは無いだろう。

 

時刻は六時を少し過ぎた所で、コンコンと部屋の扉がノックされ。ゲームをしていた久遠が、こんな事を言ってきた。

 

「姉御、親父と御袋が帰って来た。ピザやらローストビーフやら、色々買ってきたんだとさ。先に降りてるぞ」

「はぁーい♪」

「あぁ、其れと……………」

「ん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………親父が『さっきはお楽しみでしたねぇ』で、御袋が『親戚に良い報告が出来そうで良かったわぁ〜』だとさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「んじゃなー」と告げて久遠は一階へ降りて行き。対して永遠と梓は互いに顔を見合わせた後、そそくさと『やった』痕跡の後処理を済ませ、脱ぎ捨てた衣服達を着直したのであった…………。

 

 

 

 






家族の御付き合い


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