撃ち込め
「物理射撃効かんくなってきた!」
「耐性付けられれると厄介だ!兎に角削りまくれ!」
「NPCとテイムモンスター組は退避!!
「危なくなったら即時退避で行く!!!」
「ヨッシャ、ブチかませ!!!」
第一形態時の痩せこけた仔馬の状態から皮を脱ぎ捨て、骨だけの姿へ変貌した
興味本位で覗こうとしているサードレマ市民を避難させ、大疫青の発病判定が『生命体』にのみ効いている事を含め、身体の構造が機械のみである征服人形には効果が無い事を予想、慎重かつ大胆に確かめた事で『機械には発病判定が行われず感染しない』という結果が示されたのだ。
故にエルマ=
後詰めにペッパーが神代の遺産を其の身に纏い……………嘗て
「五秒前…………今ッ!『厄を抑制せよ』!」
「魔法は暴走するから物理攻撃主体!ニーナちゃんにサイナちゃん、ヒトミちゃんはドラゴメンのブレス攻撃!私達はあーくんの居る場所から離れられないから、離れ過ぎない様に気を付けて!」
「
「
「了解した!」
言靈が機能を発現させ、積み上げた偉業を容易く踏み躙る大疫青の、死を招く発病の領域が『改変されて』僅かな時の安全圏へと変わり。
高レベル帯のプレイヤー達が此処まで大疫青相手に病で倒された怒りや恨み、蓄積された鬱憤や雪辱を晴らすべく、持ち得る最高火力を空間内から放って、青き骨の馬を思い想いに征服人形と力を合わせて全力でブン殴る。
「にしてもさ、あーくん。其の鎧を戦闘中に公にしちゃったけど、後悔は無いの?」
「ジークヴルムの真理書で金龍王装の情報が不特定多数に知られたから、気付くのも時間の問題だった事を含めても、始源存在に手は抜けないと判断したので後悔して無いよ。ととっ、今だ!『厄を抑制せよ』!」
シャンフロの世界には
「さてとペンシルゴン。あのブルーポニーが『切札』を繰り出すんは、一体何時になるかねぇ?」
「全体的なレベルが如何せん偏ってるのも有るけど、プレイヤーの数を要求してる事も大分厄介なのがなぁ………。うさちゃん達はスクロールで帰還させたとはいえ、未だ高レベルプレイヤー御断りな状況はホント困ったね」
貪る大赤依との戦闘で四苦八苦させられた経験を持つが故に、蛸極王装の能力で発病の領域に抗いながら戦って、奴の…………大疫青の持つ『奥の手』を繰り出させたいのだ。
ライブラリのプレイヤーによれば、ベヒーモスの十階層のデータベースにて判明した情報で『嘗ての在りし日に居た神代人類達も、大疫青が持つ病の発症に手を焼かされて、苦戦を強いられ。最終的には金龍王装装備者百人による交代での
「銃火器に物理矢にスキル含めて殴ってるけど、初心者推奨レイドモンスターとはいえ、レイドはレイド…………そうそう潰れちゃくれないか!」
「三、二、………ッ『厄を抑制せよ』!!兎に角攻撃連打!!ヒトミさん!!ちょっと近づき過ぎてる、ニーナさんとサイナさんと共に三メートル後退を!此の空間は射程三十メートルなので、此方の動きに合わせて行動を!」
状況改変による味方の護衛、
そして─────────
『Brrrooooararararararararaiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii─────────!!!』
彷徨う大疫青は
だがしかし…………左方始源眷属の持つ切札が黒き神との『接続』によって移行するのとは異なり、右方始源眷族の持つ切札は白き神の支配からの一時的な『
旧き時代に我に取り込まれながらも抵抗し、我が身の内部での生存競争に勝ち残った五体の内の一体よ、在りし日の姿を取り戻させよう……………と。
─────────仔馬よ、青き仔馬よ。
─────────我が身に乗りし、無数の敵を殺せ。
─────────其の為の力を、お前の旧き日の姿を呼び戻そう。
根源は青き仔馬に述べ、眼が在るべき場所に無い、骨で出来た
『彷徨う大疫青が目を開きて肉を纏う──────』
『青き災厄が悪夢を呼び起こす─────』
『
青き天馬が嘶き、災禍の悪夢が再臨する。
本命の姿