次にやるべきは
ヴァイスアッシュからのユニークシナリオを攻略する為、彼の力が込められた一式装備こと
シャンフロはちょっとだけ御休みとしつつ、気分を変えてネフホロではアタッシュアーマーに積載する武装を切り替えたギガノトフォートレスで対戦相手を倒しまくり、ルスモルコンビ相手には五戦行い一勝ニ敗ニ引き分けの結果となった。
ルストがもっとやろうと言ってきたが、武装の切り替えやら試したい武装やらがまだまだ沢山有るし、もっと知見を広げてからの方が噛み応えが生まれるでしょ?と言って、何とか更に十連戦の流れは振り切れたが、止めなかったら三十連戦は仕掛けて来ると考えただけでもゾッとする。
そんな一幕を経てネフホロからログアウトし、久方振りのデュエガンで射撃訓練を実施から、やって来たのは斬って斬られての世紀末なPK御用達の戦闘世界たる幕末…………もうすぐイベントが有るそうで、今一度幕末世界での戦い方と勘と感覚を呼び戻しに掛かる。
「「「「「「「「「ログイン天誅ッーーーーーーーーーー!!!」」」」」」」」」
「「「「「「「「「ログボ天誅ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!」」」」」」」」」
「あ、皆さん御久し振りですね!元気でしたか天誅返し!!!」
「おわぁアアアアアアアアアアアアアアア!?!」
「げぇっ、よりにもよって血煙じゃねーがぼへ?!?」
「うぎゃーーーーーー!?!?」
久し振りのログインとは言え、やはりログインログボ天誅を仕掛けて来るプレイヤーが多いのを見て、不思議と自然体で安心している自分が居る事から、幕末に汚染されていると解る。
襲い掛かるリスキル組を刀や小槌で返り討ちにして、ドロップアイテムを回収しながらに行く先で攻めて来たプレイヤーも倒し、質屋に武器やらを投げ売りしての町中をかくれんぼしながらに探索と、近く行われるイベントの事を聞き出す。
どうやら今度のイベントは『バトルロイヤル形式』で、開催期間終了時の点数が最も多いプレイヤーが優勝、期間中に死亡したプレイヤーは『悪霊となって自由行動可能』との事で、見立ては派手に暴れるのでは無く、如何にして生き残るかが鍵を握る。
幕末のランカー達にレイドボスのユラの存在も有るが、イベントとは祭りであり、一番楽しんだ奴が勝ちという理念の元に、武器防具の調達とフィールドウォーキングで盤面把握と洒落込もう。
ペッパーが幕末のイベントに備えてプレイしている頃、サンラクはバハムートの二番艦・リヴァイアサンの特殊殻層『
理由はペッパーによって解禁され、現状自分達クラン:
全米一位の最高峰の格ゲーマーたるシルヴィア・ゴールドバーグ相手に勝てたのも、此のウェザエモンが使った奥義を
「さて、そろそろ約束の時間だが……………おっ」
社の出入り口である転送装置が光を放つ。そうして現れた肉塊と目玉に口がくっ付いた、異形の鎧を纏ったサイガ-0の姿を目視し─────────
「あの、サッ、サササ、サンラララクさ、ここここれれれれれれ、なんんなんなんなんなんんんんんんん……………─────────」
「レイさん!?」
走り寄る中でサイガ-0に突然
「参ったなコリャ…………。前にレイさんが言ってた『機器の調子がちょっと悪い』ってのが、此処で回って来たのか…………」
ヘッドギアの故障か、其れとも寿命なのか。何方にせよ本体側のトラブルなのは変わり無いので、此方も一旦ログアウトして彼女と連絡を取らなくてはならない。
サンラク:玲さん、大丈夫?
サイガ-0:ごめんなさい!ヘッドギアの寿命が来ちゃったみたいです…………
サンラク:前のデートの時、調子が悪いって言ってたしね………
サイガ-0:新しく買い換えるにしても、数日は掛かりますから………
サンラク:ですねー…………。一応携帯端末経由でデータ移行の用意はした方が良いと思う
サイガ-0:そうします
サイガ-0:今日は約束を破ってしまい、本当に申し訳ありません……
サンラク:いやいや、問題無いよ。所でレイさんは予備のヘッドギアは持ってるんですかね?
サイガ-0:すいません、実は持っていなくて………
サンラク:うーむ…………。あ、もしかしたらだけど何とかなるかもしれない
サイガ-0:へ?
サンラク:玲さんがレンタルオッケーかどうか次第ではあるけど…………
サンラク:自分が使ってたヘッドギア型で、今は理由有って使ってない奴を玲さんが新しいのを買うまでの間、貸し出すって算段にしようと
サイガ-0:良いん、ですか?
サンラク:大丈夫大丈夫
サンラク:日時は…………明日は日曜日か。となると、朝御飯と夕食は取らなきゃいかんし…………
サイガ-0:えっと、もしかして予定が…………???
サンラク:あ、家の決まりと言いますか………、日曜の朝と夕は家族で食事を取る事になってて
サイガ-0:あの…………もし、ですけど…………
サイガ-0:陽務君が、邪魔でなければ、ですけど………
サイガ-0:陽務君の、家に、遊びに行っても…………良いですか?
サイガ-0:ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!?!!??!
サンラク:いや、良いですけど…………玲さん、本当に大丈夫??
サイガ-0:あびょろぼえるべにゅむ!?!!?!?!!!
サイガ-0:い、ひへ!!だふじょびぶでひゅ!!?
サンラク:いやホントに大丈夫!?
サイガ-0:ダイジョウブデス。
サイガ-0:ダイジョウブデス。
サイガ-0:アシタノ アサ ジュウジ ニ イキマス
サンラク:アッハイ
個人的なチャットのやり取りで、
其れを使用人に見られて、頭を抱える事となったのであった…………。