激闘の先
幕末イベント『極限月下』に置けるブラッドペッパーの最終成績は、イベント最佳境辺りでの参戦と得点の高いプレイヤーをキルした事も有ってか、初イベント参戦で『
イベント報酬は後日プレイヤーのインベントリに入るそうで、ログイン天誅やログボ天誅に並ぶ『報酬確認天誅』が横行する未来が見える。
肝心の一位?レイドボスのユラです、最早幕末イベントでは当たり前の、イベントが終われば幕末イベント一位報酬を巡って『レイドボス・ユラ 対 幕末ユーザーのレイド戦が始まる』流れの為、プレイヤーの間では『何時もの』やら『実家の様な安心感』といった声が有るそうだ。
其れは其れとして幕末イベントから一夜明け、ネフホロで武器購入や周回に対戦をしたホットペッパー…………シャンフロ世界ではペッパー・
「さてと……………。作った者として、『此の子』の面倒をちゃんと見なきゃね」
観客席で見守る者達を横目にインベントリアから取り出すのは、逆手持ちにする事で『天覇のジークヴルムを持つかの様な』意匠を施し、ペッパー・天津気が『握りし者の原点を思い出し、其れを叶える様にと願いと想いを込めて』製作した、一本の覇刀。
不滅のヴァイスアッシュの
早速インベントリアから取り出し……………
『問おう。オレを手にして、オマエは何を成す』
覇刀:龍神楽の龍頭部の目に当たる箇所が『開き』、口に当たる場所が『パクパクと腹話術』めいて、生みの親であるペッパーに『問い掛けた』。
「……………やぁ、ドラグマ。俺はペッパー、ペッパー・
ロールプレイを演じるペッパーでは無く、人としてそうなりたいと願う梓の持つ言葉を聞き、龍神楽は暫し沈黙し。
『誰かにとっての英雄、そしてオレだけで無く、信じる者達と叶える、か……………『面白い』。であれば、オレはオマエと共に英雄と成ろう』
「ありがとう。あぁでも、俺はドラグマの意見や想いも尊重したいからさ」
『……………そうか。フッ、キサマは随分と変わり者だ』
一先ず龍神楽に認められたという認識で良いのだろうが、自分に突き刺さる視線の数々が痛い。
何せ現時点で不滅のヴァイスアッシュのユニークシナリオEX【
「カカカ………『武器が意志を持って話す』たぁ、作る時に『随分
「先生の鎧に支えられたという事実は変わりません。更に精進し、修行を重ねていきます」
「おぅおぅ、相変わらず律儀だなぁ…………。まぁ、あんま気負い過ぎんなよぅ」
「はい、肝に銘じます」
ヴァイスアッシュから太鼓判を押された武器、彼の鎧を用いて作った龍神楽と共に、此の先も戦い続けていくと誓う。
「あぁ、そういやぁ『言いそびれた事』が有った」
「言いそびれた事…………?」
そんな状況で今の今迄忘れていたかの様な口調で、何かを思い出したヴァイスアッシュが見届けた後去り際、ペッパーと龍神楽を見て一言述べる。
「おめぇさんが作った龍神楽。其奴はよぅ、オイラからしても『かなり特殊な
「……………………本当ですか?」
『どうやらオレは、ヤツをして『特別』らしい。誇るが良い、ペッパーよ』
オルケストラ…………其の名を冠するは『冥響の歌姫』であり、征服人形との契約及び其の征服人形から『コンサートへの招待状を受け取る事』で、初めて戦いを挑む権利を与えられる七つの最強種が一柱。
影法師の試練の時点で過去や当時に現在のプレイヤーが持つ、装備・防具・武器・アイテム・アクセサリーといった物を、一部除いて『
オイカッツォはユニークユニークユニーク…………!と歯軋り、イムロンは数割増しでネットリとした視線を向けるが、あの一式装備はヴォーパル魂が積み上がる程に力を高め、ヴォーパル魂が上昇する行動を繰り返して堅実に積み重ねれば、何れはオンリーワンの逸品でさえも創り出せる。
話が一区切り付いた状況で、龍神楽と会話をし始めた
「あ、そうそうあーくん、ウェポニアにライブラリからの合同依頼で、ブルーポニー相手に使ってた『
長距離の剣・中距離の鎌・近接距離の拳の三形態で、戦闘領域を支配した
言霊や持ち主の手で形態を変える事により、汎ゆる状況に合わせた戦闘スタイルを構築、担い手の
「熱心に聞いてたもんね、ライブラリやウェポニアの面々…………。で、何処でやるの?」
「新大陸の前線拠点だってさ。因みにウェポニアにライブラリと協力して、数日前からP・O・Pと並行して観客席やチケット販売なんかもやってたよん♪」
「抜け目無いなぁ……………まぁ良いけど」
「あ、其れわた、オホン!オレも噛ませて貰って良いか?」
「良いですよ」
イムロンというプレイヤーはどうにも『特撮関係全般に影響を受けている』という
ウェポニアの鍛冶師プレイヤーも特撮玩具に影響を受けた武器を作る手合いが居るので、おそらく其の源流は
そんな一幕を経て、宝鍠趙弩剣の形態実証を行う為にペッパー・ペンシルゴン・イムロン・オイカッツォ、カルネ=
そして新大陸の前線拠点で他プレイヤーに話し掛けられた際、龍神楽が『何か用か』と一言喋った事によって、前線拠点は大混乱に陥ったのである…………。
其の刀、特殊に付き