VR初心者ゲーマーが往くシャングリラ   作:ガリアムス

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海の中は神秘と危険





呼吸出来ぬ程、息付く間も無く

漸深層の中腹を越え、深層へと少しずつ迫る海中進軍。そして現実世界(リアル)やシャンフロしかり、景色や環境が変われば、其処に生き着く生命達もまた『変化』を遂げる。

 

「おぉ〜…………アルクトゥス・レガレクスだ、深層深海から狩りに出て来たのかな?」

「ギガリュウグウノツカイじゃん、ルルイアス以来久し振りに見たわ」

「…………遠くから見ると虹色に見える」

「だね、ルスト」

「何時見てもカッコいいですね!」

『奴の身は淡白だが中々に美味であるからな。何れ再び狩る時は存分に暴れてくれよう』

 

海中を泳ぐ虹色の煌めきは炎の如く仄かに光り、深海に近付く青と黒の空間を優美に泳ぐ、アルクトゥス・レガレクスの姿を遠目に見た。

 

七つの最強種(ユニークモンスター)・深淵のクターニッドが根城、反転都市ルルイアスの夜の時間に冥府の深海から招かれる、全長だけならアトランティクス・レプノルカやスレーギウン・キャリアングラーにも負けない、素材名に巨遣龍魚と戴く其の姿は、此処からでも充分に大きいと解る。

 

そんなアルクトゥス・レガレクスを目撃し、クラン結成から今日に至るまで遭遇を夢見ていたスペリオルアビス………海洋調査魔導推進征海潜水艇アビス・ベル=ニールの目となるプレイヤーがスクショを撮りまくり、潜水艇からはガタガタゴットンと音が海中に響き続けている事をして、念願叶って余程興奮して居る様だ。

 

「いや呑気にしていて、本当に大丈夫なのか!?」

「そうだぞ、奴は深海の王含めた強者相手に劣るとはいえ、我々からすれば脅威なのだぞ!?」

 

ル・アラバやル・ザンガ含めた魚人族(マーマーン)達が慌てふためいているが、マクティス・ヘルムで水中呼吸を行い、深海三強其々のアクセサリーを着けたペッパーとサンラクには、其の身にリュカオーンが刻んだ傷と寵愛の加護が有る。

 

海中で放つブレスの射程範囲に入ったレガレクスだったが、其の身に途轍も無い重量が突如として熨し掛かる感覚を抱き、視線の先に居る二つの者が頭に着けた深海の王と、黒く黒い狼の気配に晒された事で即座にUターンするや、漸深層の中腹付近を目指して巨体を畝らせ昇って行った。

 

「……………まぁこんな感じで、俺にはリュカオーンの愛呪とサンラクにはリュカオーンの刻傷が有り、自分達よりレベルが低いモンスターが本能的に戦闘を回避や、或いは逃走を選択するので殆どの場合は大丈夫なんですよ。因みに自分はレベル137、サンラクは?」

「俺?レベル147」

「…………つまり?」

「ギガリュウグウノツカイくらいの奴と、そもそも戦闘する事もねぇってこった」

 

「其のまま先に行こうぜー」と軽いノリながらに進むサンラクに、突発的戦闘突入の可能性が深海環境に在るのを知るペッパーは警戒を厳とし。

 

其れを聞いた魚人族達やアビス・ベル=ニールの船内、エルドランザの背中に避難したプレイヤー達はあんぐりと口を開け、唖然としてから数十秒を置いて『えぇっ………』と言葉を漏らす事になったのである。

 

そうして海中行軍で様々な海中生のモンスターと巡り合いながら、一同は遂に漸深層と深層の境界線に辿り着く。

 

「此処から先は本当に危険な海域だ。深海の王を始めとした強者が跋扈し、活動するにしても海中に適した装備が無くては、狩り以前に泳ぐ事すら出来ん」

「魚人族は生まれた頃より海と共に生きる種族であり、海中での呼吸や海中下で武器を振るう『魚人鉄術(マーマーンアーツ)』無しでは戦うのも厳しいだろう………」

「幸い我々の里には魚人鉄術の師範達が居るし、王に仕える親衛隊の中にも鉄術に秀でた者も多い。無事にアルトランティアに到着したら案内しよう」

 

ル・アラバ達本場の魚人族が言うのであれば、其れは真実なのだろう。尤も墓守のウェザエモンの一式装備(パワードスーツ)悠久を誓う天将王装(フォーエヴァー・ウェザリオ)試作型戦術機獣(しさくがたせんじゅつきじゅう)海王(カイオウ)】が合体したルストと、深淵のクターニッドの一式装備(パワードスーツ)深淵を見定む蛸極王装(オクタゴラス・アビスフォルガ)を纏って戦闘すれば話は別だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深層海域……………他のプレイヤーにとっては『初めて』の、ペッパーにとっては『複数回目』、そして魚人族にとっては『自分達の庭』に帰って来たと言える場所であり。

 

周辺は暗く、封熱の撃鉄(ニッショウトリガー)(スペリオル)の起動による炎を灯したり、霊角(れいかく)残影(ざんえい)を照明代わりとする等、光源の確保無しでは夜眼が効く者で無いと活動は愚か、深海の水圧に耐え切れるだけの装備や深海三強のアクセサリー全種装備無しでは、そもそも踏み込む事すら許されない場所でも在る。

 

「俺やルスト達は大丈夫だが、着いて来たプレイヤー達は流石にアビス・ベル=ニールに入ってないと駄目か………」

「モルドが作った海中用戦術機も、流石に深海までは耐えられなかった。其の点含めて、天将王装と海王が此の環境でも海水圧で異常を来たさず、地上と遜色無く動けるという点は本当に素晴らしい…………!」

『妾も此の深さまで潜ったのは初めてじゃが、流石に身体を縮めんと機動力を殺されかねんな。…………其れにしても魚人族は軽やかに泳ぎよる』

「エルドランザさんも凄く速く泳げてますし、負けてませんよ!エルドランザさんから貰った鱗や牙で、此の装備を作った僕が保証します!」

「三強アクセが有りゃ水圧にも負けねぇで済むが、やっぱ寒さ対策無しはキチィぜ…………」

 

ある者は感動を、ある者は環境を、ある者は思考を行い、魚人族の先導の元に海底に在る魚人族の里、海底都市アルトランティアへと向かって進み続け。

 

道中、アルクトゥス・レガレクス同士の海中戦の縄張り争いや、フワフワと流れに身を任せて流れていく海月の群れの旅、遠くで蒼く燃えながらに泳ぐ深海の王ことアトランティクス・レプノルカが、海中の小魚群の渦巻く中へ突っ込む姿だったりと、端から見ても怪物同士による修羅に彩られた地獄と呼ぶに相応しく。

 

途中で藤壺らしき鱗を纏った小魚の大群が此方に列挙して襲い掛かるも、サンラクの刻傷にペッパーの愛呪の気配にUターンを決めたと思えば、頭上を通り抜けた巨大マンタの口に吸い込まれて捕食され、其の巨大マンタも更に大きな一角鯨の口に藤壺鱗小魚共々吸い込まれ、腹の足しにされて。

 

『ペッパーよ、奴が此方を見ているぞ』

「あ、此れは…………!」

「俺とペッパーとルストで奴を足止めする!レーザーカジキは潜水艇と他のマーマーン達を連れて、先にアルトランティアに迎え!」

「友達よ、俺も戦うぞ!海の冬将軍相手には、戦力は一人でも居た方が良い!」

『ネレイス、ガンバる』

 

そして其の一角鯨は腹が満たされないのか此方を見つめ、先程と同じく大きな口を開いて吸い込みを開始、刻傷と愛呪の気配にも負けない事からして、サンラクのレベル以上の強敵だと発覚した事で、重圧が熨し掛かる海中下で動ける者達が武器を手に取る。

 

深海環境の重水圧にも適応した覇刀(はとう):龍神楽(ドラグマ)の初陣も兼ねて、深海に住まう一角鯨との唐突な海中遭遇戦に興じるとしよう。

 

 

 






パンドラの箱が如き深海



※現在のサンラクのステータス



────────────────────────



PN:サンラク


レベル:147(220………UME:20+UMB:200)


メイン職業(ジョブ):仇討人(二刀流)
サブ職業(ジョブ):神秘(アルカナム)愚者(フール)



体力 100 魔力 130
スタミナ 260
筋力 230 敏捷 300
器用 220 技量 230
耐久力 16001(+16000) 幸運 434



装備

左:紅蓮海の拳帯(レガレクス・セスタス)
右:紅蓮海の拳帯(レガレクス・セスタス)
両脚:リュカオーンの刻傷(こくしょう)


頭:マクティス・ヘルム(耐久力+8000)
胴:リュカオーンの刻傷(こくしょう)
腰:マクティス・エレガ(耐久力+8000)
脚:リュカオーンの刻傷(こくしょう)



アクセサリー


格納鍵(かくのうけん)インベントリア
冥王鯱の護鏡(レプノルカ・ミラー)
女帝鮟鱇の秀玉(スレーギウン・ジュエル)
要塞寄居虫の結剣(アーコリウム・ソード)
致命魂(ヴォーパルだましい)腕輪(うでわ)
霊角(れいかく)残影(ざんえい)
霊角(れいかく)残影(ざんえい)
女帝皮布の疑似鰭(キャリアングラー・フィン)



891.050.009マーニ




不世出の奥義(エクゾーディナリースキル)


破統昇格(プロモスピア)
窮速走破(トップガン)
戦砕誇示(ウォールフェン)



致命武技

 
致命秘奥(ヴォーパルひおう)【ウツロウミカガミ】改備(あらためぞなえ)
致命秘奥(ヴォーパルひおう)【サキガケルミゴコロ】改備(あらためぞなえ)
致命秘奥(ヴォーパルひおう)【タチキリワカチ】改備(あらためぞなえ)



晴天流(せいてんりゅう)


【風】

・晴天流「疾風(はやかぜ)
・晴天流「斬風(きりかぜ)
・晴天流「旋風(つむじかぜ)
・晴天流「廻風(まわしかぜ)
・晴天流「轟風(とどろかぜ)
・晴天流「爆風(ばぜりかぜ)


【雷】

・晴天流「雷鳴(らいめい)
・晴天流「雷霆(らいてい)
・晴天流「迫雷(はくらい)
・晴天流「撃雷(げきらい)
・晴天流「貫雷(かんらい)
・晴天流「裂雷(れつらい)


【波】

・晴天流「荒波(あらなみ)
・晴天流「波濤(はとう)
・晴天流「防波(さきなみ)
・晴天流「波旬(はじゅん)
・晴天流「引波(ひきなみ)
・晴天流「波乱(はらん)


【空】

・晴天流「暮叫(ぼきょう)
・晴天流「蒼然(そうぜん)
・晴天流「山彦(やまびこ)
・晴天流「息吹(いぶき)


【雲】

・晴天流「浮雲(うきぐも)



スキル


百閃の剣(ヘカトン・スラッシュ)昇華(スタンバイ)
鋭結点睛(えいけつてんせい)昇華(スタンバイ)
真界観測眼(クォンタムゲイズ)昇華(スタンバイ)
百秀の神腕(サウィルダーナハ)昇華(スタンバイ)
津波鎚連打(タイダル・スタンピング)昇華(スタンバイ)
覇帝の撃鎚(エンペラー・ドランザーハ)昇華(スタンバイ)
阿修羅の覇眼(アスラズ・ロックオン)昇華(スタンバイ)
狼虎皇の極重撃(ヴェアルクフ・ダイナモ)昇華(スタンバイ)
星海飛脚(アステ・ランナー)昇華(スタンバイ)
流究閃嵐(りゅうきゅうせんらん)昇華(スタンバイ)
宿命の狼兆(ウルフェイト・サイン)昇華(スタンバイ)
狼帝の矜持(ヴルフウェス・イターナ)昇華(スタンバイ)
超勢律進(ちょうせいりつしん)昇華(スタンバイ)
星の崩撃(ステラ・フォールン)昇華(スタンバイ)
神律燼風(しんりつじんふう)
律拳災界滅(バスタード・フィスト)昇華(スタンバイ)
・リミット・アセンション・昇華(スタンバイ)
死至強導(ディス・エイン)昇華(スタンバイ)
・マキシマイズ・ダイナマイト・昇華(スタンバイ)
武身極威(ぶしんごくい)昇華(スタンバイ)
双武極輪撃(ダブルチェインアタック)昇華(スタンバイ)
大軍戦滅(ブリフェンド・バウム)
・フューチャー・ヴィジョン・昇華(スタンバイ)
・バリスティック・ドライヴァー
帝釈天化身(たいしゃくてんけしん)昇華(スタンバイ)
断剣壊鎚(だんけんかいつい)
鬼之星鏖滅(きのほしおうめつ)
破戒戴覇(はかいたいは)昇華(スタンバイ)
仁王屹立(におうきつりつ)
剣神超閃(けんしんちょうせん)
・ヴィス・ユガ・昇華(スタンバイ)
睡神の永撃(ノックアウト・ヒュプノス)
鎚撃(ついげき)牙城覇砕(がじょうはさい)】・昇華(スタンバイ)
・スロー・オブ・タービュランス・昇華(スタンバイ)
宙域超速(スペース・ランウェイ)昇華(スタンバイ)
空律歩爽(ニア・クルージング)昇華(スタンバイ)
刀剣大神(とうけんだいしん)昇華(スタンバイ)
巨人撃破(ティポン・ダクド)
・スピリット・オブ・ガーディアン
死線上足踏(デッドホライゾン)昇華(スタンバイ)
星幽界導線(アストラルライン)昇華(スタンバイ)
・ストラトゥム・バスター
清明界玉到観(クリスタル・アドバンテージ)昇華(スタンバイ)
界域を見定む眼(ターゲ・ザ・ワールド)昇華(スタンバイ)
盾王の貫撃(ディフェンシブ・ウィリアルム)
・スペリオル・スピリッツ・昇華(スタンバイ)
覇神剣顛極(アマトノシンギ)血縁鏖殺陣(チツムギミナゴロシ)
必勝の先触れ(ザ・フォアランナー)昇華(スタンバイ)
危狂闘魂(ききょうとうこん)昇華(スタンバイ)
・スキェルツ・ナイツレイド レベル1
・エンゲルス・ガードウェル レベル1
窮域打界(きゅういきだかい)昇華(スタンバイ)
専心情熱(ウェスタ・パッション)昇華(スタンバイ)
勝利の神撃(ヴルスラグナ・スマッシャー) レベル1
業撃(ごうげき)茨木俱緞(いばらきぐだん)】・昇華(スタンバイ)
七天無双(しちてんむそう)
・ハーキュリー・ストライク
畢竟雲耀(ひっきょううんよう) レベルMAX
摩天縮地(まてんしゅくち)昇華(スタンバイ)
・ブレイカブル・スライサー
武軍砕拳(ぶぐんさいけん)昇華(スタンバイ)




マクセル・ドッジアーツ

多重的円周運動(オービット・ムーブメント)
螺旋的確保挙動(スクリューハンド・キャッチ)
副次的防衛挙動(コラテラル・ダメージカット)
相対的立体運動(ソリッド・マニューバー)



仇討の流儀

仇討の観察眼(リヴェンズ・アナラアイズ)
仇討の宣誓(リヴェンズ・コール)
仇討の引導撃(リヴェンズ・フェイタリティ)



同調連結(ハイコネクション)

・七同調連結『臨界速(ブラディオン)』(リミットオーバー・アクセル+重律踏覇(エクシードグラビティ)+韋駄天権現(いだてんけんげん)+リミットオーバー・アクション+ヘルメスブート+迅雷刹華(じんらいせっか)+ボルテージ・ブースター)



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