ログアウトする前にやる事は
彼女曰く「明日ル・アラバ達と共に魚人族の長たる者へ謁見させるので、今の内に確り身体を休めておけ」と言われたが、アスカロンの耐久値をMAXまで回復させてからで無いと安心してログアウト出来ないのは、ゲーマーあるあるだろう。
因みにサンラクはアルトランティアの探査、ルストはモルドがログアウトしたので魚人族の宿を取ってログアウトしてから寝ると言い、レーザーカジキも此れからログアウトしますとの事。
「さてと…………此方もやる事やってログアウトしましょうか」
「
「あ、ヒトミさん。そうですね、此れから行います」
共有状態では無いインベントリア内、マクティスシリーズより切り替え
「深海の重水圧下での活動は、征服人形の中でもマナ型やシェリー型の様な水中探査に秀でた機体で無いと、探索や次世代人類種の開拓補助は出来ない。こうしてインベントリアの中から、契約者の様子を見ている事しか出来ないのは悔しい所でも有る」
「そうですね…………もしリリエル・ニーナさんやエルマ・サイナさんから連絡が来た時、水中だと応答が難しいと思うので、其の時にインベントリアを通じてやり取りを御願いしたいです」
「
出来る事を提示し、ヒトミのメンタルケアを行なったペッパーは、
(こうして安全圏で武器を作ったり直したり出来るのは、やっぱりインベントリア様々だな…………。其れに旅兎王装が有ると、擬似的な鍛冶師のポジションで武器防具の修復が出来るの、本当に有り難い限りだね…………)
一回毎に力や想いを込めて金槌を打ち鳴らし、魔力が注がれる度にアスカロン・リペアの耐久が回復、マナポーションを飲み干しながら
(………そういえば、此の一式装備って武器を進化や真化、そして神化も出来るんだよな)
ふと思い浮かんだのは、
「…………アスカロンを直したら、早速やってみよう。ヒトミさん、良いですか?」
「どうした、契約者」
「此のインベントリア内に置いてある鍛冶用の炉に、燃料を入れて火を焚いて欲しい。炉を暖める必要な燃料は彼処で、持って来て欲しいのは『
「了解した」
ヒトミに指示を出し、ペッパーはアスカロンの修繕を続け。数十分後には耐久値がMAXまで回復完了と、インベントリアの一画に置かれた炉からモクモクと煙が上がり、ヒトミが焔将軍の両刃長剣を持って来る。
「ありがとう」と礼を言って両刃長剣を受け取り、旅兎王装の頭装備・
擬似的な神匠と同じになった自分に、パワードスーツが焔将軍の両刃長剣の強化、或いは真化の
右手で平箸をオブジェクトとして持ち、左手に金槌が握られて【
(焔将軍の両刃長剣。思えばお前とは、随分長い付き合いになったな………)
思い出を振り返りながら今の姿からの決別と、新たなる姿と領域への到達に感謝を。数多の敵を屠った黒雷の白獅子皇ことレオ・ネメアレクス"
旅兎王装の力で武装真化を行い、両刃長剣の刃と鍔と柄に真化を施し続け─────────
「……………ッ、出来た…………!」
焔将軍の両刃長剣の頃は王道中の王道と言えるロングソードだった
其れが真化によって新たに姿を成した此の武器は、『獅子の荒ぶる白い鬣が鍔となり、口から黒い雷光が走る状態をイメージする剣が飛び出した、蒼く美しい柄を持つ』という誰もが此れを一目見れば、其れが『業物だとハッキリ解る姿』へと至り。
そして真化による命名なのだが、既にシャンフロのシステム側が此の武器に対して名を決定していたのか、彼が持つ元焔将軍の両刃長剣の真化武器には『
結果として一徹を代償とながらに行なった結果は『大満足』となり、炉の火を消したりと後片付けをして、インベントリアでセーブテントを張った彼はシャンフロからログアウトしたのであった…………。
尚、肝心の覇皇獅将の両刃長剣の性能とフレーバーテキストはこうなっている。
武器種:片手剣
過去の柵と決別し、ペッパー・
─────汝は覇と威を纏い、黒雷を鎮めし者。
─────汝は世界へ轟き謳う、獅子皇を討つ者。
─────汝は猛々しき気を、絶なる威光を斃す者。
─────汝は数多の闘争を超えし、強者を屠りし者。
─────汝は今此処に、英傑の業たる力を戴く。
首及び関節部位に対する攻撃に、大幅な補正が追加される。
此の武器を用いた攻撃は威圧属性がパッシブで付与され、攻撃を与えた対象に対する通常のダメージ計算と同時に、メンタル値に対するダメージ計算が発生する。
メンタル値が戦闘中に規定値を下回った場合、対象のスキルや魔法の効果や出力、耐性や攻撃防御の挙動と言った汎ゆる要素に影響を与え、戦闘中にメンタル値が0になると様々な状態異常が発生する様になる。
装備条件
【筋力100】【技量90】【器用80】
【歴戦値3000】【高潔度300】
後悔無き一徹
※