深い深いワノ国の森の中…太陽の光も届かぬ奥に、
『夜が来たぞ!
「「「「「ウォォォォォォォォォォ!!」」」」」
『ウム!五月蝿い!!』
「「「「「…………」」」」」シーン…
『良いか?我らは人間どもに畏れられなければならん。それは何故か?解る者はおるか?』
「ハイ!リーダー!」
『何だ。
「人間どもの恐怖が俺たちの力だからです!」
『その通りだ!!褒美にこの桶の底の酒垢を舐めることを許す!!』
「やったー!!」
『しかし…何故、人間どもは我らに感謝をするのだ?解る者はおるか?』
「はい!リーダー!」
『何だ?豆腐小僧』
「きっと、僕らのことをお侍様と勘違いしているのですよ!」
『な、何だと?!』
その化け物どもの頭領、魑魅魍魎の主である
「豆腐小僧!それはどう言うことだ?!」
「我らがあの憎き侍どもと勘違いされてるだと!?」
「侍どものせいでどれだけ仲間を失ったのか忘れたのか!?!」
ギャー!ギャー!ギャー!
「ッ……!」
『静まらんか!!馬鹿者ども!!!』
「「「「「………」」」」」
『豆腐小僧よ…』
「はい…リーダー……」
『一体なぜ、我らが侍どもと勘違いされてると思ったのだ。話してみよ』
「…はい。昨日、僕、いつもみたいに人間の偵察に行っていました。そしたら、人間どもが僕らのことを話しているのが聞こえて…」
『ウム』
「"あの夜に現れるのってお侍様かしら?"とか、"夜になると現れるお侍様達"などと話されており…」
『ム?それでは我らがどうかは分からなくないか?』
「はい。ですが…"あの髪の長い女と豆腐持ってる子の護衛かね?"と…」
「「「「「それお前と
「そうなのです!!だから、僕…僕ッ!!」
『では、我らが侍を襲えばいいのではないか?』
「「「「「え?」」」」」
『我らが侍と勘違いされているのならば侍どもを襲えばいいのだ!!そして!!我らはこの国を出る!!』
「出るのですか?!この国を?!!」
『そうだ!!この国の外には海賊という多くの人間に畏れられてる奴らが大勢いる!!』
「「「「「海賊…?」」」」」
『海賊は、人間を襲い!ものを奪い!食い荒らすものだ!!要するに下衆だ!!!』
「「「「「なるほど!!下衆ですね!!」」」」」
『そんな下衆な奴らよりも、我らが世界の頂点に立ち畏れられる!!それが一番…』
「「「「「はい!!我らが
こうして、傀儡率いる化け物達は世界一の百鬼夜行となるために冒険へ出るのであった。