今日はもう一話更新します。
『…………』ペラッ…
「何見てんだ?」
『甘味を作ろうと思ってな……。何か簡単な物が良いのだが』
「甘味……?」
『菓子だ』
「ああ、お菓子か!でも、何で簡単なやつがいいんだ?」
『作る時間が長いとアイツらを構ってやれぬではないか』
「そうか」
『ああ』
__タイガーの怪我はもうすっかりと治っておるし、ちょいとばかり手伝ってもらうか
『タイガー、少しだけ手伝ってくれぬか?』
「いいぞ」
【とある毒鳥の話…】
「ふあ、ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜……」
「あら、
「んあ?……毛倡妓か」
「はい。うわ、酒臭っ……まさか遅くまで飲んでたんですか?」
「おう。ジジイどもと一緒にな」
おかげで頭いてぇし、寝みぃし……。
「リーダーが知ったらお酒禁止になりますよ?」
「だっははははははははははは!!……………キヲツケマス」
「おい!大変だ!大変だ!!」
「「ん?」」
「おい、どうしたんだ豆腐小僧。そんなに慌ててよ」
「鴆さん!た、大変なんです!!」
「何がだ」
「リ、リーダーが……」
「傀儡がどうした?」
「リーダーがプリン作ったんです!!」
「「…………マジ?」」
「マジです」
マジで大変じゃねぇか!!急いで必要なもん用意しねぇと!!
「ちょ、案内して!」
「俺も案内しろ!!」
「は、はい!!」
「因みにだが……俺らで最後か?」
「はい」
「………そうか」
これは…遅かったかもしれねぇな。死人が出てねぇと良いが……。
「おい!リーダーの手料理は俺が食うんだよ!!」
「ハァ?!私のものですけど!?」
「僕の!」
「
「あ!術使うのずりぃ!!」
「オホホホホ!妖怪たるもの卑怯でも勝てば良いのよ!」
「ババァが言うと説得力があるな!」ヒョイ
「あ、この毒蛇!!返しなさいよ!!あと、私はまだ900歳よ!!」
「間に合った……!!」
「私も参加しますぅ!!!」
「僕もー!!」
「俺の仕事増やす気か?!お前ら!!!」
「うお?!あ、足が…!!この氷…雪女か?!!」
「オデだ」
「雪男…!!」
「プリンはオデのもんだ」アー…
「いっただき!!」ヒョイ
「「「「「あ!!!」」」」」
「あー……ん!!」
「「「「「毛倡妓!!」」」」」
「ん〜〜〜!美味し〜〜〜〜〜〜!!」
「「「「「また負けたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」」
『………何をしておるのだ?』
「お前が作ったプリンの争奪戦だよ」
『ああ、冷蔵庫に全員分入っているぞ』
「「「「「え?!」」」」」
『タイガーに手伝ってもらったら、全員分できてな』
「で、では…机の上にあったものは……?」
『余ったから、我が食べようと思っていたのだ』
「「「「「……………」」」」」サァ……
「も、申し訳ございません!!知らずに、食べてしまいました!!」
『ム?別に気にしてはおらん。美味かったか?』
「はい!!」
『そうか。タイガーにも礼を言うのだぞ?タイガーのおかげで全員分作れたのだからな!では、我は書庫に行ってくる』
「「「「「はい!申し訳ありませんでした!!!」」」」」
「…………これからは確認をとってから始めろ。良いな?」
「「「「「はい………」」」」」
『…………』ペラ…
「な、なぁ…傀儡」
『何だ?タイガー』
「これ、食うか?」
『……プリンか?まだ余りがあったのか?』
「いや、これは…おれが作ったやつで……」
『ふふ…貰おう。丁度甘い物が欲しかったのだ』
「不味くても文句言うなよ?」
『言わん。…………美味い。ありがとう、タイガー』
「……おう」
『さて、次は何をしようか?』