海賊世界で百鬼夜行   作:風人雷震

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百鬼夜行、ダマし討ちに会う

 

 

 

『平和だなぁ…』

「前半だからなぁ…」

「「「「「いえ〜〜〜〜い」」」」」

「緩んでんなぁ……」

『平和だからなぁ…』

「リーダー、海軍の旗が見えます!!」

『……何だと?』

「うわ、マジだ。結構な数だな…全部で50隻近くある。船員は一隻に100人だと仮定して、5000はいると思ったほうがいいかもな」

(ぜん)の言う通りだな。先頭にいる船に乗り込んでこよう』

「おいおい…」

『そのほうが早い』

「「「「「流石リーダー!!カッコいい〜〜〜!!!」」」」」

『では、行ってくる』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【とある首領の話…】

 

 

何でこんな前半にいやがるんだ?!何で…何で!!

 

 

『我が名は傀儡(かいる)。我ら百鬼夜行は貴様らと戦闘する気は無い』

 

 

アンタが何で?!!

 

 

『?』

何でアンタのような実力者が前半の海(こんなところ)にいるんだ!!?

『バカンスというやつだ!!』

「ッ……!!」

 

 

バカンス…あの人がバカンス…?!!こんなちんけ海でバカンス…!!

 

 

『おい、貴様らの(かしら)はどうしたのだ?』

「え、えっと………」

首領(ドン)はお前さんに惚れてんだ」

「「「「「ギ、ギンさん〜〜〜〜〜〜?!!!」」」」」

『我に?何故?』

「マリージョアで天竜人の殺害で有名だからだ。マリージョアの殺戮者って陰で言われてるぜ」

『………殺戮者ならば二代目の方がしっくりくるのだが…』

「二代目?」

『我は百鬼夜行の六代目の頭だ。そういえば、貴様の名を聞いてなかったな。名は何という?』

「ギン。アンタと最初に話していたのはドン・クリーク、ダマし討ちのクリークで前半の海では有名だ。あっちにいるのはパール。ジャングル育ちだ」

「ギン、来い」

「はい。首領」

 

 

おれはギンを殴った。あの人にベラベラと話すな!何より邪魔すんな!!あと敬語使え!!!クソッ…手配書でも眩しく感じたのに、実際に見ると太陽かと思うぐらいの眩しさだ。太陽の化身か何かか?

 

 

『なぁ、戻って良いか?』

「か、構わねえ……です」

『そうか。偉大なる航路(グランドライン)に来るのを楽しみにしているぞ』

「!!」

『さらばだ』

 

 

あの人はおれの船の甲板を蹴ると自分の船の甲板に戻って行った。

 

 

「グランドライン……」

 

 

グランドラインに行ったら、あの人は相手をしてくれるのだろうか?傘下にしてくれるのだろうか?もし、もしもそうなら……

 

 

「絶対に行くぞ…!!グランドラインに!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『コイツだ』

首領(どん)・クリークねぇ……手配書と新聞だけで惚れさせるお前は能力者か何かか?」

『不味いと言われるものを敢えて口にするわけないだろ。ジジイめ』

「だからジジイって言うんじゃねえ!!糞餓鬼!!!」

『乙女の様にうじうじしておるお前に言われたくないわ』

「は?!!!」

『しかし、3年近くのバカンスも飽きるな。タイガーに会いにでも行くか』

「ば、場所知ってんのか?」

『お前が場所を聞けば良いだろう?宝船なら飛ばせるしな』

「いつでも行けまっせ!!!」

「…………分かったよ」

『まったく……女相手なら手際が良いのに、本命相手だとここまで初心(うぶ)とは…』

 

 

『さて、次は何処を襲おうか?』

 

 

 

 

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