海賊世界で百鬼夜行   作:風人雷震

27 / 56
百鬼夜行、夜の活動

 

 

 

『タイガー、我らは明日、夕方まで寝ているから起こすな。良いな?』

「別に構わねぇが……。何でだ?」

『夜にしかできぬ事があるのだ』

「夜にしかできない事……?」

『ウム。気になるなら参加するか?』

「……………おう」

『とても楽しいぞ!皆で食いあったり」

「食いあう…」

『飲みあったり』

「飲みあう……」

『稀にアーロンも参加するのだ』

「アーロンもか?!!」

『ウム!アーロンがいるといつもより盛り上がるのでな。今回はどうなのだろう?後で聞いてみるか』

「お、おれが聞いてくる」

『………そうだな。頼む。では、明日の夜にな!場所は宝船だ!』

「おう!……………一体、何をやるんだ????」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【とある女郎の話…】

 

 

(わたくし)、女郎蜘蛛は料理が好きです。私の作る料理を沢山食べる殿方が好きです。だから、だから……

 

 

「定期的に大量の料理を作りたくなるのです!!」

『今回もすごい量だな。美味そうだ』

「ホォ…今回はラーメンか。罪なヤツがきたな」

『今回は参加してくれて感謝するぞ。アーロン、タイガー。今回はいつもより量が多過ぎる。我らでは食べきれん』パキッ

「気にすんな。女郎蜘蛛の飯は偶に食いたくなるからな」パキッ

「成る程…深夜飯」パキッ

 

 

頭領様とアーロン殿、タイガー殿が割り箸を割る。ああ、私はとても嬉しゅうございます。

 

 

「沢山食べてくださいませ」

「「『いただきます!!』」」

 

 

スープの味は豚骨、塩、味噌、醤油の4種類。トッピングは味玉やたっぷりの野菜、薄切りチャーシュー、木耳(きくらげ)など様々。ラー油やお酢、ニンニク、紅生姜などはお好みで。辛いのがお好きな場合は辛味噌を用意しております。トッピングのおかわりもあります。

 

 

『ハフ…ハフ……』ズズー

「フー…フー…」ゴクッ

「すまん、チャーシュー3枚追加でくれ」

「かしこまりました」

『…………プハァ〜。女郎、替玉一つ。味玉とチャーシュー、木耳乗せてをくれ』

「はい、ただいま」

「早くねぇか?!」ゴクン

『ふっ…さっさと麺を啜らんとスープを吸って重くなるぞ』

「お待たせしました」

『ウム!』

「女郎蜘蛛!醤油の野菜増し増し!!」

「他のトッピングは?」

「味玉!!」

「はい」

 

 

もはや大食い対決のように毎度なりますが…沢山食べてくれるのなら嬉しいです。他の同胞達は3杯で気絶してしまいますが、頭領様とアーロン殿はそれが無いので気合いが入ってしまいます。

 

 

「うえ……もう無理」

「みず……水をくれ……………!!」

「体重が……ダイエットが……」

「吐きそう…」

「吐くな。吐いたら殺されるぞ」

「酒…酒だったなら……!!」

「「「「「言うな…」」」」」

 

 

あら、今回は一杯で終わりですか。つまらない同胞達ですね…。吐いたらブチ殺す。

 

 

『夜のラーメンはとても美味い!女郎の作るものだから尚更な!』

「頭領様…!」キュン

「女郎さん、替玉2つくれないか?」

「トッピングは?」

「辛味噌を頼む」

『ム!女郎、我には味噌ラーメンをくれ!コーンとバターを乗せてくれ』

「ぜってぇ美味いヤツじゃねぇか!オレもそれくれ!!」

「はい、ただいま」

 

 

それから30分…私が作った料理は完食された。

 

 

『美味かったぞ!!』

「一杯で2、3人前はあったな…」

「しかし、食べやすかった。さすが女郎さんだ」

「褒めてもデザートのアイスしか出ませんよ〜!」

「「『いただきます』」」

「やっぱ、リーダーは凄えや…」

「1人で5、6杯食べてるものね…」

「何でリーダー太らないの?私達より食べてるのに」

「リーダーが1番動いてるからだろ」

「「「「「……………それもそっか」」」」」

 

 

はぁ〜…アーロン殿の食べっぷりはいつ見ても最高です。タイガー殿もいい食べっぷりでありました。はぁ〜〜〜〜〜〜……。結婚したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「少し食い過ぎたか…」

『明日…と言うより、10時頃に我は訓練をするつもりだ。一緒にやるか?』

「「やる」」

『ウム、了解した。次の機会では全員誘ってやるか』

「ガキにあの味は早いだろ」

「コアラにアレを教えるのは……」

『ならば、ジンベエ辺りに声をかけるか。アーロン、お前も誰かに声をかけておけよ』

「おう、またあの量がくるとキツイからな」

「今度は大丈夫なんじゃないか?」

 

 

 

『さて、次は何処を襲おうか?』

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。