『やはり散歩は良いものだなぁ』ポテポテ
「そうっすね」
『我はあまり一ヶ所には留まらんから散歩する暇は無いのだ』ポテポテ
「そうっすか」
『こうしてゆっくり散歩するのはワノ国以来であろうか?』ポテポテ
「そうなんっすね」
『ところで、歩くの早くないか?ホーディ』ポテポテ
「…
『…………ああ!歩幅か!!』ポテポテ
(稚魚みてぇ……)
【とある毒鳥の話…】
「
「あ?何だ。急患か?」
「り、リーダーが…!!!」
「傀儡になんかあったのか?!!」
怪我か?いや、もしや代償を払ってないことがバレて…!!
「リーダーが…リーダーが魚人街で乱闘し始めたそうなんです!!」
「…………何やってんだ!!アイツはぁぁぁぁぁぁァァ!!!!!」
俺の心配返せや!!それより、暴れるの禁止って出発前に言ったよな?!言ったよな!?!!
「ッ……原因は?!」
「下衆な海賊がリーダーを襲ったのが原因です!!」
「なんだ正当防衛か……って、なると思うか!穏便に済ませろ!!得意だろ?!」
「鴆さん」
「なんだ」
「今のリーダーが話し合いのできる相手だと思いますか?」
できるだろ。敵船に乗り込んでは沈めて、乗り込んでは殴り倒して、乗り込んでは………あれ?
「全部暴力じゃね?」
「今気づいたんですね…」
「は?!200年前までは話し合いできてたよな!?!!」
「400年前までですよ……」
「………………マジ?」
「マジです」
「嘘だろ…」
そんな前からかよ…なんで気づかなかったんだ……。俺、医者失格……??
「そうだよなぁ…傀儡の暴走も止められず、なんなら話し合いが物理になっていることに気づきもしない俺なんて医者失格だよな…無駄に酒と金を消費してる俺に生きてる意味あるのか?無いな。今なら毒で死ねる」
「いやいやいや!!鴆さん死んだら誰が治療するんですか?!リーダーは放っておいたら怪我はそのままにするんですよ?!!」
「だよな?!俺、必要だよな!?」
「必要です!」
「よっしゃ!!傀儡を回収してくる!!!」
「それはもうタイガーが行きました」
「ありゃ?!」ズテッ
いないと思ったら、いつの間に行ったんだよ…タイガー……。
『すまん。やり過ぎた』
「謝って済むなら俺はいないんだよ!!いくら喧嘩ふっかけられても一発で終わらせろ!!」
『タイガーを馬鹿にされたからつい…』
「なら仕方ねぇか…。で?殺したのか?」
『殺しておらんぞ?タイガーが来たからな』
「成る程な。ま、安心しとけ。そいつらは……もう太陽を拝むことなんて出来ないんだからな」
『そうであるな』
「誰か……助け……………!!!」
「船が沈んで…?!!」
「ヒィ…!!波が、波がこっちに!!!」
「嫌だ!死にたくねぇ!!!」
「助けて!助けてくれ!!」
「ならば、儂等の為に死ぬが良い」ベベンッ
「海坊主の爺さん張り切ってたな」
『船幽霊達もな。本来の仕事であるから嬉しいのだろう』
「俺らのリーダーに傷を付けた下衆どもは死んで当然だが、タイガーを悪く言う奴は魂すらも消してしまわないとな?」
『あんまり暴れるとタイガーにバレてしまうから気をつけねばな…』
「分かってるよ」
『さて、次は何処を襲おうか?』