海賊世界で百鬼夜行   作:風人雷震

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百鬼夜行、それぞれの道

 

 

 

「「「「「か……解散?!!」」」」」

『そこまでは言っとらん!!我が魚人島から出られぬ故、お前達には少しでも自由に過ごしてほしいのだ。だから、好きな場所で好きなように過ごせと言ったのだ』

傀儡(かいる)……それ、解散と似たようなもんだ」

「「「「「(ぜん)さん/殿の言う通りです!!!」」」」」

『そうなのか?』

「はぁ……まあ、傀儡の言ってることは一理ある。行動してみて分かったが、傀儡はタイガーからあまり離れられねぇもんな」

 

 

__そう。何度か上に出ようかしたが、その都度、心臓が握りつぶされるような痛みに襲われた。急いで魚人島に戻ればそれは収まった。原因を調査すれば、タイガーから離れたことが原因であった。

 

 

奇怪(きっかい)な縁が結ばれたなぁ…傀儡」

『タイガーから離れることがそんなに無かった故に、今まで気づかなかったのだな…』

「タイガーがいる島から出ると痛みが襲う。タイガーを連れて行きてぇが、生きてることがバレると魚人島に被害が出るからなぁ」

『ウム。故に、我がここに残ることにした。お前達は我とここに残るか、四代目のいるワノ国に帰還するか、好きな道へ進むか。選ぶ権利がある。我はその選択を責めたりはせん。好きに選べ』

「「「「「…………」」」」」

「…俺はアーロンの方へ行く」

(わたくし)はマクロ殿の下へ行きます」

「「「「「鴆さん、女郎蜘蛛さん?!!」」」」」

『そうか。電伝虫で月に一回は連絡するのだぞ?偶に顔を見せにも来い』

「おう」

「はい」

『他の者達はどうする?』

「わ、私…」

「……俺はワノ国に帰還します」

「アカマタ?!」

「リーダーがここに残ると決めたのなら反対しません。ですが、俺は…リーダーと共にここに残ることは怖い。鴆さんも離れるのならば四代目の下で世話になります」

「僕も…」

「私も……」

「ちょっと、皆んな…!!」

『雪女』

「!」

『お前はどうする?』

「ぁ…………残り、ます。リーダーと共に魚人島(ここ)に残ります!!」

本当の事を言え。雪女

「ッ……」

 

 

__雪女は変なところで意地を張る。我慢しなくても良いものを我慢する。傍若無人に見えて、誰かのために我慢してしまう。だからこそ、本当の事を言ってほしい。

 

 

「ッ……!残り、たいですッ!でも、鴆さんみたいな医者じゃないし、女郎蜘蛛さんみたいに料理が特別上手なわけでもない…!!だから、怖いです…。リーダーの足手纏いに、お荷物になることが…怖いです!」グスッ…

『……そうか。それでどうしたいのだ?』

「私…、ワノ国で四代目の下で修行しますッ!リーダーのお役に立てるように、修行を積みます!!」

『頑張るのだぞ?四代目は厳しいからな』

「ッ、はい…!!」

『あまり泣くと目玉が溶けてしまうぞ?』

「ウッ……ヒグッ…」

 

 

__我ら百鬼夜行はそれぞれの道へ進んでいくことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「医者としてよろしくな?アーロン一味」

「嗚呼、よろしくな。鴆」

 

 

 

「これからお世話になります。マクロ殿」

「お、おう…!よろしくな。女郎ちゃん」

 

 

 

『宝船よ、皆を無事にワノ国に帰還させよ』

「はい!リーダー!!」

 

 

 

 

 

『さて、次はいつ動こうか?』

 

 

 

 

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