「おーい、アーロンいるか〜?」ガチャ…
「
「妖怪に常識を求めんじゃねえよ。このカルテ確認しとけよー。俺は酒飲んでくる」
「待て。何のカルテだ?」
「お前のだが?」
「いつデータとった?」
「
「………」ゾワッ…
「??」
「ちょっと1人にしてくれ……」
「おう?」
何で怯えてんだ?普通じゃねぇのか?あれ???
「よぉ〜鴆」
「は、ハチ?!なに、何か用か!?」
「アーロンさんに島が見えてきた事を伝えてぇんだ。部屋にいるか〜?」
「お、う。いたぜ」
「そうか。ありがとな〜〜〜〜」
カッコいい…!そして愛らしい!好きだ!!
「よ!鴆さん。珍しいな」
「こんなところで突っ立てどうしたんだ?」
「あ?チュウとクロオビか。ハチが…いや、何でもねぇ」
「ハチ?……そういえば、鴆さん。ハチに告白しないのか?」
「ちょ、クロオビ!?」
「こくはく……????」
俺が?ハチに?告白????
「俺に死ねと?」
「チュッ♡…違うって!ちょっと気になっただけで…」
「で?しないのか?」
「
「むぐっ…」
「俺がハチにねぇ……」
「付き合え」って言ってもハチの事だし、買い出しとかそういうのに付き合うと思うだろうし。「恋人になれ」って言ったとしても、優しいアイツの事だ…俺が傷つかないように断るんだろうなぁ。
「断られるのが怖いんだよなぁ……。今の関係が壊れそうでよぉ」
「「………」」
「チュッ♡…なんか意外だな。鴆さん、当たって砕けろ!って感じなのに」
「偏見だ、それは。俺だって臆病になる時はあんだよ。はぁ……
『ぶえっくしゅ!!』
「風邪か?!」
『我がそこまで軟弱なわけなかろう?タイガー。鴆がいらぬ心配をしとるだけだ』
「ハァ……」
「チュッ♡…そこまで心配なら残れば良かったんじゃないか?」
「残ったら残ったでアレコレ言われて無理矢理にでも
自分の事なんか後回しにして、俺らを助けるために動く。妖怪とは思えないその行動をする傀儡が、昔から嫌いだった。俺らは妖怪なんだ。そう簡単に死ぬわけがないのに、アイツは俺らを庇う。俺らの事をずっと考える。だから、だから代わりに俺らが傀儡の事を考える。傀儡のために動く。
「傀儡は俺ら妖怪の宝で希望なんだ。傀儡が望んでいるなら俺らはその通りに動く」
「「うわ………」」
「なんだよ」
「いや、…」
「チュッ♡…傀儡さんってめっちゃ慕われてんだな(ヤバイ意味で)…」
「慕ってたまるか!!俺はアイツより歳は上だぞ!?手のかかる妹みたいなもんなんだよ!!俺にとってアイツは!!」
「へぇ〜」
「そういう事にしといてやるよ」
「テメェら…!!」ピキピキ
俺は懐から
「刺身にされてぇなら最初からそう言いやがれ!!やって殺るよ!!!」
「「ヤベッ!!」」
「逃げんな!!!」
島に着くまで、俺は2人を追いかけた。着いた島の名は…
「コノミ諸島か……東の海に来て、何やるんだよ?」
「アーロンパークの建設」
「シャボンディパークのパクリか?まぁ、良いんじゃねぇの?傀儡の顔に泥さえ塗らなきゃ何しても俺は構わねぇし」
「……お前、本当は傀儡の事好きだろ」
「あんな糞餓鬼に恋愛感情はねぇよ!!
あ、傀儡に拠点になりそうな島に着いた事を連絡したかねぇと。