「宝船!こっちだ!こっち!!」
「
「ダッハハハハハ!!じゃ、魚人島まで頼むぜ」
「はい!!」
魚人島に戻るのも
「フ………」
「…鴆の旦那って、雰囲気変わりましたよね?」
「あ?そうか??」
「はい。なんか……初めて会った頃のリーダーみたいです」
「……俺が?」
「はい」
「そう、か………」
傀儡みたい、か。
「俺はアイツみてぇにうまくやれねぇよ」
アイツはいつも俺の前にいる。俺らを引っ張って進んでいく。それがとても頼もしくて、寂しいんだよな…。
「俺は、アイツの隣に立てねぇからな…」
「え?」
「ん?」
「いや、え?えぇ…??」
「何だよ。言いたいことがあるなら言え」ゲシゲシ
「ちょっ!蹴らないでください!!傷、傷がつく!!」
「おら、言え」
「リ、リーダーは鴆の旦那を
「………………マジ?」
「マジです!!!」
「俺が、右腕?相棒?俺が、俺みたいな奴が?傀儡の……」
女郎蜘蛛でも雪女でもアカマタでもない…この俺が、傀儡の右腕!相棒!!アア、すごく、凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く凄く!!!
「キモチイイナァ…!!」ニチャァ…
「鴆の旦那、顔。顔がヤバいことになってますよ」
「おっと、危ねぇ危ねぇ…」
「……鴆の旦那ってリーダーのこと好きっスよね」
「んなわけねぇだろ」
「マジで言ってんっスか?!!その異常な執着で好きじゃないって馬鹿なんじゃ無いっスか?!!!」
「テメェ喧嘩売ってんなら買うぞ」
「すんません!!!」
「第一、妖怪は執着するのが当たり前だ」
「え?」
「強い感情を持つ人間に憑く妖怪、子供を狙う妖怪、さまざまな妖怪がいるがどの妖怪にも共通しているのが執着だ。
「えっ、リーダーも!?!!」
「傀儡は……初代達が好き過ぎるからな。傀儡が結婚しない限りその執着心は出ないだろうよ」
「ホッ…」
あからさまに安心すんなよ…。
「俺が傀儡を気にしてんのは、アイツが俺の患者で
「欲を言えば…?」
「敵に殺されるくらいなら俺の毒で死んで欲しいな」
希望が敵に潰されるなら自分で潰す。俺らは、相手を恐れれば負けが決まる。足手纏いになる俺らが死んだら、傀儡は見境無く暴れ回る。だから、先に傀儡を殺さねぇと…傀儡が自分を責めて、1人になっちまうから。
「1人になんてさせねぇよな?」
「何、当たり前な事言ってんっスか?リーダーを1人にするわけないでしょ?!」
「傀儡が死んだら肉食って、骨を砕いて飲もうぜ」
「賛成っス!!」
俺らは妖怪。執着心の塊だ。傀儡が死ぬなら俺らの一部にする。俺らの最高のリーダーを世界の一部にするなんて勿体ねぇ。人間にとっての月で、俺らの太陽……傀儡、お前が望むことは俺らが叶えてやるよ。
「よし、さっさと行くぜ!!」
「かっ飛ばしやす!!!」
「さて、次は誰を襲おうか?」