「ひっさしぶりの魚人島だーーーー!!!酒〜〜〜〜〜!!!!!」
「その前にリーダーに会うんでしょ?
「どうせ向こうから会いにくるだろ!今のうちにパーッと飲んどかねぇと!!」
『ホォ…我ではなく、己の欲を優先するのか?』
「ア…………」ギギギギギ…
『久しいな?』
「お、おお…久しぶりだな
あれ?なんか…前と違うような……?
「リーダー、髪切ったんですか?」
『ム?ああ、切ったと言うより切られ……』
「アァァァァァァァァァァァァァァ!!!傀儡の髪がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
『喧しいぞ!!!鴆!!』
宝船の言葉で俺は、腰まであった黒く長かった髪が肩まで短くなっている事に気付く。四代目に連絡しなければ。そして、傀儡の髪を切った奴を殺す。100回…いや、何億回も殺す。俺らの太陽の髪を切った事を、傷つけた事を後悔させる。
「切った奴を教えろ。殺しに行く」
『既に始末されているが?』
「なんでだよ!!!」
『我に向かって来たからだ。何故そんなに荒ぶっているのだ?』
「お前の髪が切られたからだよ!!……ん?始末
『嗚呼、タイガーとホーディ達がな』
「…………」ポカーン
【とある六代目の話…】
__いつも通りに魚人街でタイガーと散歩をしていたら、「名を上げたい」と、言う海賊が我に襲って来た。
『そんな
__油断はしておらんかったが、髪を結うのを忘れておったからな。バッサリと切られた。
「か、傀儡…髪が……」
『ム?髪?……本当だ。まぁ、良い。どうせまた伸びるのだからな』
「………ちょっと待ってろ」
『タイガー?』
「安心しろ。不殺は得意だ」
『いや、そこは心配しておらんが…』
「ホーディにも連絡しておいてくれ」
『なんと?』
「髪を切られたとでも言っておけ」
『う、ウム?』
__タイガーに言われた通りにホーディに、海賊に髪を切られた事を話した。電話はすぐに切れ、数分後に鬼の形相をしたホーディ達がやって来た。そして、我を見るや否や海賊どもを縛り、海王類の巣まで運ばれるのを我は見届けた。
『何故そこまで?』
「傀儡の髪を切ったからだな」
『……髪の短い我は嫌いか?』
「好きだ!!!」
『ならばそれで良いだろ』
__だが、海賊どもはムカついたから巣まで運ぶことは止めぬがな!
「なら今頃、海王類の腹ん中か!いやぁ、良かった良かった!!」
『髪なんぞあっという間に伸びると言うのに、お前らは……』
「でもよ…気に入ってたんだろ?初代達に褒められてから切ってなかったじゃねぇか」
『……これを機に、我も変わろうかと思ったのだ。人間はまだ嫌いだが、カン十郎やおでんの様な人間もいる事を知ったのだ。我が百鬼夜行は加護するべき人間は加護しようと思う』
「………海軍もか」
『護るべきならばな』
「ッ……!!」
『鴆?』
「俺は、海軍を加護するなんて認めねぇ!!」
『………』
「傀儡を、タイガーを、仲間を傷付けた奴等を加護するなんて!!俺らが海賊だからという理由だけで!!あっちの方がよっぽど海賊じゃねぇか!!
『鴆』
「海軍の奴等を、元海軍の奴等だって死んだ方が良い!!」
『鴆!!』
「ッ!」
『それが、
「あ、…かいる、待ってくれ……違う、違うんだ…」
『すまんが、貴様は頭を冷やせ。我が許可するまで我の前に顔を見せるな』
「ァ…………」
待ってくれ傀儡…俺はお前を心配してるだけなんだ。お前がまた悲しまないようにしたいだけなんだ。なぁ、傀儡。傀儡…傀儡、傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡傀儡かいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいるかいる……
「……宝船、ココヤシ村まで頼む」
「ぜ、鴆の旦那…?」
「手始めに、あの拠点の海兵を殺さねぇとナァ?」
「次は誰を襲おうか?」