海賊世界で百鬼夜行   作:風人雷震

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百鬼夜行、ワノ国を出る

 

 

 

 

『我ら百鬼夜行は、今日、この国を出る!!そして!!人間どもを恐怖で支配するのだ!!』

「「「「「ウォォォォォォォォォォ!!!」」」」」

『ふふふふふ…ふはははははは!!』

「リーダー」

『何だ。カワウソよ』

「どうやって外へ出るんですか?」

「「「「「『………………あ』」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【白い鯨の船長の話…】

 

 

あれは…おでん達がおれたちの船に乗ってすぐだったなぁ。

 

「ん?」

「どうしたんだ?白吉ちゃん」

「お前以外に乗った奴がいるな…」

「それ、マジかよい。オヤジ!?」

「イゾウ達じゃないか?」

「いや、普通とは違う気配だ」

『ふふふふふ…』

「「「「「!!」」」」」

『ふはははははははは!!良くぞ気づいたな人間!!我らは妖怪!!人間どもを恐怖で支配する者たちだ!!!ふはははははははは!!!』

「隠れてないで出てきたらどうだ?」

『それはできん』

「なんでだよい」

『既に出てきてるからな!!』ドンッ!!

「「「「「?!!」」」」」

 

 

いつの間にか甲板の中心に女が立っていた。移動した気配も何もしなかった。

 

 

「グラララララ!!こんな小娘が乗ってたとはな!!」

『小娘?誰のことだ??』

「「「「「お前だよ!!!」」」」」

『なっ…!!我はこれでも500を超えてる!!小娘、小童は貴様らの方だ!!』

「説得力がないよい。妖怪だって言うんなら仲間でも連れてきてみたらどうだ」

『………後悔するでないぞ!!』

 

 

そう言った小娘は霧の様に消えていった。

 

 

「能力者か何かか?」

「アイツは………」

「………」

「知ってんのか?おでん、イゾウ」

「いや、おれは噂で聞いた程度だ。イゾウはどうだ?」

「私も噂で聞いた程度です」

「「「「「噂…?」」」」」

「嗚呼………百鬼夜行は、(かしら)となる(あやかし)と百を超える妖が夜、あちこち歩いて回るんだ。偶に人を襲う」

「あの女も百鬼夜行の中の1人でしょう。百鬼夜行の頭はきっと、ぬらりひょんや羽衣狐(はごろもぎつね)の様な大妖怪でしょう」

『残念ならが違う!!』ポリポリ

「来たか……って、おい。何食ってるんだよい」

『ははははは!我が同胞を呼んでる途中で腹が減ってな。胡瓜(きゅうり)などの生で食えるものを見つけたので、皆で分けて食っておる』

「勝手に食うんじゃねぇよい!!……()?」

『嗚呼。ちょっと待て』ポリポリ

 

 

女は急いで胡瓜を齧って飲み込んだ。

 

 

『ん"んっ!!………聞いて驚け!!人間どもよ!!我らは百鬼夜行!!そして!!我はこの百鬼夜行の(リーダー)!!名は傀儡(かいる)!!我ら百鬼夜行は人間どもを恐怖で支配するために国を出たのだ!!さぁ!畏れよ!そして、平伏(ひれふ)すがいい!!

「傀儡ってーと……河松とカン十郎が話してた奴ってお前の事か!!」

『ム?貴様、河松とカン十郎を知っておるのか?』

「おう!おれの仲間だ!!」

『そうか。ところで、何故貴様は国を出たのだ?貴様、見たところ良家の者であろう?後継をしなくて良いのか?』

「………何でわかんだよ」

『ウム…鎌鼬ー唐傘ーちょっと来い』

「「あいよ。旦那」」

『あの国の現将軍って誰だ?』

「スキヤキ殿ですよ」

「後継はおでんですな」

『成る程……して、おでんよ』

「何で名前わかんだよ……」

『継がなくて良いのか?』

「おれは外の世界を見たくて国を出たんだ!おれが満足するまで帰らん!!」

「「「「「おい」」」」」

『ウム!!その心意気は良い!!我が許す!!』

「「「「「おい!」」」」」

『あ、我らは次の島で降りるから気にせずいつもの様に過ごすがいい。船幽霊などはこの船に危害を加えぬ様に言っておこう』

「「「「「サラッとヤバイこと言ったな?!!」」」」」

 

 

適当な島に止まって女……と、一体どこで寝てたんだって言うぐらいの化け物達を降ろした後、ちょっとした不運が1週間続いた。

 

 

ガンッ「イッッッ……!」

ドンッ「うおっ?!」

ゴロゴロゴロ…「ギャァァァァァ!!」

「………あの女の仕業か?」

「クエーー」

「ん?手紙か……」

 

《すまん。座敷童子が少し力を使ってたらしく、それを忘れたまま降りてしまったらしい。1週間で不運は終わるので我慢しろ。

傀儡》

 

 

詫びの品なのか酒が後から送られてきた。おでんとイゾウに聞いてみたところ、酒一滴で海王類が10匹酔うほどの幻の酒らしい。どこで手に入れたんだ……そんな酒。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………暇だな』

「暇ですね〜…」

「暑いわ〜…」

『海の中って涼しそうだよな…』

「「絶対嫌です!!」」

「「行きましょう!」」

「「そんなとこより雪国がいいですー」」

『…………とりあえず、船を調達するか』

 

 

『まずは何処を襲おうか?』

 

 

 

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