『…………』
__もうすぐでウォーターセブンに着くが、これはハッキリさせておかねばならんだろうな。
「
『いや、考え事をしていただけだ。ウォーターセブンに着いたら、クロオビとギン、我で一旦街を探索する。ついでに買出しもだな。他の者達は船の警備を頼む。緊急、または客人が来た場合には連絡をしろと伝えろ』
「おう」
『………タイガー、体の調子はどうだ?』
「ん?お前の飯で戻ってきてるが…どうかしたのか?」
『いや、それならばいいのだ。しかし、そうか。だとするならば、やはりアレが原因で……』
「傀儡?」
『タイガー』
「?」
『我の伴侶にならぬか』
「……は?」
【とある鯛の話…】
『我の伴侶にならぬか』
「……は?」
はんりょ……伴侶?!そ、それってつまり……
「け、結婚って事か?」
『嗚呼』
「な、なんで…」
『なんでも何も…性交したではないか』
「したけどよ…良いのか?おれで」
『我はお前を信頼しておる。信用しておる。そうでなければ我はお前と性交したらなどせん。お前に告白されてからずっと共に過ごしてきた。そして、お前が我を本当に愛しているのだと分かった』
「やっとか…。気付くのが遅すぎるんだよ、お前は……。おれはお前以外をこれ以上愛することなんて出来ねえ」
『嗚呼、それは我も同じだタイガー。我もお前以上に愛せる者はいない』
「傀儡…」
『タイガー、我と同じ時間を生きてくれぬだろうか?我の伴侶として、我が死ぬまで側にいてくれぬだろうか?』
「お前が死んでもずっと側にいてやる。死んでからもずっと側にいてやる。おれは海賊だ。手に入れたものを手放すわけないだろう」
『我も同じだ。お前は我を娶るのだ。他の者どもに移ろうとするならば我はお前を殺し、喰らおう。我は執念深いからな』
本気なのだと分かる。本気でおれと結婚しようと思ってくれている。嬉しい…嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい。少し卑怯な手を使ってしまったが…それでも、傀儡が手に入るのならば…
『嗚呼、一つ言い忘れていたが』
「?」
『我は
「?!!」
『我が欲しかったのは分かるが、まさか媚薬…いや、惚れ薬か?それに手を出すとは思わなかったな』
「………すまん」
『気にしておらん。それほどまでに我を愛してくれておるのだろう?』
「当たり前だ」
『ならば、我もその想いに応えよう。我がお前を愛していると自覚したのは魚人島で共に暮らしていた時だ』
「は、!?」
『そんな前から?と、思っているだろう。嗚呼、そうだ。お前に告白されてから我はずっとお前の事を考え続けた。我の頭の中はお前の事で埋め尽くされた。我の思考を掻き乱すのはいつの間にかお前になった。我は、お前の側にいることが幸せだと気付いた。お前の笑う顔が眩しいと感じた』
「傀儡、」
『タイガー』
「…何だ?」
『我をここまで乱したのだ。責任は取ってもらう。故に、我の伴侶にならぬか?』
ああ…本当に敵わねえ。敵うわけねえ。けど、そんなお前が…
「勿論だ」
大好きだ
『で、盗み聞きとは良い度胸であるな?貴様ら』
「は?」
「「「「「ギクッ!!」」」」」
『今出てきたら晩飯のおかず一品減らすだけで許そう』
「「「「「すいませんでした!!!!!」」」」」
「………いつから、いたんだ?」
『最初からだな』
「何で言ってくれないんだ!」
『言っていたら、お前は逃げるだろ?』
「うっ……」
『言っただろう。我は執念深いのだ。お前を手に入れる為ならばなんだってする』
「………好きだ」
『知っておる。我も愛しておるよ』
『さて、次は何処を襲おうか?』