海賊世界で百鬼夜行   作:風人雷震

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百鬼夜行、船を手に入れる

 

 

 

『我ら百鬼夜行は海へと出た!しかし!問題が発生した!!船だ!我らには船がない!!今宵は、我らの乗る船を調達する!!』

「「「「「了解しました!!我らがリーダー傀儡(かいる)様!!」」」」」

 

 

 

__外へ出る時に乗せてもらった船から、地図を拝借した(ぬすんだ)のでそれを確認しながら進んで行こう。途中で人間どもを襲い、金品を奪うことも忘れずにな!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【とある船大工の話…】

 

 

あれはロジャーに船を提供した後だったか…愉快な女達が来たんだ。

 

 

『ここに船を造れるものはおるか?!!』

「わしじゃ」

『貴様か。我が名は傀儡(かいる)!百鬼夜行のリーダーだ!!とある国から海へ出たものの、船がなくてな……。造れ!もしくは寄越せ!!』

「どんな船がいいんだ?」

『決まっているだろう?宝船だ!!

「宝船?」

『何?知らんのか?宝船だぞ??』

「知らん」

『…………そうか』

 

 

女…傀儡は凄く落ち込んだ。話を聞いてみれば、宝船は海を渡り、空を飛ぶことの出来る船だと言う。それが出来る理由は傀儡達の力ではなく、その船が付喪神(つくもがみ)だから出来る事らしい。

 

 

『付喪神は保管したものが百年経ったら魂を宿す。我らはその付喪神、船の付喪神を探している』

「それを造るのは無理だな。古い船なら探せばあるが…」

『探すか…同胞の気配なら分かるしな』

 

 

わしと傀儡はとある場所に向かった…。

 

 

「ここだ」

『…………これは、何とも言えんな』

「ここだけしか古い船は見つからんのでな…」

『何年前からあるんだ?これは』

「わしがここに来た時からあったからな…」

『ウム……直すことは可能か?もしくは欠片(かけら)から船を造ることは?』

「できるが……それでいいのか?」

『ウム。何年経っても良い。我らは宝船が欲しいのだ!!我ら百鬼夜行が全員乗るには頑丈でなくてはならん!大きく(でかく)てはならん!!欠片は我らが集める。貴様がそれで宝船を造れ!』

「たっはっはっはっ!!面白そうじゃねぇか!!」

『最高の船を期待しているぞ!!』

 

 

そこから2年…船はやっと完成した。

 

 

『宝船よ!!我が名は傀儡!!百鬼夜行のリーダーだ!!貴様の主でもある!!我らと共に海を、空を渡り、人間どもを恐怖で支配しよう!!そして!我らの歴史を取り戻すのだ!!』

「……………リーダー?」

「?!喋った!?」

『喋るに決まっておるだろう。あの場所には百年経った欠片が多く残ってた。欠片だった故に、魂が安定してなかったのだ。だからこそ、船という形にして魂を安定させる。貴様のおかげで宝船は完成した』

「リーダー!リーダー!リーダー!!」

『そんなに呼ばなくとも聞こえている!!何だ?!気に入らんところでもあったか?!帆か?帆が気に入らんのか!?』

「海!!」

『そうかそうか。そんなに海を渡りたいのか。仕方のない奴め。トムよ、世話になったな。貴様が生み出した宝船、我ら百鬼夜行が大切にしよう。さらばだ』

「あばよ!!トムの旦那!!」

「………たっはっはっはっはっはっはっはっ!!!」

 

 

宝船に傀儡が乗れば、甲板の上にいつの間にか傀儡の仲間達が乗っていた。見送った後、家に戻れば金とメモ書きが置いてあった。傀儡が置いていったらしく、宝船を生み出してくれた礼らしい。だからってこれは多いぞ……傀儡。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いぃぃぃやっほぉぉぉぉい!!!」

「元気な宝船ですねー」

「まぁ、船の付喪神って言ったら宝船みたいな奴が多いけど」

「リーダー!!先ずは何処に行きますか?!」

『…………』

「リーダー?」

『ム?すまん。そうだな……何処か綺麗な所へ行ってみたいな』

「「「「「賛成〜!!」」」」」

「シャボンディ諸島のことですかい?!あそこは下衆な輩が多いっすよ!?!!」

『そうか…尚更行こう!!』

「「「「「キャー!!流石リーダー!!」」」」」

「「「「「カッケェぜ!!リーダー!!!」」」」」

「リーダーがそこまで言うんだったら……最短距離でかっ飛ばしますぜ!!」

 

 

 

『さて、次は何処を襲おうか?』

 

 

 

 

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