『ウム!!暑い!!!』
「「「「「いやっほーい!!!」」」」」
「「「「「とーけーるー……」」」」」
「うわぁ…見事に分かれてる」
『怪火と雪氷妖怪だとなぁ…天国と地獄みたいなものだ』
「リーダー!」
『ム、アカマタ。どうした?』
「遊んでも良いですか?!!」
『
「「「「「よっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」」
「りーだー…私達は部屋で涼んでますうぅ……」
『ウム。水浸しにするなよ?』
「「「「「はぁーい………」」」」」ぞろぞろ…
__アカマタが元気になって良かったと思うべきなんだが……やはり砂漠は暑過ぎるな。雪氷妖怪達があんなに元気がないのは滅多にないからな。ハァ……せめて雨でも降れば良いのだが…。
【とある蛇の話…】
「ん?何だ、あの雲?雨雲か?」
リーダーから遊んで良いと許可も貰ったから散歩してたが……雨雲がコッチに来てるし、早めに戻るか…。
「しかし…何で一部だけ?」
リーダーに報告した方がいいだろうな。もしかしたら、俺と同じかもしれねぇし。…………ちょっとだけ見てから報告しても問題ねぇよな?
俺は雨雲の方へ向かう。
「……………やっぱり、同胞じゃねぇか。リーダーに報告だな。アイツは確か……」
『雨降小僧だろうな。あの雨雲からして』
「うお?!!リーダー!?!!」いつの間に!?
『お前が雨雲の方へ向かってるとぶらり火から報告があったからな。しかし……良く同胞を見つけた。後で褒美をやろう』ナデ…
「あ、ありがとうございます!!」
リーダーはそう言うと、雨降小僧の下へ行った。リーダーに頭を撫でられた…褒美はもうこれで良いかもしれねぇ……。
『おい、貴様。名は言えるか?』
「…………雨降小僧」
『力を制御できんのか?生まれたばかりか?しかし、何故ここに?』
「リーダー、風邪ひきますから傘を…」
『必要ない。で、我に話してみよ。場合によってはお前を我が百鬼夜行に加える』
「え?!あの百鬼夜行に!?」
『無論だ』
流石リーダー!!同胞を見捨てないその優しさ!!惚れる!!もう惚れてるけど!!!
『雨降小僧、何故お前はアラバスタにおるのだ?』
「………ココ、雨、降らないから…降らせようと思って、」
『フム…力が足りずに自分の上にしか雨雲が発生しない。というわけか?』
「………」コクン…
「決まった時期に降るんじゃねぇのか?ココ」
『ウム。宝船によると降る時期があるらしいからな。それに、此処からでは離れているがオアシスもあるようだ。雨降小僧、心配することはない』
「……はい」
「…………」
『ウム。そこでだ』
「?」
『お前のその力を伸ばすため、我が百鬼夜行に加えよう!』
「リ、リーダー?!何を言ってるんですか!?!」
『アカマタ、何を慌てておるのだ?お前も同じではないか』
「そ、そうですけど!!」
『何より雨降小僧の力は役に立つ』
「どういうことですか?」
『雨降小僧の持つ提灯…あれを振ると雨が降る。キツネの嫁入りも雨降小僧が関わっていると言われているしな』
「それが何か…?」
『海にいる時、雨が降ったらどう思う?』
「それは、嵐がくるかもしれないから経路を変え……あ!!」
『そう!海で雨が降れば誰もがそう思う!!それを利用して、ある時は逃げ!ある時は襲う!!完璧だろ?』
「流石リーダー!!天才すぎる!!」
あの時、リーダーについていって本当に良かった…!こんなカッコいいリーダーを見れるんだ。幸せだ…。
「ぼ、僕……嵐なんて呼べないです……」
『それは力が弱いからだ。力をつければ、自分の上だけでなく、広い範囲に雨雲を発生させることができるやもしれん。そうすれば、お前が望んだこの国に雨を降らすこともできる』
「………ほんと、ですか?」
『ウム!ちゃんと専門の奴らもいるしな!!』
「で、リーダー。コイツの世話、誰がするんですか?」
『お前だが?』
「……え?」
『アカマタ、お前だ』
「え、えぇぇぇぇぇぇぇ?!!お、俺ぇ!?!!」
『嗚呼!初めて会ったお前とそっくりだしな!!』
「こ、こんなに餓鬼じゃありませんでしたよ!それに!こんなにナヨナヨしてませんでしたし!!」
『ウム。意地を張って我を襲おうとし、無様に負けたからな!お前は』
「グッ………!!」グサッ!
黒歴史が……心に刺さる!!クソォ…!でも、無様に負けたのは本当だから言い返せねぇ!!
『それにお前、子供好きだろ?』
「えっ」
『河松の世話を焼いていたの知っておるぞ?一番は河童だが、隠れて可愛がっておったのだろ?河松が話してくれたわ』
「河松ぅぅぅぅぅぅ!!!」
内緒って言ったじゃん!!言ったじゃん!!俺の黒歴史、リーダーに全部握られてんだけど?!!
『お前のそういう優しいところが信頼できるのだ』
「へ?」
『お前は百鬼夜行に入った時から責任感が強く、真面目で努力家で素晴らしい奴だ。周りとも仲良くしておっても今だに警戒をするその警戒心の高さや、怪火達をまとめる指揮官の才能も素晴らしいものだ。子どもの世話もできる多才な奴はお前ぐらいしかおらんからな。お前は飴と鞭の使い方を良くわかっておるみたいだし、頼んだぞ』
「………は、はい!!!!!!」
『と、いうわけで…お前の世話をするのは
「雪女や鎌鼬などにみてもらうのは?アイツらみたいに自然のものに関する力みたいですし」
『そうだな。その方が安全か。では、我らの船に戻るとしよう』
「はい!リーダー!」
「あ、あの…」
『ム?ああ…我の名を教えておらんかったな。我の名は
「俺はアカマタ。お前の世話と教学をする」
「リーダーさんと、アカマタさん…?」
『好きな様に呼ぶが良い』
coolだぜ!リーダー!!惚れ直すぜ!!
『さ、行こう。我らの宝船に戻ろう』
「は、はい!!リーダーさん!!」
『と、いうわけだ!!』
「流石、魔性。アカマタの時みたく誑かしてきたわけだな?」
『誑かしておらんが?』
「初代達よりも誑かしている奴が何言ってんだ!!代々増えていくんだとしても!お前になってから同胞が爆発的に増えてんだよ!!見ろ!!初代から先代の時の同胞の数を!!」
『初代達よりも我の方が才能があるからではないか?』
「誑かす才能がな!!!」
『あんまり騒ぐと血圧上がるぞ
「お前のせいだよ!!」
「あ"ぁぁぁ………リーダーと
「アカマタまたそれ言ってる〜」
「男妖怪は誰だって思うわよ。だってリーダー、素敵ですもの〜!!」きゃー♡
「でもさー、アカマタって美青年に化けれるでしょ?何で化けないの?」あと、飲み過ぎよ
「やった…それで襲ったことある」
「「マジ?!!」」
「初めて会った時……」
「へー!で?どうなったの?!」
「負けた。叩きのめされた」
「流石リーダー!!」
「私達の憧れ!!」
「で?で?いつから惚れたわけ?!」
「………百鬼夜行に入って、50年ぐらい経った時に、」
『ウム。流石だな。お前が来てから仕事が
「って、言われたから変化解いて本来の姿を見せたら褒められまくって、気づいたら惚れてた」
「「きゃーーー♡リーダーの魔性ーーー♡♡」」
「あの頃、本来の姿を見て、褒めてくれたのリーダーだけだったから嬉しかったんだよ……俺は、リーダーを、支え…るんだ………」スゥー…スゥー…
「リーダー、次は何処に行きますか?」
『…………空』
「空?空に行きたいんですか?」
『ウム』
『さて、次は何処を襲おうか?』