呪術廻戦にTS転生した僕は死にたくない   作:なゆさん

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思い付きです。


転生からの遭遇

 僕は上野愛里沙。年齢は5歳で親は他界済み。今は施設で暮らしている。そんな僕であるが、今日前世を思い出した。

……何言ってんの?って思うかも知れないが事実だ。

前世では高校生活をエンジョイしていたスクールカースト上位の陽キャ男――嘘ですバリバリ陰キャでした。見栄も張れない小心者です。

……ゴホン。まぁでも、前世を思い出したからと言って突然性格やら何やらが変わる訳でもない。

いきなり前世を思い出した訳じゃなく、ある時期から少しずつ思い出した形だからね。今日完全に思い出したってだけで。

ただ、この高校生活を体験している僕がかなりの美少女に転生したのだ。この頃から勉強や運動に全力を注げば人生イージーモードである。異世界転生じゃなくて現代だけど関係ねぇ!!バラ色の人生が僕を呼んでいる!!

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 いやー。美少女ってのは罪なものだなー。

今日、この施設で一番運動神経が良い男子に告白されてしまった。(まあ速攻振ったけど。)これで施設の男子全員に告白された事になる。

僕はこの体に成ってから女性に欲情しなくなった。だから、普通に女性の精神になったのだと思うんだけど……。(ガールズトークも楽しいし。)この施設内の男子を気になった事は無い。

この施設の男子は大体6歳から12歳。金髪で赤青のオッドアイという明らかに外国人な外見と整った容姿はその男子達からするとどストライクだったらしく、男子からは好かれる。

……正直なところ、5歳に欲情すんなこのマセガキ共!って思っている。まあ普通に仲が悪い訳ではなく、遊んだりしてるけど。これからも、こっそり勉強したり筋トレしたりしながらこの生活をエンジョイしていこうと思う。

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

――悲報、化け物が見えた。

 

今、施設の眼の前にデカい化け物が居る。何か見覚えのある作画だなと思ったが、恐らく()()と呼ばれる存在だろう。これで分かった事は2つ。

1つはここがあの人がバンバン死んでいく呪術廻戦の世界であること。

僕の死亡確率もめちゃくちゃ高い。今度こそ老衰で終わりたいのに。めちゃくちゃ人生エンジョイしようと思ってたのに。何故こんな世界に転生してしまったんだ……。

2つ目に、僕は呪力があるということ。よく意識すると、無限に沸いてくるんじゃないかってくらいの力の流れを感じる。呪力量は結構あるのか? 何となくだが使い方も感覚で分かる。

呪霊をほっといたらどうなるか分かんないし、いつ呪術師が来るかも分かんないし、何となく負ける気がしないのでとりあえず倒そう。ちょっと怖いけどあんなトロそうなやつならダメでも流石に逃げれるよね?

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 施設の庭に出る。

眼の前では大迫力の大型呪霊がブツブツ何か言っている。何言ってるのかは聞き取れないが、特に興味はないので無視する。というかさっさと倒さないと普通にチビリそうだ。そりゃ目の前にデカい化け物が居たらビビるわ。

気持ちを落ち着かせ、その呪霊に指を向け指先に呪力を込める。あくまでも試し打ち。呪力切れを起こさないようにほんの少しの呪力を込めて放つ。

 

『ジュッ』

 

指先から一瞬、一直線に稲妻のような光が走り、何かが焼けるような音がした。

光が消えた方を見ると、呪霊の頭には僕の人差し指程度の小さな風穴が空いていた。そしてそこから炎が燃え広がり、呪霊は消えた。

 

(…………え? 僕、強くね?)

 

今の呪霊が何級かは知らないが、僕は自身の呪力の1%も使ってない。にも関わらず、さっきの光線は明らかに高威力だった。呪力切れ気にせずあれだけ高威力の技が何十発も撃てるって、強くない?僕、ちゃんと生き残れるんじゃない?

 

(――イヤ、ちょっと待て、よく考えろ。あの作品にはナニが居る?)

 

そう、宿儺や五条をはじめとする特級(チート)組が居る。五条ならともかく、宿儺に遭ったら?

……速攻で死ぬ。多分どうしようもない。

 

(はぁー。やっぱクソだわ。何で僕がこんな所に転生するねん。僕前世では何もしてないよ? 人畜無害な陰キャよ? こんな仕打ち酷くない?)

 

――と頭の中で愚痴っていると、むこうから車がやって来て、見覚えのある人達が降りて来た。

あの強面は!! まだ学長になってない夜蛾学長!!

そしてあのサングラス姿と制服は!! 五条悟(学生時代)!!

推しのアイドルと会った時みたいな精神状態になり、僕は興奮を隠せず、キラキラした目で彼等を見た。

一方彼等はキョロキョロしながら、

 

「おかしいな。確かにこの辺りの筈だが。」

「ハァ。さっさと帰りてえ。」

「真面目にやれ!」

 

と原作を彷彿とさせる会話をしている。感動モノだ。

 

「あ、あの! すみません!」

 

堪らず声をかける。

 

「何だこのチビ、俺等は今暇じゃ―――ってはぁ!?」

 

五条が僕を見てびっくりしてる。五条がこんなリアクションすることなんて原作じゃあまりなかったが、どうしたのだろう?

 

「おい、どうした?」

「――例の準一級、コイツが祓ったっぽい。」

「……なんだと?」

「コイツ、見たことない術式持ってる。おまけに呪力量だけなら俺以上」

「はぁ!?お前以上だと!?」

 

え!?五条悟以上だと!?

 

僕は心の中で夜蛾学長と同じ反応をしながら、呆然としていた。

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