僕は今、夜蛾学長の車で高専に向かっている。
何故こうなったかと言うと、僕が指からビーム出してる所を施設の管理人さんが見てて、偶々管理人さんが呪の見える体質だったらしく、施設に居られなくなったからだ。
施設から引き取られる形で、僕は東京高専に行く事になった。
◇◆◇◆◇
「着いたぞ」
車に揺られること数十分。いかにも山奥の寺院って感じの場所に到着した。――ここが呪術高専かぁ、何か感動するなぁ…!
「何ボサッとしてんだチビ! 行くぞ!」
「あ。――は、はい!」
五条悟からどやされて、私は高専の門をくぐった。
◇◆◇◆◇
教室に入るとそこにはまだ頭に縫い目の無い制服姿のイケメンとまだタバコを持ってない制服姿の美女がいた。
「おかえり悟。ん? 何その子」
「やべーやつ」
「……夜蛾先生、この子は?」
「術式を持った子供だ。施設に居たんだが呪霊を祓う瞬間を見られてしまって施設に居られなくなった所をこちらで引き取った。術式を持ち呪霊を祓っていた以上、呪術師としての資質は十分だ。……信じられん事に呪力量は悟や傑以上らしい。」
「な!?私や悟以上!?」
「だから言ったろ?やべーやつって。術式も聞いたことねえやつだし」
「というわけで、ここで呪術師として育てる。この子には残酷な事だが、これ程の人材を無駄には出来ないからな。……おっと、すまない。こちらばかり話してしまったな。君からすれば、自己紹介もしないまま連れてこられてさぞかし混乱しただろう。なんせ、上層部にバレない内に事を進めておかなければならなかったからな。急いでいたんだ。……と言っても、君には分からないか。とにかく、すまなかった」
原作キャラの会話に少し感動を覚えていたら、夜蛾学長から謝られた。まあ普通の5歳児じゃないしそのくらい大丈夫だから謝らなくてもいいのだが。
「大丈夫ですよ、気にしないでください。あと、ボクの名前は上野愛里沙。両親は外国人ですが、日本生まれ日本育ちです。よろしくお願いします」
自己紹介は大事だ。ここは無難に、悪印象を与えないように無駄なく簡潔にやった。
「5歳とは思えん子だなぁ。――私は夜蛾正道だ。これからよろしく頼む」
「金髪オッドアイでボクっ子って、キャラ詰め込んでんなぁ。あ、俺五条悟。よろしくな、チビ」
「ほんとにこんな子供が……おっと。私は夏油傑。よろしくね、愛里沙ちゃん」
「私家入硝子ね、よろしく〜」
全員名前知ってるんだけど。まあ自己紹介は大事ってさっきの自分の言葉だからね。ちょっと意味合いが違うけど。
「それで愛里沙。君には今日からここで呪術師としての教育を受けてもらう。君は素質も十分だし頭も良さそうだから期待しているよ。後、傑や悟の性格を真似しないように。あいつ等は性格面ではクズだからな」
「はい、分かりました」
先生としてその言葉はどうなんだ?と思うが、まぁ五条悟と夏油傑、両方性格悪いしなぁ。
最後の言葉に苦笑いを浮かべつつ、僕は返事をした。
◇◆◇◆◇
呪術高専に来て2ヶ月。
――朗報、僕天才だった。
呪力量や術式以外も、呪力出力も規格外認定されたし、呪力操作や探知は、呪力操作は映画見るやつは一回もミスらなかったし、2週間程度で黒閃撃てたし、今や五条さんと張り合えるレベルだ。(まぁ呪力強化のみで、しかもまったく勝てないけど。)探知についてもだいぶ広範囲をある程度の呪力なら見逃さず出来るようになった。
もしかしたら、転生特典ってやつかも知れない。転生チートの上を行く化物が沢山居るけど……。
死なないように努力は惜しまないようにしよう。
◇◆◇◆◇
呪術高専に来て4ヶ月。
術式をだいぶ使いこなせるようになってきた。僕の術式は光を操る術式。前例がないので光操呪法と名付けた。
そのまんまじゃんって? それは言わないでください。
それでこの術式は、光を操るものだが光を生み出す事もでき、その際副産物として自由に熱を生み出す。その火力は恐らくあの頭富士山よりかなり上だと思う。五条さんが苦笑いしてたし。自爆覚悟で熱を生み出せば、理論上、地球のすぐ近くで疑似太陽を生み出せる。ヤバいな。宿儺倒せるじゃん(地球犠牲にすれば)。流石にそもそもの呪力足りないけどね。
そんなこんなでだいぶ術式を理解した僕であるが、術式を夜蛾先生が上層部に報告する際に熱を操る術式、炎熱操術として報告して貰った。光の速度で熱を放てる事や光のみを操る技等は伏せて貰ったのだ。
原作で五条さんを一回殺しかけたゴリラさんが術式の情報を掴んで五条さん対策を積んだように、情報というのは大切だ。この技しかないと思わせる事で
後日、疑似太陽を生み出せば国家転覆を達成できるという事で僕は最年少呪術師としての記録と最年少特級術師という記録を生み出す事になった。
呪術を習い始めてまだ4ヶ月後で特級になったから、皆僕を見て苦笑いしてた。
五条さんや夏油さんもヤバいだろ! なんで僕だけそんな目で見るんだ! 僕も最初はまだ反転術式も領域展開も獲得してないのに特級とか荷が重過ぎると思ったけど、よく考えたら今は五条さんもそうじゃんって事で、ありがたくその称号をいただいた。何とかその称号に恥じないよう努力しようと思った。努力しないと死んじゃうし。
◇◆◇◆◇
呪術高専に来て6ヶ月後。
反転術式を習得した。コツさえ掴めば楽なものだった。
五条さんが悔しそうにしてたのが新鮮で、
「五条さんまだ出来てないんですか? 簡単ですよ?」
とか言って煽ってたら体術で動けなくされて頬が腫れるまでつねられた。痛い。
◇◆◇◆◇
そして今日。
「お前達3人に天元様直々の依頼が来ている。」
物語が動き出す。
上野愛里沙の能力
術式 光操呪法…漏瑚より高威力の熱を出せたり、光で色々できたりと、まぁチートですね。そして開発した奥義は……。
呪力量…本編乙骨(0巻除く)以上。
呪力出力…宿儺に届く。
呪力操作…五条に届き得る。
このスペックは一応理由はあります。こじつけだけど。