久々に読んだトリコの二次創作
美食屋兼料理人の転生オリ主のフルコースの肉料理をトリコお小松が狙う話。
設定を練るだけで満足しちゃったから多分続きは出ない

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トリコ 異伝

「え、また一龍会長からの依頼ですか?」

 

 小松は、トリコにオヤジから狩りの依頼を受けた、と聞いてすぐにそう言った。何せつい最近、件の一龍会長から依頼を受けて、ベジタブルスカイにオゾン草をとりに行ったばかりなのだ。

 

「ああ、まだまだグルメ界は早い、修行しろってんだよ。無視してもよかったが、まあ依頼の内容がちと気になってな」

 

 トリコは依頼が書かれた紙と共に、一通の封筒から取り出した二枚の紙切れを見せた。それはどうやら、とあるレストランのチケットであるようだった。

 

「え、そのチケットってまさか、あの?!」

 

「ああ、滅多に店を開かねえが、腕は超一流の美食屋兼、料理人…!」

 

 そのチケットには、定食屋 瑠夏 と書かれていた。

 

「ルカの店だ!」

 

 

 トリコと小松の二人は、鬱蒼とした森の中を、テリーに乗って駆けていた。

 

「それにしても、随分と辺鄙なところに店を構えているんですね」

 

「何でも、人が多いところが苦手なんだと」

 

「それだけでこんな人里離れたところに…結構な変わり者ですね…でも、ルカさんといえば、ランキング100位圏内常連の凄腕ですよね。美食屋としても一流だとか…」

 

「ああ、数少ないグルメ界を自由に行き来できる美食屋だ。今回の依頼はルカのフルコースの肉料理!」

 

「ストマックビーフのチーズハンバーグ、ですか」

 

「ああ、それだ。何でもグルメ界の食材にも引けをとらねぇ程で、思わず叫んじまうほど旨いらしい。想像するだけでもよだれが…」

 

 トリコはよだれを拭いながら、その旨さを想像してだらしなく頬を緩める。それを見て、小松は苦笑いを浮かべながら、少し顔を青くして、

 

「その分、すっごく危険、なんですよね…ハハハ…はぁ…」

 

 と、諦めたようにため息をついた。しかしトリコは、

 

「いや、それがそうでもないらしい」

 

 小松は驚いたように顔をあげ、

 

「え、そうなんですか?」

 

 と、意外だということも隠さずにそう言った。

 

「ああ、何でもストマックビーフ自体は、大した強さでも無いし、危険な環境にいるって訳でもないそうなんだが…」

 

「なあんだ、じゃあ今回の依頼は楽勝なんですね」

 

「だと、いいんだがな…おっあったあった、あれがルカの店だぜ」

 

 トリコが指差した先には、軒先に青い暖簾の掛かった小さな定食屋のような小屋があった。

 

「え、あれが…?ルカさんと言えば十星の料理人じゃ…」

 

「ま、こんなところにいかにもな高級店があったらそっちの方が違和感だけどな」

 

「…た、確かに…!」

 

「さあ、十星の料理…!どんなもんか、確かめようぜ!」

 

「はい!トリコさん!」

 

 

 

ーーーーーーー

 

ルカ、美食屋兼料理人

食儀を極めており、フグクジラの解毒を苦もなく行え、シャボンフルーツの捕獲、調理もできる。

実力はかなりのもので、グルメ界を平然と行き来できる。

グルメ細胞の悪魔を宿しており、色は白。

実年齢は80歳を越える高齢だが、人生のフルコースの影響で見た目は10歳前後の少年。髪も瞳も黒。

 

人生のフルコース

 

オードブル

 微熱生姜の佃煮

 微熱生姜 捕獲レベル43 ほんのりと暖かい生姜。薫りが強く、火を通すと甘くなり、ほんのりと辛みを感じて非常に美味。強い薬効があり、食べると一生風邪をひかなくなるという。食べるとからだがポカポカと暖かくなり、鼻水も止まり、血行と代謝が良くなった体は食欲を増大させる効果もある。

 

スープ

 メルトボアのテイルスープ

 メルトボア 捕獲レベル378 グルメ界に生息する体長50M程の非常に体温が高く、鉄を溶かすほどの体温をほこる猪。そのため、肉は美味しくないが、その尻尾に、巨体の旨味がすべてつまっている。その尻尾からとれる旨味は想像を絶する。コラーゲンが豊富で、食べるとつやつやできめ細やかな赤ちゃん肌になれる。

 

肉料理

 ストマックビーフのチーズハンバーグ

 ストマックビーフ 捕獲レベル 16(チーズを消化させずに捕獲する場合は88) 体長15M程の巨大な牛。その特徴は胃の多さ。なんと19個。この牛は非常に臆病で、遠くはなれた強者の気配を察するとあわてて逃げ出す。その際に、19個目の胃に集めておいた牛乳が発酵してできたチーズを消化し、栄養にする。このチーズは非常に美味で、滑らかで濃厚、しかしくどさは全くなく、くさみはむしろアクセントとして味を引き立てる程。栄養も半端ではなく、食べると体の不調すべてが癒える程。肉に関しても、チーズを消化させなければ非常に美味で、特に胃の部分は絶品。肉汁たっぷりなのにくどくなく、肉の旨味を余すことなく伝えてくれる。

 

魚料理

 龍神鮭の舟盛り

 龍神鮭 捕獲レベル 2590 グルメ界に生息する体長3M程の鮭。龍のように細長い体をしており、牙も生えている。それほど強い生物ではないが、あり得ない程の急流(時速2000KMで水が流れる)に住んでおり、捕獲レベルは非常に高い。その身は非常に美味で、この世でもっとも美味しい鮭と呼ばれており、食べると天に昇るような心地になる。特殊な栄養素を備えており、ガンや遺伝病を癒すとされる。

 

メイン

 月兎のロースト

 月兎 捕獲レベル 3570 グルメ界に生息する体長50CMほどの兎。なぜか満月の夜にしか姿を表さない。旨い。美味い。ただそれしか表す言葉がない。この兎を食べられたなら、死んでもかまわないと言うものもいる。

 

サラダ

 千秋茄子の揚げ浸し

 千秋茄子 捕獲レベル 11 希少性の高い非常に美味な茄子。その栄養素の高さ故に需要が非常に高く、食べると視力が回復するらしい。火を通すことでとろとろの食感になり、美味しくなる。

 

デザート

 ロックプリン 捕獲レベル 300 グルメ界に存在する特殊な調理を施すことでプリンのような柔らかさと甘味を得る岩。その味はどんな高級店のプリンも足元にも及ばない。非常に強力な若返り効果がある。

 

ドリンク

 ミリオンフェニックスの生き血

 ミリオンフェニックス 捕獲レベル 5480 グルメ界に存在する本物の不死鳥。非常に強く、まともにやりあえばルカでは敵わないのだが、ひっそりと隠れて血だけを抜き取った。ミクロ単位の細かな炭酸が飲んでて楽しく、1%程度のアルコールが含まれている。飲み心地は爽やかで、生き血とは思えず、非常に美味。飲むと不老長寿になれると言われている。

 

 


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