転生者はシャルロッ党   作:銭湯妖精 島風

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一夜明けて

 

 

相変わらずルームメイトが不在の寮室で一夜過ごし、朝のルーティンである室内で出来る軽いトレーニングをしてからシャワーを浴びたり身支度を整えて制服を身に纏い寮の食堂へと向かう

 

 

予想通りに賑わう食堂に辿り着き、朝食を得る為の列に並ぶと

 

 

「おはようラウラ」

 

「あぁ栗田か、おはよう。沖田もな」

 

 

「あ、うん。おはようラウラさん」

 

 

今日も座学だけの予定故かバッチリ髪型を決めている栗田が私の後ろに並び挨拶をしてきたので返答し、栗田の後ろの やや寝不足に見える沖田にも挨拶をしておく

 

うーん・・・一夏、栗田の髪を弄るのは良いが、気合いを入れ過ぎじゃないか?

 

 

「ん? 一夏はどうした?」

 

 

「一夏なら千冬さんの世話しに行った、昨日で終わらなかったんだ」

 

 

「・・・昨日何が有ったか分からんが、一夏が出張ると言う事は そう言う事か」

 

 

「そう言う事だ」

 

 

私の質問に栗田は肩を竦めて答え、一夏に部屋を掃除されている教官を確信する

 

 

教官は片付けが苦手で多忙だと身の回りが乱れがちになる傾向になるのを私は知っている、故に一夏が織斑家の家事一切を取り仕切っているのだ

 

 

ただ教官の名誉の為に言うならば、教官は家事が出来ない訳ではない。出来るが教官の中で優先度が低めに設定されているだけなのだ

 

 

いやまぁ、一夏の家事スキルが高過ぎると言うのも有るのだろうが、うん

 

 

「沖田、体調不良ならば無理せずに休んだ方が良い、お前は我々と違い望んで入学した訳ではないからな」

 

 

「・・・確かに僕は望んで入学した訳では無いけれど、入学した以上は義務があると思うんだ」

 

 

「・・・そうか」

 

 

少し弱っている様に見える沖田の目には不思議なチカラ強さが宿っているのが見え、これ以上は無粋だと思い私は追求を止める

 

 

「ま、そう気負わない気負わない。いっぱいいっぱいじゃ覚えられる事も覚えられないぞ? リラックスリラックス」

 

 

「確かにそうかもかね」

 

 

栗田は沖田の背中を軽く叩きニカッと笑い言うと沖田の肩の力が抜けた様に見える

 

流石は栗田だな、上手い

 

 

「まだ入学2日目、気を張り過ぎるのは疲れるだけだ。どう足掻いたとしても先は長いんだし、な?」

 

 

「そう、だね」

 

 

「ただでさえ過密なスケジュールだしな、IS学園は」

 

 

バイキング形式の朝食で思い思いの朝食を形成する

 

私は、まぁアスリート向きの献立

 

栗田はサラダを初めとした、かなりバランスの取れた献立

 

沖田は和食が好みらしく和食プレートになっている

 

 

バイキング形式だと個性が出て見ていて少し面白い

 

 

適当に空いていた長机の1番左端の席へ私が座ると栗田と沖田が順番に座り、食事を開始する

 

 

うむ、沖田へ向けられる視線を感じるな。コイツは無粋だ、居心地が悪い

 

 

「うん、昨日も思ったがIS学園の食事は美味いな。一夏の料理には劣るけど」

 

 

「当たり前だろう、一夏の料理には究極の調味料たる お前への愛が惜し気もなく入っているのだからな」

 

「なるほどな、納得だ」

 

「僕は朝から何を聞かされているのだろう?」

 

 

なんか沖田が困惑しているが何故か分からないので見なかった事にして食事を続けていると、のほほん・谷本・鏡の3人娘がログインしてきて沖田の隣に座り会話を開始する

 

「沖田君ってルームメイト居るの?」

 

「ううん居ないよ、色々と学園側が配慮してくれたみたいで1人で使わせてもらってる」

 

「第2、第3の適合者が出てきた場合は響と同室になるらしいよ?」

 

 

「へぇ、そうなんだ。ん? でもなんで栗田さんが、そんな情報を?」

 

 

「まぁ何というかコネが有ってね」

 

 

栗田が上手い具合に情報を伝えて沖田の負担を減らしているな、やりおる

 

 

とはいえ、栗田・沖田の2名と言う前例がいる以上、IS適合者が2人以外に居ないと言う可能性は無い

 

未だ発見されていないだけで、おそらくは居るだろう

 

まぁ見つからない方が、その人物の為になるかも知れない?

 





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