3人娘からの質問を栗田がナンヤカンヤと中和していると、威厳たっぷりの教官が現れ効率良く食事を取れと喝を入れ、相変わらず清楚な一夏が3人娘の端に座り朝食を食べ始める
流石は姉妹、慣れている様だ
それから特にトラブルも起こらずに登校しホームルームが始まり教壇に立った教官が申し送りを始め、ある程度の事が伝え終わると
「ではクラス代表を選出する、クラス代表とは この1年1組の代表として各種行事 及び 委員会等へ出席して貰う。正直に言うと面倒な雑務も有るが、専用機を持たない生徒で有れば他生徒よりISへ触れる機会が増える。何より優先権が与えられる」
真摯な眼差しで教室内を見渡し、教室は説明する
ISコアにグレードがあるお陰か、IS学園が所有している訓練機の数が原作とは桁違いに多い、私の予想だと5倍は有ると思う
「このクラス内に何人のIS競技者志望がいるかは私には分からないが、競技者志望の者にとっては好機だろう、故に立候補者のみ受付け、その権利を与える」
教官の言葉により教室内に緊張が走る、教官の言葉で沖田が男だから と言う浮ついた理由で選出される事態は回避された
その事に少し安堵しつつ考える、私は立候補するべきか否かを
私は専用機を有している、だからIS借用の優先権は必要ない。しかし各種行事への出席は経験値を得るには丁度良い
模擬戦の相手を探すのも手間ではあるし、上級生との試合も経験出来る可能が高くなる
とはいえだ、手間なだけで教官や教師の皆様に相談すれば試合ぐらいマッチングしてくれる気もするはする、ここは非専用機持ちに譲るのも有りかも知れないな
そんな事を真剣に考えていると
「織斑先生、
「うむ、そうか。他はいるか? 時間も時間で後10分程しか無いが良く考えてくれ」
「織斑先生、私も立候補します」
「なに!?」
教官が考えろと言った直後に一夏が立候補し、珍しく教官が動揺する、本当に珍しい
気持ちはとても分かる、一夏が立候補するなんて予想外すぎる
「な、何故だ織斑? お前が何故立候補を?」
「何故って・・・それは折角IS学園に入学したので少し姉の背中でも追ってみようかと」
「・・・そうか」
教官は一夏の言葉を聞き心無しか嬉しそうな表情をする
一夏が立候補するならば私が続かない訳には行かないな
「 教官、私も立候補します」
「うむ、そうか・・・時間だな、他に立候補は居ないか? 居ないならば締め切らせて貰う。いいか?」
私の立候補を見届けて教官は教室内を見渡し他に居ない事を確認し
「では立候補者3名、この3名からクラス代表を選出する事とする。投票で選出・・・と言うのは実に味気ないだろう? 3名は週末に試合をして貰う、その結果を持ってクラス代表を選出する事とする。3名は各々準備をしておくように」
「「「はい」」」
そう教官が締めくくりホームルームが終わり、教官と山田先生が教室から出て行く
「教官の背中を本気で追う気か?」
「まぁね、実は前から考えてはいたんだよね」
「・・・そうか」
「たまにはワガママ言った方が良いからワタシは良いと思うぞ?」
すぐさま一夏の方へ歩み寄り話しかけると、栗田がそう言う
確かに一夏は周りに合わせる事が多い、自分自分と意見する事はしない
御手洗や五反田からの情報だが、一夏からの猛アタックで栗田を落としたらしいのでワガママを言ってない、訳ではないのかも知れない、多分
まぁ恋愛とは、そう言うものなのだろう、知らないが
「約1年半前の雪辱、今度こそ晴らしてみせよう」
「ふふ、そう簡単にはいかせないよ?」
「これは楽しみだなぁ、修理は任せてくれ。師匠から技術を伝授されてるから」
今栗田が聞き逃したらマズイ事を言った気がするんだが、まさか その師匠は篠ノ之 束とか言わないよな? な?
お待たせ致しました