入学式を終え
やはり座っているだけとはいえ、小1時間以上 座ったままで話を聞くというのは少し疲れる
こう言ってはアレだが、重要度の高い内容の総量は少ないからな、うん
そんな訳で自席で一息つき時計を見て時間を確認し、まだHRまで時間がある事を確認し席を立つと、髪色が黒や茶が大半をしめる教室内で、私が言えた事では無いが 一際目立つ金髪を見つけ『やはり居るよな』と思いつつ 『まぁ
幾ら訓練された兵士・戦士といえど生理現象を完全にはコントロールは出来ないな、と改めて思いつつ教室の前方扉から入室し思わず足が止まる
なぜなら想定外の事態が2つ同時に目に入ってしまったからだ
1つ目、原作一夏の代わりに
2つ目、約1年ぶりに再会した 此処に居ない筈の一夏が相変わらず聖母の如き微笑みを浮かべ 少し茶色よりの黒髪が背中半ばまである黒目の少女の前に立って雑談をしている という事
あまりの不測の事態に思考停止が起こってしまったが、一旦少年の方は後回しにして、一夏に話掛ける事にした
「い、一夏? 久しぶりだな」
「あ、ラウラ。久しぶり、元気そうだね?」
「あぁ生来頑丈な方でな、風邪なども片手で数える程しか患った事がない・・・いや、そうではなく・・・なぜIS学園にいる? お前の性格なら栗田を置いて
相変わらず物腰柔らかく再会を喜んでくれている様子の一夏に質問を投げかけると
「え? あー・・・諸事情でね? ん〜・・・」
一夏は何かはぐらかす様な物言いをして時計を確認した後、教室内を見渡し
「よし、説明と協力をお願いしたいから少し付き合って貰えるかな?」
「あぁ、私は構わないが・・・」
「ありがとうラウラ、あとは・・・」
私の了承を得た一夏はセシリアの方へ行き2〜3言 会話し、セシリアを連れ箒の所へ向かいセシリアと同様に2〜3言 会話して2人を連れて戻ってきて
「此処じゃ話せないから屋上に」
「了解」
「かしこまりましたわ」
「・・・承知した」
「んじゃ行くか」
各々返事をして、一夏を先頭に移動を開始する、にしても この一夏と話していた少女に見覚えが有る気がする
原作で見たとかじゃなく、会った事がある気がするのだ
まぁそれはそれとして、箒は何で睨みながら一夏の後に続いているんだろうか? なんだ、喧嘩でもしてるのか?
そんなこんな屋上へ辿り着き、一夏はキョロキョロと周りを確認し
「よし、今なら人は居ないね」
「ん? あぁその様だな」
「・・・では説明をしてもらおうか、一夏? そしてリク」
「なんだと!?」
「あらあら」
箒は睨む様に一夏と栗田(仮)へ言い、セシリアは興味深そうに栗田を観察し始め、私は再び動揺して宇宙ネコみたいになってしまう
「はぁ・・・気持ちは分かるが、短期は損気だぞ 箒?」
「説教なんぞ要らん、納得の行く説明を要求している」
「分かったって、そんな睨むなよ。箒」
と栗田(仮)は箒を宥めようとするが些か失敗し更に睨まれる結果となった
今のやり取りを見る限り、目の前の栗田(仮)は栗田 陸 本人で間違いない様だが、約1年で身長は伸びているのに声が殆ど変わっていないのが不思議だ
事故に遭遇し特殊な治療を受けたのは知っているが、その後遺症だろうか?
うーん、声変わりしない後遺症なんてあるのだろうか? 全く分からんな、うん
まぁ良い、今は栗田がIS学園に居る理由を聞く方が先だな
説明は次回に持ち越しになりました、かたじけない