一夏ちゃん視点
私が展開した
やはりセシリアは数多くの代表候補生候補から選ばれただけはある、雪片雪羅は通常のレバーアクションライフルではない
私達の頼れる姉貴分の束さんが自ら私専用に産み出したオーダーメイドだ
レバー操作する事で白式のバススロット内に登録された専用弾を量子展開し薬室内へ弾丸を装填できるライフルで、専用弾には通常弾・散弾・榴弾等複数種類が存在する
そして雪片雪羅が千冬姉の愛刀の名を冠している通り、束さんパワーで零落白夜が使える、零落白夜専用弾を使用すれば、だが
ともあれ零落白夜は奥の手なので、ひとまず残弾の心配が少ない通常弾をメインでセシリアへ射撃をしてみる
「なにが、ある程度なのです? 充分に実戦レベルじゃありませんか」
「いやいや、これぐらいなら趣味の延長だよ。ほらサバゲーで培った感じの」
「・・・サバゲーは死なない戦争ですわ」
スピンコックで再装填し射撃をする行動を繰り返しつつセシリアからのビット攻撃を躱し攻め時を見極める
現状ではセシリアは被弾してくれない、つまり
うーん、束さんがロマンとか言ってバススロットに登録したチェーンマインもセシリアに届く距離ではないし、どうした物だろう?
「一夏さん、目が良すぎませんか?」
「サバゲーで慣れてるからね」
「そういうレベルでは無いと思いますが・・・」
セシリアの操る7つの銃口から放たれるビームを紙一重で躱しているとセシリアに そう言われたので素直に答えるが、なぜか引かれてしまった、無念
このまま距離が詰められないと正直ジリ貧なのは間違いない、なら無茶覚悟で行動をするしない
雪片雪羅に榴弾を装填し射出すると、セシリアは私の予想通り弾速の遅い榴弾を撃ち抜き爆発させてくれたので、爆煙が舞っている内にセシリアへ右手のスパイクシールドを彼女目掛けて投付ける
「シールド!?」
「おまけ付きだけどね?」
「しまっっ・・・」
セシリアはスパイクシールドを自身のシールドで払い、その死角から撃ち出した閃光弾の光をモロに喰らい数秒の隙を産み出してしまう
私は その隙を付きチェーンマインを展開し、彼女へ振るうが音と気配に勘付かれたのかチェーンマインはシールドへ張り付き、セシリアは直ぐにシールドを捨て、チェーンマインの爆発域から脱する
「貴女は突拍子も無い事をしますわね?」
「まだ続きが有るよ?」
流石は代表候補生、判断が早い。しかし距離を詰めた今ならば零落白夜砲は必中、私は専用弾を装填し一撃必殺のシールドエネルギーを込めてトリガーを引く
「デネブ!!」
「おぉ、やるねぇ」
自身と私の狭い空間にビットを割り込ませ6機を犠牲に零落白夜砲を防がれてしまい、白式のシールドエネルギーが少々心許なくなってしまったが、私は迷わずセシリアの懐に飛び込み淡く白く光る雪片雪羅を彼女へ振り下ろす
「くっっ流石に痛いですわ・・・え?」
「ごめんね? 実は本当の奥の手はコッチなんだ」
「それはどう言う? え?」
零落白夜を纏った雪片雪羅がセシリアに直撃した瞬間、試合終了のブザーが鳴りピットへ戻る様に指示が出され、何が起こったか理解出来ていないセシリアが困惑している、なんか可愛いなぁ
「ネタが知りたかったら、後で教えてあげる。だから今は戻ろう?」
「え、えぇ・・・分かりましたわ」
私の言葉に渋々と言う感じでセシリアは頷きピットへフラフラと飛んでいく、あの様子だと全く理解出来ていない様だ、大丈夫かな?
まぁ今はセシリアの心配より次のラウラとの試合の心配をした方が良いかも知れない、手札が知られてしまった訳だし?
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