転生者はシャルロッ党   作:銭湯妖精 島風

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リク視点


クラス代表決定戦 幕間

 

 

一夏とセシリアの試合が始まって10分程が経過した

 

 

序盤は一夏がセシリアの虚を突いて上手く懐に飛び込み自分のペースで戦えていたが、代表候補生故に判断が早く多少無理をして一夏を自身から引き離す事が出来ていて、今はセシリアの距離で試合は展開されている

 

 

「一夏には良い経験になったか」

 

 

一夏の白式は束さん特製の変態銃(雪片雪羅)とマルチアンカーの2つを除けばスパイクシールドが武器の極端なISだ

 

 

雪片雪羅はレバーアクション故に連射性はお察しだし、マルチアンカーに関しては有効距離も速度も銃弾より圧倒的に劣る

 

 

万能天使の一夏とはいえ、手札を駆使して自分の距離で戦う為の算段は結構キツイと思う

 

 

まぁ一夏の頭の中がどうなってるかは、俺には全く分からないけどな

 

 

「一夏が勝っても負けても良い経験になるし勝敗は良いとして・・・響、大丈夫かなぁ」

 

 

本当なら響もクラスメイトと同様にクラス代表決定戦を観戦する予定だった筈なのだが、専用機搬入に伴うISスーツの選定とかラビットハウスとの契約のウンヌンがあって響は此処(アリーナ)に居ない

 

まぁ契約相手はラビットハウスだから騙される事はないだろうし、流石に束さん本人が響と対面しては無い筈だ・・・無いよな?

 

 

「隣、良いかな?」

 

 

「ん? どうぞ?」

 

 

人知れず響の心配をしている俺に死角から話かけられたが、特に断る理由も無いので二つ返事で了承する

 

 

まぁ今アリーナはクラスメイトと偵察に来た他クラス数名の生徒がいる程度だから結構席はガラガラだし、出入り口近くの席に座り孤立している、俺のわざわざ横に来たのは疑問である

 

 

と言うか、聞き覚えある声だな。とか思い視線を声の主に向けると、陽の光に煌めく金髪にアメシスト色の瞳をした中性的なスラックスを履いた人物が微笑んでいた

 

 

「やぁ、久しぶりだね? リク」

 

 

「おお、久しぶりシャリー。前会った時と同じだから見間違えないな」

 

 

「ふふ、そう言う君は見違えたね? 君の趣味かい?」

 

 

「俺の趣味ではない」

 

 

周りに俺達以外に人も居ないので素のまま約2年振りに再会した文通相手と軽口を叩き合い再会を喜ぶ、にしても相変わらず男物も似合うなコイツ

 

 

ちなみに文通といってもメッセージアプリでのやり取りをしていた、だから俺は彼女の事を愛称で呼ぶぐらいには仲がいい

 

 

「もう腕は良いのか?」

 

 

「一応くっついてはいるよ? まぁあと1〜2週間はISには乗れないけどね?」

 

 

「それはドンマイ」

 

 

「ふふ、ありがとう」

 

 

俺の隣に座ったシャリーに尋ねると肩を竦めで言う

 

シャリーは本当ならば入学当日からIS学園にいる筈だったのだが、自分の専用機の調整中にトラブルが有り腕をポッキリ折ってしまい、少し入学が遅くなってしまった訳だ

 

 

骨折中だと飛行機に乗れなかったりするし、色々と都合もあったのだろう、多分

 

 

 

「代表候補生とかだったら責任があるから気が重かっただろうけど、僕が背負うのは実家からの期待だけだからね、幾分か気が楽だよ。それに売れ筋でも無いしね?」

 

 

「あ〜確か束さんが乗り気で協力してる半分趣味な部門なんだっけ?」

 

 

「まぁそんな感じ、可能性を見出す部門だから失敗して損失出す事も折り込み済み、成功しても採用するかは別問題。売り上げ度外視だね」

 

 

「そんな所に束さんが協力してるとか、何を開発したか気になるけど、怖くて聞きたくねぇ」

 

 

「うーん・・・気持ちは分からないでもない、かな?」

 

 

そう言いシャリーは苦笑する

 

 

「なぁ、なんでスラックスなんだ?」

 

 

「ズボンの方が楽だからね、スカートは ちょっと防御力が低いし」

 

 

「・・・まぁ否定出来ないな、うん」

 

 

シャリーの言葉を全肯定し納得する、俺も防御力低いと思っていて、せめてもの足掻きで丈を長くしている訳で

 

 

まぁ見られても羞恥心がウンヌンではなく男とバレると面倒だからってのが理由だ、うん

 

 

 






お待たせしました


シャルロット合流の巻

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