セシリア視点
一夏さんとの試合が不可解な一撃で終わりを迎え戸惑いを抱いて終了しピットへ戻るとクラスメイトの簪さんが待っていて、少し驚いてしまう
「ご、ごめんなさい。驚かせてしまったみたいで・・・」
「い、いえ、こちらこそ申し訳ありません」
原作通り控え目な性格をしている彼女が此処に居る理由を思い出し彼女へ謝罪をしてガントリーへブルーティアーズを納めて降りる
「・・・結構やられた、ね」
「そうですわね・・・想定外が多すぎです」
クラスメイト故に一夏さん経由で仲良くなっている為、それなりに会話が出来る状態の私達は遠慮せずに会話をする
そもそも搭乗者と整備士の間に遠慮は必要無いと私は思っているので、彼女が口にした言葉は事実と受け止めている
「一夏だもの、仕方ない」
「そうですわね、一夏さんですものね」
簪さんの言葉に同意し頷くと彼女は淡く光り自身の専用機を展開し自身の周辺に多数の空間投影されたウィンドウを展開し作業を開始する
「今の私なら
「簪さん、貴女は整備士じゃないのですか?」
「平石は整備機能特化だけれど、コンセプトがピグ・ラングだから移動拠点みたいなもの、だから」
この更識 簪と言う少女は原作では
彼女は控え目な性格ゆえに自己主張が多くないが、何というか・・・ニュータイプがお互いに共鳴する感覚の様なアレを感じるので、何となく分かる
そんな会話をしつつ作業の様子を眺めている訳だが、軽く浮遊している彼女のスカートアーマーから金属の触腕が出てきて着々と作業をしているのが見える
うーん、完全に機械腕で良かった。ナマモノテイストだったらSAN値が削られる所だった
「この分なら、すぐ修理出来るから少し休んだら?」
「ありがとうございます、ではお言葉に甘えて少しだけ」
私は簪さんの言葉頷き一旦ピットを出て更衣室へ向かい、ロッカーから事前に用意した飲み物を取り出して飲み落ち着く
「・・・波乱の初戦でしたね」
先程の初戦、一夏さんは想定外の戦い方をしてきて終始圧倒されてしまった。次が有れば同じ轍は踏まない様にしなければ
「まぁ問題はラウラさん、でしょうか」
そう次の試合の対戦であるラウラ・ボーデヴィッヒ、彼女も彼女で一夏さんと同様に要注意人物だ
一夏さんが、そうであった様に彼女も相当な曲者に違いない
彼女について分かった事は原作同様ドイツ代表候補生である事、そして次期代表筆頭である事、原作の様に驕る事がなく努力を怠らない性格であり、自分に厳しく人に優しくを体現している人物
使用ISは全距離対応型ではあるが、中近距離戦をメインに調整されている
「・・・見た目がドラドなのですよねぇ」
どうも、この世界を作り出した神はガンダムが好きなのかISがガンダムである事が多々ある
いや、まぁそれはそれとして、かなり悪役フェイスの全身装甲機だ
「・・・十中八九AICは搭載されているでしょう、厄介ですね」
AIC・・・アクティブ・イナーシャル・キャンセラーは任意指定した範囲の物体の慣性停止能力の事で物理的な物に無類の強さを得る事ができる
物体・・・実弾等には強い反面、ビーム等の光学式には効きが悪い弱点があるが、ビットやビームライフルを操る本人がAICに囚われてしまえば詰むので、立ち回り次第でどうとでもなってしまう
またAIC使用に多大な集中力を要するらしいが、それも訓練次第でどうにでもなるので楽観視は出来ない
なにより、このドラド・・・武装のバランスが絶妙に良い、全距離対応をバランス良くしている
これは本当に油断出来ない
お待たせ致しました
影の薄すぎる簪ちゃん、出しましたw