特に挑発や軽口を叩き合い闘志をバチバチにぶつけ合う事もなく、至って穏やかに健闘を互いに誓い試合開始のカウントを眺め自身の集中力を高め、その時を待つ
試合が開始した瞬間、私が取る道は2つ
プランA、先手必勝の突貫
プランB、出方を伺う為に距離を取り様子を伺う
私個人的にはビット対策にAを選ぶのが性に合っているが、クレアに落ち着いて状況を把握し必勝する条件を揃える様に言われている
まぁすぐに倒してしまっても面白くないし、今後の経験の為にもプランBを選択する事にしよう
私が出方を決めた瞬間、カウンターがゼロになり試合が始まる
私は直ぐに距離を取る為に
「なるほど、貴女は後手を選びますか」
「私は慎重派なんでな」
セシリアのビームライフルから放たれたビームを紙一重で躱しつつ答え、お返しにビームバルカンを撃ち返すが、ヒラヒラと躱されてしまう
やはり一筋縄ではいかない、次の手を考える事にし、セシリアの出方を伺う
Hiνガンダムのソレのセシリア、実にバランスが良い
まぁ恐らく燃費に関してはレーゲンの方が良さそうなので、持久戦では勝てそうだが、あまり長く試合をしていては第3試合が出来なくなってしまうので、ある程度の塩梅で勝ちに行かないといけない
「まぁ弾幕を張る能力はコチラの方が上だ、問題無い」
セシリアからのビームを左手のヤルングレイプのビームブレードで斬り払い、右手ビームバルカンで牽制射をし、少し不安定な体勢なので
「なるほど、やはり その尻尾はビームカノンでしたか」
「・・・やはり? なるほど・・・お前も同族か」
「その様ですわね」
セシリアの言葉に薄々感じていた
それと同時にセシリア自身も私がセシリアの手の内を理解している事を理解し、この探り合いは中々に愉快な事になっていて少し面白い
「つまりAICの事は理解している、と」
「えぇ、利点も欠点となりうる事も存じておりますわ」
「そうか、なら遠慮も出し惜しみも必要ないな」
両手でニーズヘッグを保持しセシリアへ全力で放つとセシリアは一瞬躱そうとするがシールドでビームを防御する
その隙に私はセシリアと距離を詰めてヤルングレイプのビームブレードで斬り掛かる
「任意に出力変更が可能とは、予想外でしたわ」
「まだまだ甘いな」
セシリアのビームサーベルと鍔迫り合いをしながら言葉を交わし、次を考える
恐らく、この密着状態ならセシリアはビットを使えない筈・・・いや、さっきの試合では被弾覚悟でビット使ってたな、うん
まぁビットを使い難くする為に今の距離を維持する事を意識する事を決め、攻め続ける
「やはり貴女もそうする事を選びましたか」
「ビットは面倒だし、私にはコチラの方が性に合っている」
「そうでしょうっくっ・・・」
ヤルングレイプのビームブレードをセシリアがビームサーベルで受け止めている時にAICを発動させニーズヘッグと左脇下から通しセシリアに向け放つとセシリアは苦い表情をし声を漏らす
ヤルングレイプは手の平からビームブレードとビームバルカンの弾が出る仕様で有る以上、AICを使用する時に手の平を対象に向ける動作を同時に使用できるのが利点であり、単純だが警戒していても引っかかる
「はっはっはっ、単純だが厄介だろう?」
「・・・そうですわね」
とはいえ、AICの使用には集中が必要だ、だから常に冷静でないと行けないし、精神的疲労も蓄積していく
だから使用タイミングを見誤ってしまうと自滅する事になる
まぁまぁつよつよラウラちゃんにしたい