「時間も限られてるし、箒も怖いから説明するわ」
栗田はヤレヤレといった表情をし肩を竦めて言うと更に箒からの睨みは強くなるが、栗田は気にしない様だ
「簡潔に纏めると、俺にはIS適性が有って、尚且つ束さんと千冬さんのチカラじゃ隠蔽が出来なかった結果、国内外問わず面倒な輩から守る為にIS学園に入学してきたって訳」
「・・・色々と端折られてる気がするが、まぁ良いか」
「事の次第を最初から細かく話すと長くなって時間足りないからな、だいぶ端折ったんだよ、気になるなら放課後とか時間ある時に話してやるから。あ、ちなみに束さんが在学3年間で輩と話をつけてくれる手筈になってる」
栗田の説明に多少は納得した様子の箒に、さらに栗田は言葉を重ねて言う、今までのやり取りを見て距離感の近さを感じ思う
コイツら知り合いか?と
いや、そうか冷静に考えると当たり前か、一夏と栗田は家が隣同士の幼馴染、一夏と箒は剣道場の兄弟弟子で幼馴染
だから栗田と箒も面識が有って当たり前だろう
そこまで考え、色々と納得して疑問を抱く
あれ? 箒と私を呼ぶ理由は分かったが、セシリアを呼び出した理由は何だ?と
「リクが
「我々にか?」
「うん」
栗田が説明している間、大人しくしていた一夏が少し申し訳なさそうに口を開き、そんな事を言う
まぁ、この流れならお願いの内容は大体の予想ができるが、一夏の言葉を待つ事にしよう
「リクが男だと言う事を黙ってて欲しいんだ、お願い出来るかな?」
「・・・私は構わないぞ? 理由は何となく予想出来るしな」
「
「私も構わないが、理由を教えてくれ」
「3人共ありがとう」
私達3人の了承を聞き一夏は微笑み嬉しそうに言う、守りたい この笑顔
「理由なんだけど・・・」
「俺の立ち位置が絶妙に微妙な位置に居るから、だ」
「・・・どう言う事だ? わかる様に説明してくれないか?」
栗田は再びヤレヤレと肩を竦めて言うが、箒は怪訝そうな表情をして栗田へ苦言を呈する
「あぁすまん、俺は初代
「・・・うむ」
栗田の説明を聞き箒は何とも言えない表情をして何とも言いがたい返事を栗田へ返す
でも、私は知っている。女装は栗田の趣味ではないが、女装に全く抵抗感を持っていない事を
ついでに言うと栗田のヘアアレンジやらメイクは一夏が嬉々としてやっているであろう事を、私は知っている
これは言わないでおこう、言われても箒が混乱するだけだしな、うん
「そんな訳で、協力よろしくな」
「うむ、任せろ栗田」
「任せて下さいリクさん」
「・・・口は硬い方だと自負している」
と栗田は締めくくり三者三様の返事を返したが、箒がやたら硬い気がするのは気のせいだろうか?
あれ? 今更だがセシリアの態度が柔らかくないか? 原作だと男を目の敵にしていた筈なんだが
「・・・今更だが、軽く自己紹介をしておこう。これから共犯関係だしな」
「ふふ、そうですわね」
「それを言うならば、共犯では無く協力者じゃないのか?」
私の言葉にセシリアは面白そうに便乗し、箒は真面目な事を言う
「私はラウラ・ボーデヴィッヒ、約1年前に半年程 栗田と一夏の隣人をしていたドイツ代表候補生だ。よろしく頼む」
「私はセシリア・オルコットと申します、お二人とは大凡2年前にお話をさせて頂きました、篠ノ之博士のお陰で私の妹分は今でも元気です、感謝しております」
「篠ノ之 箒だ、一夏とリクとは幼馴染という奴だ。よろしく頼む」
三者三様の自己紹介を終え、私達の共犯関係は完成される
上手いこと行けば良い、行く様にフォローしよう
お待たせしました