骨折対策を一通り話して、ラウラが気になっている様子の事へ話題をシフトする
「リクと一夏はラウラと知り合いだったの?」
「あー・・・元襲撃者 兼 元隣人 兼 現クラスメイト?」
「襲撃の件についてはすまなかったと思っている」
「アレは千冬姉も悪いと思う」
「んん? なんて?」
僕の質問にリクが おおよそ予想通りのクラスメイトと答えるが、前2つが予想外で気になり過ぎてしまう
「現クラスメイトについては追及する必要は無いと思うけど、元襲撃者って? あと元隣人」
「元襲撃者は・・・そう、シャリーに出会う3日前にドイツへ千冬さんに会いに行ったんだけど、施設でドイツ代表候補の教導してた千冬さんに声掛けようとしたら、ラウラにワタシが一夏と勘違いされて襲撃された」
「え? いや、どうみてもリクと千冬さんは似てない・・・」
「・・・それについては反省している」
「千冬姉の説明が雑だったのも悪いよねぇ、あとシャリー 例の件なんだけどラウラも協力者だから大丈夫だよ」
「了解」
リクの説明を聞き、リクと一夏が並んでいたら見間違える筈もなく一夏が千冬さんの妹である事が理解出来る筈なので、驚愕してしまう
まぁラウラが短慮だった事については反省している様だし良いとして、リクの性別を知る協力者なのは理解した
なるほど、僕と知り合う3日前ならリクは普通に男の子の格好だったろうし、納得
「つまりリクはラウラと殴り合いした3日後に僕と出会った訳か、何とも濃ゆい数日間だね?」
「全くだ、勘違いで襲撃されるし、英国名門貴族令嬢と知り合いになるし、仏有名IS企業の1人娘と友達になるし・・・なんかすげぇ濃ゆい約1週間だったなぁ」
「・・・うん、改めて聞くと凄いね」
「明日には協力者のセシリアと箒も紹介するね? 」
「うん、ありがとう一夏」
リクが口にした概要だけ聞いても中々に濃厚な時間を過ごしてるのが分かる
貴族令嬢はセシリアだったのか、なるほど。という事は大体のヒロインズが協力者なのかな?
あと協力者として今 居ないのは鈴だけど、十中八九 鈴は協力者だろうし? だって一夏曰くセカンド幼馴染な訳だし
一夏とリクの性格を加味すると鈴が この場に居ない事 及び 先程の紹介するメンバーに鈴が含まれていなかった事を踏まえると鈴は まだIS学園に居ない
そして原作沿いに未来が進むならば、もう少ししたら鈴が転入してくる筈
僕の様な
「勘違いでラウラがリクを襲撃した後、なんで隣人に?」
「詳しくは覚えてないけど、千冬さんの判断で半年ぐらい日本に留学しに来てたんだ、ラウラ達」
「私がどれほど狭い世界しか知らなかったのか、井の中の蛙であったか、を知れた良い体験だった」
「そうだったんだね」
「ラウラのセーラー服、可愛かったんだよ?」
「なるほど、詳しく一夏」
「急にキャラ崩壊しないでもろてシャリー」
リクが呆れた表情をしているのと、ラウラが戸惑っている表情をしているのは気づかなかった事にして、僕は一夏に詳しく説明を要求する
ちなみにリクも一夏も僕の恋愛対象について知っているし理解を示してくれている、本当良い友人だと思うし、一夏が僕の好みで無かった事は実に喜ばしい
そうじゃないとリクと全面戦争になってしまうかも知れないからね、うん
「写真とか無いの?」
「あるよ?クレアさんに頼まれてたし」
そう言うと一夏はポケットからスマホを取り出して操作して僕へ見せる
おお神よ、僕は今幸せです。今世において不幸と思った事ないですが、とにかく幸せです、感謝いたします