ちょっとした冗談で栗田に野獣の様な眼で睨まれたりした昼休みを超え、午後の授業も筒が無く問題も起こらずに乗り越え、放課後に一夏のクラス代表決定祝賀会を行った
何処から話を聞きつけたのか、画数が異常に多い 新聞部副部長 黛 薫子が祝賀会に現れ一夏や私達にインタビューをしたり写真を撮っていった
本当に何処から情報を仕入れたのだろうか? 楯無か? 確か原作では仲が良いと言われていたしな
そんなこんなで祝賀会を経て就寝し翌朝、毎日のルーティンをこなし髪を整えている時に思い出す『そういえば鈴の転入の日では?』と
まぁ鈴が転入してきても、何かが悪化する訳でも無いので忘れていても問題は無い・・・本当に何の問題がないな、うん
強いて言えば、協力者集会の招集が有るぐらい・・・か?
そんな身にもならない事を考えつつ支度をしてシャルロットと朝食を取り登校すると、クラスメイトがクラス代表戦の話をしていたので、聞き耳を立てておく
「あ、そういえば2組のクラス代表も専用機持ちらしいよ?」
「へぇ、そうなんだ。それは楽しみ」
「中国代表候補生で専用機の調整で入学が遅れたとかなんとか、ちなみ近接パワー型」
「どこから仕入れたの?リク」
「企業秘密」
今日は一段と眠た気な栗田が谷本の言葉にサラッと補足をして一夏に情報元を尋ねられるが、秘密らしく言わない。まぁそれはそうか
「全く、少し見ない間に随分と・・・一夏の仕業?」
「プラス束さん、お前は変わらないな、鈴」
「・・・なんかアンタに言われると癪ね、リク」
「え?!鈴? アレ? いつの間に? 」
ヌルッと いつの間にか一夏を中心に形成されていた雑談の輪に鈴は混ざっていて、一夏と谷本、クラスメイトが驚いている
「リクが2組のクラス代表の話をし出した時かしら? ま、それは良いのよ。一夏? アンタが1組のクラス代表なんでしょ?」
「え? そうだけど・・・」
「なら、アタシが2組のクラス代表としてアンタに初黒星を付けてあげるわ」
鈴は薄い胸部を張り勝気な笑みを浮かべ一夏を指差し宣言すると、一夏は数秒目をパチパチとさせてからニッと笑み
「分かったよ鈴、受けて立つよ」
「そうじゃなきゃね」
「・・・鈴、時間だ」
「あら、そう? ありがとうマドカ。 それじゃ一夏、クラス代表戦を楽しみにしてるわ」
鈴以上の隠遁で私も気付けなかった黒髪で黒の立体マスクをした少女が鈴に声を掛けて教室を出てゆく
あの少女の雰囲気、教官に似ていたな。あと目元と瞳の色、毛質も教官と一夏に似ている様な気がする
そう、そうだ1週間前に見た あの少女だ、まさか彼女が織斑マドカなのか?
そんな事を考えていると、鈴と少女と入れ替わりに教官が教室に入ってきてホームルームが始まる
「知っての通り、来週はクラス代表戦がある。織斑と整備班は準備を怠らない様に」
教官の言葉に一夏の力強い返事、栗田の気の抜けた返事、簪の小音声の返事、のほほんの間延びした返事が聞こえる
栗田と簪がいれば、余程無茶な練習をしなければ大体は大丈夫だろう、多分
そんな訳で、ふとレーゲンの修復率を確認すると94%になっていたので、先の試合ほど激しくしなければ、大丈夫なレベルな為一夏の練習には付き合う事が出来そうだ
そんなこんなでクラス代表戦以外は特に特記する事もなくホームルームが終わり、私の狭い交友関係で1番沖田に違い人間である栗田へ尋ねる
「沖田は今日も休みか?」
「今週いっぱいは様子見で自室待機の予定だな」
「・・・そうか、まぁお前と違って沖田は繊細そうだし、正直 専用機のデータ提供さえ行えば無理に出席する必要も無い、と私は思っている」
「ほんと響は繊細だよな〜、ワタシと違って。確かにそれはそう」
受け取り方によっては栗田をディスってる様に聞こえる言葉に特に反応する事なく、私の言葉に栗田は同意する
やはり自分が
謎の黒髪マスク美少女が登場←