教官と山田先生が教室を後にして数分も経たない間に金髪美少女が私の横を通り沖田の前に出現し話掛けていた、早い
「少し宜しいでしょうか?」
「え? あ、あぁぁうん、何かな?」
いきなりセシリア程の美少女に話しかけられたら一般男子生徒である沖田が動揺するのも理解出来るし、セシリア自身 笑顔を浮かべたままで不快感を感じてる様子はない
セシリアがポーカーフェイスを得意としているならば話は別だが、多分不快感は抱いていない、多分
「改めて自己紹介を、
「えっと・・・沖田 響です、なんかよく分からない間に男性IS適合者になってました。なんでか本当に分からない」
うーん、やはり根からお嬢様のセシリアの所作は実に美しい
原作のセシリアも お嬢様していたが、目の前のセシリアは名門貴族のお嬢様をキチンとしていると感じる
「はい、よろしくお願い致しますわ沖田さん」
「うん、よろしくねオルコットさん。 え、えーっと・・・不躾な質問なのだけど、僕は何かしてしまったかな?」
「いえいえ、沖田さんが何かした とかでは無いのです。
今世では女ではあるが、
現状 栗田が居るとはいえ、まだ沖田が栗田が同性であると認知してない 今の状況ならば、沖田の心的疲労は過労であると予想出来る、正直に言えば栗田のメンタルが強すぎるし、少々異常と言わざる得ない
私が思うに、この辺りが自称一般人の所以だと思う
「そ、そう。ありがとう?」
「いえいえ、お気になさらず。ノブレスオブリージュが我が家の家訓ですので」
「ノブレスオブリージュ?」
「日本語訳だと『位高ければ徳高きを要す』でしょうか? 強者は弱者へ手を貸すべきであり、困っている人は進んで助けましょう。みたいな感じですわ」
「そうなんだ?」
ノブレスオブリージュは貴族と言う地位に伴う義務を負う考え方だ
平民より良い暮らしをしている以上、責任と義務が発生し それを全うしなければならない
治める領地を肥えさせる政治をしなければならなかった訳だ
まぁ現代では実業家を始めとした所謂 金持ちが寄付をしたり支援団体を作ったり、自らボランティアに行くみたいな形をノブレスオブリージュと言う事もあるらしい
小難しい事は省くと、困ってる人がいたら手助けするぜ って事だ。セシリアはそれが出来るって訳だな
「そうなのです、なので 24時間対応可能、とは言えませんが お声をかけていただければ微力ながら お力添え致しますわ。まぁ私を頼み憎ければリクさんや一夏さんもいらっしゃいます。遠慮なく頼って下さいませ」
「うん、ありがとうオルコットさん」
セシリア程の美少女よりは、同じ日本人である一夏や栗田の方が まだ頼りやすいと判断したのかセシリアは直ぐに2人の名前を出す
「そうだぞ?響、特にワタシは隣だし遠慮せずに頼ってくれ。ただまぁ・・・入試主席合格のセシリアに比べたら控えめと言わざる得ないけど」
「あらあら、ご謙遜を。座学は私と同点だったと記憶していますが?」
「凄いんだね、2人とも」
急に栗田が会話にログインして肩を竦め言うとセシリアがすかさず言う、元々優秀だったが、猛勉強したんだな栗田、偉いぞ
「ワタシは・・・まぁ家庭教師が超絶優秀だっただけさ」
「コネは人徳ですわよ?リクさん」
「いやぁ運良く幼馴染だっただけなんだが」
栗田の言う超絶優秀な家庭教師って言うのは、
待て待て、この布陣で入試を落ちる未来なんで有り得ないな、布陣が豪華絢爛とし過ぎている
まぁ十中八九 篠ノ之 束の予感がする、あの人はやりそうだ、うん
正しくはリクと箒の隣ですがw
お待たせ致しました