「せっかく世界が平和になったってのに……なんでこんなことするんだよッッッ!!!!」
その日、地球に大型建造物『コロニー』、『サイド2』の第8バンチ、アイランド・イフィッシュが落とされた。それにより地球に住む通称『アースノイド』そしてサイド1,2,4に住んでいた通称『スペースノイド』のべ約30億人もの人間の命が失われた。
「俺たちは運良くこの『サイド7』に来ていたから助かったが他の人たちは……」
丁度104期、元マーレの戦士達は偶然サイド7に来ていたのだった。
「クソッ……情報が錯綜してやがる……」
チャンネルを変えると被害の規模や、落ちた地が変わるなどザラであった。
「……」
「……どうしたエレ────」
エレンは血が滲むほど強く拳を固め、TVの画面を睨みつけていた。
「自分たちの仲間を皆殺しにしてまで……そうまでして戦争に勝ちたいのかよ……」
コロニーを落とした者たちの名は『ジオン公国』、デギン・ザビという男を公王に据えた独裁国家である。
「ナナバさん……」
「まさか軍に入隊するなんて言わないだろうね……?」
「その通りです。相変わらず俺の事となるとなんでもお見通しですよね」
「……ちっぽけな正義感で入るつもりならやめとけよ。相手はこっちの国力の30分の1なんだ、勝てるわけねぇよ」
「……でも、もし勝ったとしてもその後に何も残っていなかったら意味が無いだろ? ……早く終わらせるために俺は」
「それに、ナナバさんがいるんだぞ? お前、残されるもんの気持ち考えたことあんのかよ」
「それは……でも、それでも……!」
「チッ……好きにしろ。だけどなぁお前……絶対生きて帰ってこいよ」
ジャンはグリュックの目を真っ直ぐ見つめる。それに対しグリュックはいつものように気楽に答えるが、目は真剣だった。
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UC.0079 3/18
「既に北米のキャリフォルニアベースが占拠されている! 我々はこれ以上のジオンの進行を阻止するため、奴らと戦う!」
軍に入隊したグリュックは、連邦軍の最新鋭機『セイバーフィッシュ』にてジオンの進行を阻止するため、『フォックス隊』と共にイギリスへと向かっていた。
「人手不足だからって新兵をこんな最新機に乗せるとはな」
「嫌味はよしてくださいよダリア曹長。それに相手のモビルスーツ? とやらの相手は誰も経験してないんですから、一緒ですって」
「あれがジオンのモビルスーツ『ザク』だ」
遠くに見えたそれが単眼の人型のロボット、ザクIであった。
「総員!! 一斉にかかれ!!!」