地球連合内はコーディネイターに対し擁護的な『エゥーゴ』、コーディネイターを徹底排除する『ティターンズ』に分かれ、対立していた。エゥーゴは『Gシリーズ』の5機のガンダムを開発し、ティターンズは新機軸ムーバブルフレームを使用した3機の『ガンダムMk-2』を開発していた。
「あの戦争からちょっとでまたこれかよ、面の皮が厚いんだかなんだか……」
ドックに並ぶ5機のガンダムを見て、グリュックは呟いた。
「ま、どんなに時代が進んでも人ってのはこんなもんってこった」
「てかアムロは?」
「確かニュータイプっつって軟禁状態にあるんだとよ」
「誰から聞いたんだ?」
「アルミンがさ」
「そういえばアルミンはオーガスタ研究所ってとこ行ったんだろ?」
「あぁ、そのニュータイプの研究ってのをやってるらしいんだが、まぁあんま詳しいことはわかんねぇよ。……でも、怪しいヤツらとつるんでるらしいぞ?」
「と言うと?」
「名前はわかんねぇんだが、コーディネイターの排斥ってのを進めてる組織らしい、まぁろくでもねぇ奴らってのには変わりねぇな」
「そうだな……」
(アルミンもハンジさんも……無事だといいんだが……あ!)
「そういや今日はあの日だろ?」
「は?」
「好きな人にチョコ渡すさ!! あの日だよあの日!! あぁ〜ナナバさん喜ぶかな〜」
「あぁ、そっか……」
「お前は誰に渡すんだよジャン!」
「いや……お前なぁ〜、まぁ友チョコとして104期の奴らには渡すけどな」
「えぇ〜本命はいねぇのかよ〜、ほら、ブライトはミライさんに渡すって言ってたしさ」
「えぇ!? あの艦長が!?」
「なんだよジャン、知らなかったのかよ。あのふたりデキてんだぜ?」
そんな与太話をしていると、次第に周囲がザワザワし出す。
「ん? 何だ? 周りが騒がしいぞ?」
「ユニウスセブン? ユニウスセブンがどうしたん────だ……? 一体……」
新たに製造されたコロニーがどうしたんだ、と、そう思い街頭モニターを見る。2人は絶句した。
「……なんで、壊れてるんだ……?」
ユニウスセブンが崩壊し、そして……。
「お母さんっ!! イ"ヤ"ァ"ァ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!! 」
「おい……まずいぞ……これは……」
「あぁ……暴動が……起きる」
叫ぶ女性を皮切りに、次第にどんどんパニックは広がっていく。その日は2月14日、バレンタイン、ティターンズの将校バスク・オムとその部下による核攻撃により、コーディネイターの住む新設コロニー『ユニウスセブン』が住人ごと破壊されたのだ。
「民間人……なんだぞ? ……あそこに住んでいるのは何の武装も持たない……民間人なんだぞ!!! 」
連邦の軍服を着たままそう叫ぶグリュック。それを見ていたコーディネイターには意外に見えただろう。連邦が連邦に怒っているのだから。
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「「リタ!!」」
一方、ニュータイプとしてオーガスタ研に連れられたリタ・ベルナル。しかしハンジ、アルミンの計らいにより脱走に成功、ヨナ、ミシェルと再会するのであった。