「なんだ!?」
一方その頃、黒いガンダムMk-2に乗り戦闘をしていたグリーンノアの少年カミーユ・ビダンはヘリオポリスの外壁に空いた穴に入ってしまい、地表に激突する。
「ぐあああああぁああ!!!」
「え!?」
「何だと!?」
そしてそれはクルーゼ、キラ双方の意識を逸らす。それを好機と見たムウは本体部のリニアガンをシグーに向けて放つが、まんまと躱されてしまう。
「ほぅ……先程のビーム砲、これほどの火力をモビルスーツに持たすとはな……」
1度撤退したクルーゼ。そしてストライクの付近に着陸したアークエンジェルとメビウス・ゼロ、乗員が降りてくる。
「こちら地球連合軍第7機動艦隊大尉ムウ・ラ・フラガ。着艦許可を貰いたいんだが、艦長は?」
「主だった士官は皆先程の爆発に巻き込まれて……。今ここではラミアス大尉が一番の上官になります」
「へぇ〜、じゃあ許可、貰える?」
「え、えぇ……許可します」
「んで……あのストライクのパイロットは?」
コクピットから降りてきたのは若干16歳の少年。その場にいた士官全員が驚く。
「襲撃を受けた際、何故か工場区にいたところを保護し、そして彼がジンを撃退しました」
「ジンを……!?」
その場にいた者たちがまた驚く。
「そういえばこいつらの正規パイロットはどこだ?」
「襲撃の際艦長挨拶をしていたので……」
「……そうか」
そう言うとムウはツカツカとキラの方に歩いていき、
「な、何ですか?」
「君、コーディネイターだろ?」
瞬間、辺りが静寂に包まれる。
「……はい」
キラの返答で、下士官が銃を構え始める。
「なんだよ! キラは敵じゃねぇよ!」
トールがキラの前に立って抗議する。
「銃を下ろしなさい。……ここは中立国だもの、戦争が嫌で住んでいるコーディネイターがいたっておかしくないわ」
「……じゃあなんでそんなとこに兵器移したんだよ」
グリュックの呟き、ちょうどその時、マークIIのコクピットから少年が降りてくるのであった。
「なんですか? あなた達は」
「え……」
カミーユの方に銃を向ける者もいたが、エゥーゴの軍服を見て銃を下ろした。異常事態にコーディネイター騒動もどこかへ行ってしまったのだった。
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「ジェリド機、発進よろし」
ティターンズへと出向になったナナバは連合のアガムメノン級『トヨタマヒメ』のオペレーターとなり、デラーズ・フリートを追っていた。
「2号機は俺が取り戻す。ジェリド・メサ、GP01、出るぞ!」
ティターンズの軍人ジェリド・メサはガンダム試作1号機の宇宙戦仕様『フルバーニアン』を駆り、ジオン残党の将校デラーズ率いるデラーズ・フリートに立ち向かったのだった。