Rocket Queen   作:酢味噌ニアン博物館

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大庄水産に到着した私は彼女らのいる席に着いた。
そうしてメンバーが揃いもう幾度となくやってきた
このバンドの打ち合わせが始まる


第12話 迷い

 

リョウ「それで、今日は何について話すの?」

 

ユメ「そう、ソレなんだけどね実は…」

 

と少し間をおいてから本題に移った

 

ユメ

「とあるレコード会社って言っても大手レーベルの子会社に当たるから、まぁインディーズレーベルなんだけど、そこのプロデューサーの人が昨日のライブ見に来てくれてたみたいで、ライブの後連絡先交換したんだよね」

 

「そうしたら今朝、電話でレーベル加入のお誘い頂いちゃってさ、なるべく早くどうするか決めてほしいってお願いされたから今日急遽ここに集まってもらったっていう事なの」

 

リョウ「なるほど、それで曲の方とかの感想とか言ってた?」

 

ユメ

「それなんだけどね、前にリョウが作ったやつって言っても

ほぼリョウが作った曲ばっかりなんだけどね(笑)」

 

唯奈「今の売れ線路線も褒めてくれたけど前の路線の曲のことすごい褒めてくれててさ。」

 

リョウ

「へぇ〜、さすがはプロデューサー。目の付け所がいいね」

 

唯奈「それでどう?リョウはレーベル入ろうと思う?」

 

リョウ「私は…」

 

と私はさっき心に決めた決心が大きく揺らいで

返事が詰まってしまった。

 

確かに抜けて新しく音楽を始め直すというのも有りだが

私の曲を広められる絶好の機会なんか早々巡ってこない。

 

しかも売れ線路線より今までの素直な気持ちを歌ってた

あの曲たちの方を絶賛してくれているのだから。

 

今の私にとって、何が良くて何が悪いのか

そして今の私にとって、

どっちの選択肢のほうがメリットがあるのか

 

一瞬のうちに頭の思考回路をフルに動かして

なんとか返事を絞り出す

 

「私は…そこに入って私達の音楽ができるならいいと思う」

 

と少しだけ本音を織り交ぜて答えを返した。

 

ユメ「じゃあリーダーがそう言ってることだし決まりだね!」

 

リョウ「私その人の連絡先持ってないからユメと唯奈で仲介役頼むね」

 

ユメ&唯奈「任せて!」

 

唯奈「それじゃ今日の本題は決まったことだし後はゆっくり

ご飯でも待ちながらもう1個の議題でも話そうかな」と

 

唯奈がホッとした様子で言う。

 

そのとき鉢巻をした店員のおじさんが

 

「まぐろ切落し丼と刺身定食、へいおまち!」

 

と全員分の料理を運んできてくれた。

 

メンバー一同「頂きます」

 

リョウ「うむ、安定の味。素晴らしい」と絶賛した後

 

私達は海鮮丼やら刺身定食を食べながら次の議題に

話を進める事にした

 

唯奈「次の議題なんだけど、曲の方向性レーベルから前の作風がいい評価貰ってたからそっちの路線に戻ろうと思うの」

 

ユメ「私も賛成。そのほうが私達も好きに曲作れるしレーベル側も売り出しやすいだろうからね」

 

リョウ「私も賛成。このバンドの元々のテイストを大事にしたいからそれで思う存分できるなら戻そうよ。」

 

唯奈「私達もともとそういう曲のほうが得意だったしねぇ」

 

リョウ「じゃあそういう訳で元路線に戻るということで宜しいかな?」

 

 

ユメ&唯奈「OK!これからも頑張るぞ!!」

 

一同「おー!」

 

 

 

私達はレーベル加入と今後の楽曲の方向性について

話し合って久しぶりにいい雰囲気になって話も弾み

楽しい時間を過ごてまだ、もう少しだけこのバンドに居ても良いかなと進展した現状に淡い希望を抱いた。

 

 

しばらくして、昼ご飯の海鮮料理を各々が食べ終え店を後にし

その後私は家に戻りジョーにさっきの出来事で

まだ少しだけはむきたすで続ける事にしたと

ロインで連絡する

 

「さっき色々バンドで良い事あって抜けるのちょっと考え直した」

 

と送り、彼からの返信を待つ。

 

しばらくしてジョーから

 

「何かあったのかよくわからないけど、いい事あって続けようと思えたんならよかったじゃん!ところでその良い事って何よ気になるやん」と来た。

 

「夜時間ある?8時位に通話でもしない?出来たらその時話す」

 

「夜暇だから大丈夫。そんとき聞かせて」

 

「おけ、後でまた連絡するね」

 

「了解!じゃ後でな」

 

と約束をして夜までドタバタだった一日の疲れを癒やすために

仮眠を取ることにした

 

#13へ続く

 

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