Rocket Queen   作:酢味噌ニアン博物館

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第14話 Scammer

ジョーに電話越しに相談した日から数日が経ち、

今日はそのレーベルのプロデューサーと午後から

レーベル加入について打ち合わせが入っているので

はむきたすのメンバーと私は、

今そのレーベルの事務所の会議室のドアの前に来ている。

 

唯奈「そろそろ時間だね…緊張するなぁ」

 

リョウ「うん、私もちょっと緊張する」

 

ユメ「リョウも一応緊張とかするんだね」

 

リョウ「私も一応ちゃんと人間だから緊張くらいするよ」

 

するとその時ドアの向こうから

 

「すいません、おまたせしましたー!入ってどうぞー」と

 

 

声が聞こえてきえた。

 

 

私はノックしてドアを開けてこのバンドのリーダーとして

先陣を切って部屋に入る_

 

リョウ「失礼します。」

 

 

そうしてこの時から、私達のバンドの今後を左右する打ち合わせ

そしてこのバンドの崩壊のカウントダウンが始まった。

 

 

リョウ「ざ・はむきたすのベース兼リーダーの山田リョウです」

 

ユメ「ギターボーカル尾崎ユメです」

 

唯奈「ドラムの本田唯奈です」

 

???「ようこそいらっしゃいました。

どうぞそちらにお掛けください」

 

そうして私達は下座のソファーに腰を掛け

相手が次の行動に行くまでの一瞬で

今から始まることの心構えをして待っていた。

 

???

「はじめまして

私、Scam recordsにて当レーベルの

新人ガールズバンド発掘オーディションなどの

プロデューサーをしております、

田代 優と申します。

皆さん、本日はどうぞよろしくお願いします」

 

メンバー一同「こちらこそ本日はよろしくお願いします」

 

私はその、40代半ばくらいのオバさんプロデューサーから

今日の本題を聞かされる。

 

田代「さて、本題ですが今日皆さんに来てもらった理由ですが…」

 

田代「レーベルとして皆さんに加入していただくか否か、

その最終選考を1ヶ月後に開催される次回の発掘オーディションに参加して頂き、そこで正式に契約するかどうか返事させて頂きたく思い来ていだたきました。」

 

リョウ「分かりました。ちなみにオーディションはどのような形式で行なわれますか?」

 

田代「ライブ形式で行い、集客率、オーディエンスの反応、演奏力、パフォーマンスなどで評価させていただきます。」

 

リョウ「なるほど、分かりました。私達オーディションに出てみます」

 

田代「その返事を待っておりました…!ではここに代表者の方の参加承諾のサインをお願いします」

 

リョウ「ちなみにオーディションの場所はどちらで?」

 

田代「横浜赤レンガ倉庫の特設ステージにて行われます」

 

リョウ「分かりました。では1ヶ月後、よろしくお願いします」

 

そうして私は、この先このバンドの大願を叶える為に覚悟を決め

参加承諾のサインとして自身の名前を書き記しペンをおいた。

 

しかしこの参加の決定がむしろ仇となり

1ヶ月後このオーディションを受けたことによって

後に結束バンドを組むまで音楽から離れていた

ある理由として、ある"重大な"出来事が起き、

私の最初のバンド、ざ・はむきたすは崩壊することになる。

 

#15へ続く

 

 

 

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