いずれお前もこうなるTS転生者   作:まさみゃ〜(柾雅)

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二話投稿です。
前話の掲示板形式から読む事をオヌヌメします。






逃亡生活:デート編

 起床。

 時刻は午前6時。

 社長はまだ寝ている。

 先生との約束の時間は10時くらいなので、軽い朝食を摂ってから着替えて、急いで拠点の荷物を取りに行く。

 用意したのは無敵ロボ(ryの起動ボタン、止血剤、麻酔薬、スモークグレネード、カラフルな薬品。

 これらを適当に肩下げ鞄に詰め込み、ついでにアクシデントで汚してしまった時用の着替えとして制服も入れておく。

 

「ここから戻れば約束の時間までには戻れるな、ヨシッ」

 

 予定通りの時刻に事務所に戻ってこれた。

 少し走って軽い疲労を感じるが、休める時間は十分にあるため、その間に汗はすぐに乾くだろう。

 事務所のソファーに座り、軽く手と襟で煽る。

 そこに先生からのメッセージで事務所前に着いたことを知らせるものが届いた。

 俺はまだ眠っている社長に書き置きを残して事務所を出る。

 

「おはよう、ヒカル……ってその格好で行くのか」

「おはよーさん、先生。そりゃ俺は変装しなきゃいけねぇんだからこれを着るしか無いでしょ。

 てかどうして俺だったんだ? ユウカとかカンナさんとか、誘える女は他にもいっぱいいただろ」

「言い方……。まぁその話は目的地に向かいながらでも話そうか」

 

 そこで俺はユウカが今日は用事があることを知った。

 そのおかげで幾分か気は楽になったが、このデートが彼女にバレたらと考えると……うん、その時はその時の俺がなんとかしてくれるだろう。

 

 そして大きなモールへと到着する。

 この建物の上層がシネマ関係らしい。

 エレベーターで目的の階へ到着すると真っ先に移ったのは白いロボットのキャラクターパネルだった。

 

「……へぇ、先生いい趣味してんじゃん」

「い、いや、このチケットは抽選で当たったんだよ? 本当だよ?」

 

 そう言って先生は先行上映会のチケットを取り出して見せてくる。

 嘘はないようだ。

 けれど、なぜ慌てているのだろうか?

 別に俺とユウカは繋がってるわけじゃないから先生の買い物事情とか知らないし。

 

「別に疑ってねぇって先生。それに俺は先生の買い物事情とか知らないし?

 お、パンフレットはここにあったのか、どれどれ……」

 

 今回見る映画のあらすじをザッと読む。

 既視感のある内容だが、それよりも今回の映画に登場するロボのグッズの欄に目が留まった。

 超合金、プラモデル、他色々……。

 

「……楽しみだな、先生」

 

 ポツリと呟く。

 そういえば前世含めて映画館で映画を見るのは久しぶりだな。

 先生が息抜きのために用意してくれたこの瞬間、俺は大いに満喫することを心に決めた。

 

 

― ◆― ―◆― ―◆ ―

 

 飲み物を取ろうとして手が触れる、とか急なドッキリ演出で先生の腕に逃げる、とかそんな事はなく映画鑑賞は終わる。

 久しぶりの映画は気付かないうちに空いていた、俺の心の穴に沁みた。

 心なしか先生が笑みを浮かべている気がする……。

 

「って先生? 何笑ってんだ?」

「いや、楽しんでくれたみたいだから」

 

 そう言われてやっと自分が笑っていることに気付いた。

 誰かに笑顔を見せる事はあったけれど、心から湧いて出たものはそう少なかった。

 

「そりゃ久しぶりに映画を観たから……。

 と、ところでこの後はどうするんだ?

 まさか映画観に行ってハイ終わり、なんて事は無いんだよな?

 俺は全然それで構わな――」

「そうだね。いい時間だしお昼も兼ねてデートの続きしようか」

 

 解散を促そうとしたが、話題を間違えてしまった。

 けれど、何だかんだ先生と映画の話題で話すのは楽しくて悪くは無い。

 どこで食べるか聞かれたのでモールの中にあったなんて事ないファミレスを選ぶ。

 「本当にここで良いの?」と他にいい店があると言われたが、下手に高い所へ行ったら後々ユウカに先生が詰められると思うので遠慮した。

 

「改めて今日は誘ってくれてありがとな、先生」

「ヒカルが楽しんでくれてよかったよ」

 

 映画の内容を二人で語りながら注文した料理を待つ。

 その間二人で何処が良かったとか、最後の一撃を決めるシーンで胸に込み上げてくるような熱を感じたとか、たわいない会話をする。

 お陰でこのレストランに向かう道中、遭遇する他校の生徒と何回か先生が会話をしている際に彼女らから感じた殺気で萎縮した身体が癒えた。

 

「お、先生が頼んだやつが来t――ん゛ん゛」

 

 けれど、注文した料理が運ばれてきた時に俺は気付いてしまった。

 先生と背中合せになるように座った見知った人物の後頭部が見える。

 そのヘイローとケモミミは昨夜にも見た。

 

「ヒカル? 大丈夫?」

「あ、あー、なんでもないぜ、先生。うん、キノセイキノセイ」

 

 こんなとこにカンナさんとかいるわけ無いでしょいい加減にしろ!!

 奥の席にいる、朝から付いてきた社長たちは知ってたけど、まさか公安局の人間がまさかねぇ……?

 気を紛らすように映画の話題を振る。

 お互いの好きなジャンルや、先生のおススメの作品、それらを教えてもらう。

 俺も何かおススメしたかったがこの身体は脱獄する前の記憶は無いし、前世に見たものがこの世界にあるとは思えないため、聞き手に回った。

 

 昼食を済ませてレストランを出る。

 ここで今日は解散しようとしたらそれに被せるように先生はもう少し見て廻らないかと提案してきた。

 俺が断る可能性など考えないその雰囲気に思わず溜息をついてしまう。

 まぁ実際、何故か断れなかったんだけどさぁ……。

 

「ヒカルはアクセサリーとか興味ある?」

「あくせさりぃ? 特には――「あらシャーレの先生、奥様へプレゼントですか?」」

 

 1軒目。

 たまたま立ち寄ったアクセサリーショップの店員に何故か夫婦と間違えられた。

 誤解を解くのに少し時間がかかった。

 

「奥さん、旦那さんにプレゼントでもどうですかい?」

「俺は未婚だ」

 

 2軒目。

 同じくたまたま立ち寄ったメンズファッションの店で店員に声をかけられた。

 学生証を見せて誤解を解こうとしたが、向こうが折れただけで多分解けてない。

 

「な、なぁ先生、そろそろ――」

「あれ? 先生〜ってぇえ!? 先生奥さんいたの!?」

 

 3軒目。

 先生が護身用で何か銃が欲しいって話が出たのでガンショップに立ち寄った。

 天使の羽みたいなの生えてるから多分トリニティの生徒と出会い、これの誤解を解くのにも時間がかかった。

 去り際に「私なら四六時中一緒にいてあげますから銃なんて必要ないですよ」と牽制された気がした。

 

 

 

「………………先生」

「…………なんかゴメン、ヒカル」

 

 行く先々であんな反応されたら流石に疲れる。

 俺としては普通のラフな格好の筈なのに、どうしてそう認識されるのだろうか。

 結構気に入っているのもあるから封印とかしたくない。

 

「こんなガラの悪いヤツ奥さんに見えるか普通……なぁ先生?」

「………………」

「嘘だよな先生!? なぁ、なんか答えてくれよ!?」

 

 先生の胸ぐらを掴んで軽く揺らす。

 共感の言葉がないどころか、先生は何故か俺から目を逸らした。

 その事に一瞬力が抜けてその場に崩れそうになる。

 先生が慌てて支えてくれたが、そこで冷静になれたおかげで微かに感じていた視線の正体を知った。

 機械頭が多い。

 それも、出口へ向かえるエスカレーターやエレベーターがある方面を塞ぐように複数の機械頭が見える。

 

「……ヒカル?」

「んにゃ、もう大丈夫だ。さっきは取り乱してすまねぇ、先生。

 それよりもちょっと向こう行こうぜ」

「え、ちょっ――」

 

 有無を言わせずに、先生の袖を引っ張って窓ガラスのある方へ向かう。

 しかし、その道中に先生がスタッフの人間に声をかけられて引き離されてしまった。

 心なしか、機械頭が増えている気がする。

 俺はスレ民に助けを求めながら、窓の方へゆっくり近づいた。

 

「……マジでここで早着替えしなきゃいけねぇの?」

 

 急いで行った安価は制服に着替えた後に窓を破って逃げるというものだった。

 幸い着替え用に制服を持ってきておいて正解だった。

 もし、無くて再安価になったら多分間に合わなかっただろう。

 俺は迷わず肩下げカバンから薬品の入ったフラスコを放り投げ、フラスコ目掛けて発砲した。

 フラスコが破れた瞬間、外気に触れた薬品が一気に発光し、その光がモールを包む。

 その間に着替えをしてすぐに済ませて俺は窓ガラスに向かって走り出した。

 後方からぞろぞろと追いかけてくる足音がいくつか聞こえてくるが、俺は何回か前方に発砲し、ヒビの入った窓ガラスを背面跳びの要領で突っ込んだ。

 高さは9階。

 俺はそのまま頭から真っ逆さまに落ちる。

 けれど幸いな事にペロロ様のご加護のおかげか、外で行われていたイベントの、空気の入ったビルの5階ほどの巨大なペロロ様の上に俺は落ちた。

 そのおかげで落下のスピードは幾分かマシになり、三点着地するのに余裕ができた。

 そして体を起こしたタイミングと同時に、近くの銀行で爆発が起こる。

 何事かと思ったら、巨大なロボと寿司頭の変な五人組が暴れていた。

 

「もうパラシュート無しのダイビングは懲り懲りだな……とりまこの混乱に乗じて逃げ――」

 

 俺のいる場所にいつのまにか陰りが出来ている。

 嫌な予感がしてその場から飛び退くと同時に、誰かがスーパーヒーロー着地で土煙を上げながらその場に立っていた。

 

「要救護者1名確認。これより救護を開始します!」

 

 エルフ耳の天使が盾を構えてそう叫んだ。

 そして次の瞬間俺は車にでも衝突したような衝撃を受け、後方へ吹き飛ぶ。

 盾で突き飛ばされた、その事実を理解した時俺は空を飛んでいた。

 

「……は? はぁぁあああ!?」

 

 なんだ今の。

 空を泳ぐ身体。

 思うように動かせない。

 地面に叩きつけられてからやっとゆっくり流れていた時間が元に戻る。

 

「ゲホッ……ゲホッ……」

 

 窓を破る際に付着したガラス片がめり込んだらしく、服や肌が所々切れてしまった。

 制服に着替える際に白衣も着ておいて正解だった。

 

「イッツツ……」

 

 痛む身体を無理やり起こす。

 どうやら痛みに悶える暇は無いようで、トリニティの女が銃を構えながら接近してきていた。

 撃っても盾で防がれ、逆にこっちが撃たれる。

 それをなんとか回避しながら攻防を繰り返すが、終いには肉弾戦まで落とし込まれてしまった。

 銃身で殴られそうになれば身体をそらして避け、俺が近距離で発砲しようとすればすかさず盾で軽くいなされて射線を逸らされる。

 

「俺、なんも悪い事してないし、そこまで重症じゃないんだけど!?」

「怪我人なのですから大人しくしてください!!」

 

 シールドバッシュが飛んでくる。

 俺はそれに合わせて盾を蹴り、彼女から距離をとった。

 その間に装填を行い、さらにヘイローの出力を上げる薬品を自分に投与する。

 ただ、一連の行動で目を離した隙に彼女が電気を纏い初めていた。

 彼女が飛翔したと同時に俺は慌てて後方に飛び退くと、先程まで立っていた地面が抉れている。

 更に彼女は盾を振るいながら迫ってきた。

 

「なっ、それ盾だよな!? 今髪の毛数本切れたんだけどっ!?」

 

 顔を逸らした時に、俺の髪の毛の数本が切れて宙を舞う。

 振るわれた盾の音も、重厚感のある「ブオンッ」というものでは無く、刃物で空を切った時のような「シュッ」とした軽い音だった。

 怖くて発砲するが、彼女から逸れるか盾で防がれる。

 そんな時、妙案が浮かんだ。

 そうだ、このまま緊急治療が必要なくらい重傷で負けてトリニティに運ばれた方が安全に逃げられるのでは、と。

 けれどそうなるにもあの盾の一撃が困る。

 下手に受ければその場で治療されて放置もあり得るため、ダメージ管理に気を付けねば……。

 そんな事を考えていると、機械頭らが追い付いてきたのか俺たちを囲むように並び、こちらに向けて銃を構えた。

 

「そこのトリニティの生徒さん。すまないがそこの少女を我々に譲ってくれないか?」

「……あなた達は?」

 

 先程までの騒音が止み、機械頭とトリニティの女が対峙する。

 俺はその間に逃げる事も考えたが、複数人に銃を向けられている状況で不可能だと判断した。

 

「我々は彼女に用があってね。すまないが捕縛に協力してくれるかな?」

「その用事とは何でしょうか。私としては彼女も要救護者の1人ですから」

 

 彼女の返答に問答を行なっていた機械頭が苛立ちを見せる。

 多分あの機械頭はあの時俺を尋問した人だろう。

 

「そんなにアレが欲しいのかよ、カイザーコーポレーションさんよぉ……」

「そんな身体で動いては――」

「おや、まだ動ける状態でしたか。ですが数の利はこちらにありますよ」

 

 アドレナリンを自身に打ち込みながらトリニティの女に近寄る。

 そして彼女に俺は彼らから受けた有る事無い事を教え、機械頭の掃討の協力を持ちかけた。

 

「……本来なら真っ先に安静になるべきですが致し方ありませんね」

「バックアップは任せろ。終わったらちゃんと救護されてやるから」

 

 メイン盾兼アタッカーゲット、これで勝つる。

 彼女が暴れて、俺が彼女に薬品で回復やバフを掛ける。

 なるべく彼女から離れないようにしつつ、巻き込まれないように立ち回るのは苦労するが、背に腹はかえられない。

 

 2人で機械頭の集団の数を減らしていると、今度は真っ黒な生徒の集団が合流する。

 

「……トリニティの正実って奴らか」

「あとは彼女達に任せましょう……と言いたいところですが、どうやら逃す気は無いようですね」

「あの……これはいったいどう状況ですか、ミネ団長」

 

 デッッッッツツツツ――失礼、大人びた雰囲気のある大きな翼の長身の女性が現れた。

 どうやら彼女はトリニティの正義実現委員会の副委員長様のようだ。

 目の前に現れて巨大なセキュリティロボットを含めて俺は彼女に状況を説明する。

 

「……なるほど、でしたら我々正義実現委員会も協力しましょう。

 それと…………後程、貴女から先生の香りがする説明もお願いしますからね」

 

 ――スゥ。

 肝が縮むとはこの事を言うのか。

 ま、まぁ後のことは救護された後の俺がなんとかしてくれるだろう。(安定の思考放棄)

 

 

 

 

 

「これで決めます」

 

 最後の一撃が決まる。

 戦闘が終了し、俺は真っ先にミネ団長と呼ばれた女から距離を取った。

 気絶させられると思ったから離れたが、そんな事はなく、彼女は持っていた盾を深々とアスファルトの地面に突き刺しただけである。

 その破片の一部が俺の頬を掠めた。

 一瞬銃弾かと思ったわ。

 

「皆さんお疲れ様でした。では……ええっと、なんとお呼びしたらいいでしょうか?」

「あ、えっと、俺はミレニアムサイエンススクール所属の西(カワチ)ヒカルだ……です」

 

 学生証を見せながら俺は長身の人に軽く一礼する。

 掲示板に書き込む余裕を与えない威圧感が俺を襲う。

 

「ではヒカルさんとお呼びしますね。

 私は正義実現委員会副委員長の羽川ハスミです。

 こちらが我々トリニティの救護騎士団団長の蒼森ミネです」

「ハスミ副委員長、まずは彼女の救護が先です。ですので何の話かは知りませんが後にして下さい」

 

 なんかさっき対峙してた時よりも会話出来るんだけど誰?

 でも、ちょうどいい盾だと思ったので俺はミネ団長の背後に逃げる。

 急に先生の匂いがするとか言いだしたら誰だって怖いと思うよね。

 

「……ハァ。何を言ってもこうなったアナタは梃子でも動きませんからね。

 とりあえず交通の邪魔になりますし一旦解散としましょう。ではヒカルさん、また後ほど」

 

 そう言ってハスミさんは正義実現委員会の人たちを連れて別れた。

 そして俺とミネ団長はというと……。

 

「おやめなさい! そんな事をしては……!!」

「嫌だね!! 俺は一刻でも早く身を隠したいんだ!!」

 

 手頃な大きさのガラス片を拾った俺が、自身の身体に突き刺そうとしているところをミネ団長が無理やり抑えるように邪魔をする。

 拮抗……とは言えないが、徐々に引き離されているんだけど待ってとんだ怪力の持ち主だよこの人。

 

「わ、分かりましたから、とりあえず落ち着きなさい!!」

「なら完治するまでトリニティに匿わせてくれ」

 

 要求が通りそうな言葉に反応して俺は彼女に交渉とは呼べない交渉を持ちかける。

 俺の急な態度の変化に彼女はぽかんと口を開けて驚くが、直ぐに返答してくれた。

 

「……分かりました。本来ならあり得ませんが私がティーパーティの方々に貴女のトリニティ滞在の許可をもらっておきます。

 ですが、くれぐれも学園内で暴れるような事はなさらないでくださいね?」

「わぁってるって。世話になるぜ」

 

 断られたら彼女が油断している隙にガラス片を自身に突き刺してたけど、目論見通りの結果になりそうだ。

 あとは匿ってもらうからお礼を考えておこう。

 窓を破って高所からの落下。

 ミネ団長との戦闘。

 機械頭の集団の撃破。

 アドレナリンが途切れたのか、それらからの疲労と怪我で一気に眠気が襲いかかる。

 

「……やば、流石に疲れが――」

「って、大丈夫ですか!?」

 

 俺は睡魔に抗う間も無く意識を途切れさせてしまった。




無理矢理感はあるけどこの主人公ならやりかねないな。
黙ってれば美人タイプ。

因みに先生が目を逸らしたのは胸倉を掴まれた時に何かが見えちゃったからだよ、ウブだね。

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