ブルーロックに異物が紛れ込んでしまった...   作:ペー

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もうストックないお。


QBK

ウィーーース、どうも太郎でーす。アッ今日はブルーロックプロジェクト第一セレクション当日ですけども、この部屋には誰1人きませんでした。

 

はい。参加させてもらったはいいけど第二セレクションからの参加になったから、なんか最新の器具とかどうたら言われて1人部屋に案内されたよ。

 

マジかよ!?

 

俺、吉良君のQBKとか潔のダイレクトシュートとか吉良君のQBK(大事な事だから2回言いました)生で見たかったんだけどなぁ…

 

せや!同じ施設内にいるんだから観にいっちゃえばいいのか。

 

早速行動だ!!

 

ウィーーン

 

部屋を出て別の棟に行こうとする。

 

さぁて最初に会いに行くのはやっぱ主人公の潔のとこでしょ!

 

るんるん気分で足を動かそうとする。

 

すると、

 

「おい、佐藤太郎どこに行くんんだ?そっちは別の棟だ。お前は第二セレクションからだといっただろうが。」

 

絵心さんに止められてしまった。

 

「ちょっと他の奴らがどんなだろうと観に行こうとしてたんスけどダメすか?」

 

もしかしてダメだったかな?

 

「いいだろう…と言ってやりたいところだがダメだ。理由としてはお前、これ何日もかけて行われる事だって親に言ったか?」

 

「(言って)ないです。」

 

やべ、そういえばそうだわ俺親に廻と遊び行ってくるしかいってねえや。

 

しかも学校も休むから連絡しなくちゃ。

 

「だからまずお前は親に連絡してこい。学校へはこっちでやっとく。」

 

はーい。

 

そう言い残し絵心は帰っていった。

 

...せやね連絡してくるか。

 

ピピッーー

 

「才能の原石共よ、ここでは結果が全てだ」
「敗れた者は出ていけ。吉良涼介、失格」

 

 

あれま、連絡し終わって観に行ったらみんな大好き吉良君のQBKの最中だったわ。

 

やったぜ。

 

因みゲートから俺は観戦しています。

 

「ふざけんなよ...」

 

 

「こんなやり方で...W杯優勝なんか出来るかよ...こんな遊びで...何で俺が...」

 

「俺みたいな才能ある奴の将来が潰されなきゃなんねぇんだよ!?」

 

「俺は日本サッカー界の宝だぞ!?

 

            あ!?」

 

「俺よりイガクリとか潔くんのが才能あるってのか!?

   

                あ!?」

 

「吉良君...」

                        

 

 

「そもそもこんな"オニごっこ"になんの意味がある!?」

「こんなもんサッカーじゃない‼︎」

「サッカーとなんの関係があんだよ!?」

 

「.........」

「ブルーロックにサッカーと関係ないことなんか1つもねえよ」
「周りをよく見ろエリート凡人」

「その部屋の広さは16.5×40.32m」

 

「その部屋の広さは、ペナルティエリアと同じサイズだ」
「全てゴールの約75パーセントはこの中から生まれるストライカーの仕事場だ」
「つまりここでの身体捌きがストライカーの価値の全てを決める...」

 

 

「そんな戦場で生き残れない人間に、ストライカーの才能は無い」

 

「でもラスト10秒じゃどうしようも...」

 

「お前は試合でも同じことを言うのか?」

 

「お前は諦めて敗北を受け入れた。だから気づけなかったんだ」
「ほんの少し足を伸ばせば届いたはずの勝利に」

 

「ストライカーとはその全責任を負い、最後の1秒まで戦う人間のこと…ですよ」

 

「それこそが集団の常識に左右されない、己のためだけの勝利への執念であり」
「俺が求めるストライカーのエゴイズムだ」
「そこから逃げたお前の負けだ、吉良涼介ファックオフ」

 

「でも、Q(急に)B(蜂楽が)K(来たから)ぁ!!」

 

そう言って吉良は俺のいる出口へ向かって行く。

 

頂きました生のQBK!!

 

最高や。

 

満足満足、じゃあ帰るか。

 

出口にいる俺を見つけると吉良は話しかけてきた。

 

「な、なぁ、君もさっきのふざけたもので帰らせられたのかい?」

 

「いや、違うけど。」

 

質問されるが即答する。

 

「そうだよね!あんな事で僕たちの将来が決められるなんて間違ってるよ!......ん?違うっていった?」

 

「そうですけど、俺受かってるんでそれじゃ。」

 

吉良にそう短く言って俺は自分の部屋に戻ろうとする。

 

「待ってくれ、君はおかしいと思わないのか!こんなやり方でW杯優勝なんて出来ると思っているのか!?」

「おかしくないか!?自信過剰かと思われるかもしれないが僕はそこらの高校生より、いや、ここにいる高校生全員の中でも実力は上の方だと思う。それを一回の失敗で終わらせるなんて!!」

 

俺は振り返ってそれを聞く。

 

確かにそうだよなぁ。

 

吉良って埼玉ナンバーワンプレイヤー何でしょ。

 

漫画とかアニメ見てる時も思ってたけどこんな場所で吉良を退場させるのは勿体無いよね。

 

俺、吉良のキャラ好きだし。

 

だって最後の最後まで潔とかの事を悪く言わなかったんだし。

 

んんーー。

 

そうだ!

 

俺は監視カメラに向かって話しかける。

 

「絵心さん、どうせ見てるんでしょ?お願いがあるんですけどいいすか?」

 

「どうしたんだい?急にカメラに向かって話しかけ始めるだなんて。」

 

吉良が何か言ってくる。

 

「...何だ佐藤太郎、いいだろう。言ってみろ。」

 

絵心さんの声が近くのスピーカーから聞こえてくる。

 

やっぱり聞いてたわ。

 

一応ダメ元で頼んでみるか。

 

「絵心さん、吉良の退場を無かったことにしてくれないか?コイツは俺があんたのお目に叶うストライカーにするからさ。ダメか?」

 

「...まぁ、いいだろう。本当だったら吉良涼介、お前がこの先にある敗者復活での舞い戻りを期待してたんだかな。どちらにせよ佐藤太郎、お前の頼みだからってのが一番の理由だ。」

 

「ありがとうございます。」

 

あれ?思いの外すんなりおーけーもらっちゃったよ。

 

もっと「ダメだ。アイツにはストライカーの才能がないです。」(辛辣)とか言われると思ったのに。

 

やべー原作変えちまったよまさかの吉良の生存ルートかぁ。

 

あれ?でもよく考えたら俺がいる時点でもう変わってるか。

 

なら吉良の1人や2人増えたところで変わんないかぁ。(楽観視)

 

それに吉良、敗者復活でも出てこなかったしそこまで生存者も変わらないよね。変わらないはずだ。

 

よし。

 

今度こそ部屋に帰ろ。

 

「おいっ!ちょっと待ってくれ!どういう事だ!?何で君はそんな事決められる!?いや、それよりも僕はどうなったんだ!?説明をしてくれないか!」

 

やべっ忘れてたわ。

 

「かくかくしかじか。」

 

「なるほど。ってかくかくしかじかでわかると思っているのか!ふざけないでくれ!」

 

おっ、ナイスノリツッコミ。吉良ってこんなキャラだったのか。

 

なかなかやるじゃん。やっぱりコイツいいやつだわ。

 

よし。じゃあ今日は疲れたし部屋に帰ろ。

 

「おいっ!だから待ってくれ!説明をしてくれ!」

 

そうだった、勝手に1人で完結させてたわ。

 

説明か...

 

「オレ、ツヨイストライカー、ダカラ、エゴ、ハナシ、キイテクレル。はい。説明完了。」

「よし、今日は疲れたから部屋に戻るぞ着いてこい。」

 

さぁ帰ろ帰ろ。

 

「は!?」

 

吉良が困惑した声を上げる。

 

俺はそう言って自分の部屋に向かって歩き出しそれに吉良が何かを言いながらついてくる。

 

俺たちの戦いはこれからだ!(打切り感)




最後まで読んでいただきありがとうございます。応援と高評価が私のモチベとなります。

そういえば劇場版がエピソードオブ凪ってのは驚いたね。出来ればU20を大スクリーンで観てみたかったな。

※これからの展開に関わります。もっと淫夢を増やしていい?

  • あっ全然大丈夫ッスよ。
  • 淫夢を増やすとか許せんなぁ〜許せんなぁ〜

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