ウマ娘達のデスゲーム   作:萊轟@前サルン

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8.監察 II:進化する想い

ネイチャが目を瞑った瞬間、真っ暗な目の前の光景に色々な場面が浮かび上がってきた。

 

「これは…?」

 

家族との約束や思い出、商店街の人々との楽しい会話などがあり、特にネイチャを動かせたのが自分が3着でテイオーが1着の場面だ。その場面を見た時、ネイチャはこう思った。

 

「まだ…終われないッ‼︎テイオーに勝つまではまだ終われない‼︎」

 

ネイチャは強い想いを胸にハヤトの攻撃を受け止めて弾き返す。体力は減るもののゼロにはならなかった。ここでタイミングよくエクストラミッションクリアの通知が来る。クリアしたミッションは"効果抜群の技を2回耐える"というのだった。

 ネイチャはミッションクリアボーナスで新たなレイズバックルを獲得する。

 

「これが新たなレイズバックル…何々、エボルヴレイズバックル…?」

 

ネイチャは早速、エボルヴレイズバックルを使うことにした。ミラクルシードレイズバックルとエボルヴレイズバックルを入れ替える。

 

SET!

 

その音と共に陽気な雰囲気の待機音が流れる。

 ネイチャはエボルヴレイズバックルの音声調節する時のようなレバーパーツを限界まで上に押し上げてフォームチェンジする。

 

 

E・E・E・EVOLVE‼︎

 

READY FIGHT‼︎

 

神秘的な音が流れると共にエボルヴという言葉が発される。頭部のパーツがナエトルからハヤシガメ仕様に変わり、腕にはツタや草木がさらに絡まりつく。ネイチャはエトルナ エボルヴ・Ⅰフォームへとパワーアップした。

 

「これが進化…!よく分からないけど力が漲る‼︎」

 

ネイチャは進化して増したパワーと防御力でハヤトの攻撃を受け止めつつ反撃に転じる。

 

「確実に受け止めて……相手を掴んでパンチ‼︎」

 

ハヤトは攻撃するたびにネイチャに掴まれて右ストレートをみぞおちに受ける。

 それを何回か繰り返しているとハヤトが体力の低下と共に素早さが落ちてネイチャでも追いつけるくらいになっていた。ハヤトだけでなく周りも見えるくらいの余裕が生まれたネイチャは周囲を見渡して皆がどこにいるかを確認するがすでに皆はクリアしていたようでここにはいなかった。だが、自分の足元を見てみると何かが落ちている。

 

「リーフブレードレイズバックル…なんでこれが落ちてるの…?」

 

ネイチャはリーフブレードレイズバックルが足元に落ちている理由を知らなかったが、実はこれはテイオーがさっきの危機一髪の時にネイチャを助けようと投げ渡してくれたものなのだ。

 ネイチャはリーフブレードレイズバックルを拾ってドライバーではなくエボルヴレイズバックルにあるスロットにリーフブレードレイズバックルを装填してバックル上部の緑色の剣を対角に振り下ろしてフォームチェンジする。

 

EVOLVE!SET!

 

 

EVOLVE!LEAF BLADE‼︎

 

READY FIGHT‼︎

 

フォームチェンジしたネイチャは専用武器であるツインリーフブレードを両手に持ってハヤトへ向かっていく。

 ハヤトは攻撃を避けようと足を動かすが鈍くなった動きでは避けることが出来ずツインリーフブレードによる3連続の斬撃を受けてしまう。

 

「これが大型レイズバックルの力…!」

 

ネイチャは初めて使う大型の技のレイズバックルの力に感心している。ハヤトがよろけていて隙だらけなのを見てネイチャはザンバットソードのようにツインリーフブレードの剣の鍔を上下させて必殺技を発動させる。

 

ONE CHARGE!

 

TACTICAL SLASH‼︎

 

ネイチャは刀身が強く発光したツインリーフブレードでハヤトを数十回ほど切り刻み、その後にトドメの一撃を決めた。

 

「私の勝ちだ!」

 

こうしてハヤトとの戦いを終えたネイチャはジムバッヂを受け取って皆に追いつくためにジムを早々と出て行く。だが、ジムの入り口に近づくにつれて外からは銃撃音や斬撃音といった戦いの音が聞こえてくる。

 

「えっ…?またバトル?結構疲れてるのになぁ…」

 

愚痴をこぼしながらもジムの外へ出てみるとテイオー達や他の参加者たちが複数のNPCライダーと戦っていた。

 

「何があったか聞きたいところだけど、その前にNPCライダーを倒さないと…!」

 

ネイチャはそう言いながら再びエトルナ エボルヴ・Ⅰリーフブレードフォームへと変身する。

 ツインリーフブレードの刀身に力を溜めてあちらこちらにいるNPCライダーに斬撃波を放つ。NPCライダーはネイチャの加勢や他の皆の善戦もあり、全て消滅した。ネイチャはテイオーに何があったのか話を聞きにいく。

 

「テイオー!私がいない間にここで何があったの⁉︎」

 

「急にセントレ団とかいう謎の組織が襲ってきたんだ…本来この地方にいるのはロケット団のはずなのに…」

 

どうやらセントレ団という組織が急に襲いかかってきたらしい。テイオーはこの地方にいる組織がロケット団のはずだと不可解な点について考えているがゲームを普段あまりしないネイチャには分からない事だったのでそれについては聞かないようにした。

 

「あっ、あの!」

 

ネイチャ達が話をしていると背後から呼ぶ声がしたので振り返るとそこにはチヨノオーとシャカール、ウインディがいた。

 

「あれ、チヨノオーさん!どうしたんですか?」

 

「じっ、実は…ファインさんとユキノさんがセントレ団に誘拐されてしまいまして……私たちに力を貸していただけたらと思って…」

 

「誘拐⁉︎勿論、力貸すよ‼︎絶対助けなきゃ!」

 

「ありがとうございます!ちなみに逃げたセントレ団はハンシロタウン(ヒワダタウン)の方へ向かっていきました!」

 

「なるほど!なら、早速ハンシロタウン(ヒワダタウン)に向かおうか!」

 

ネイチャはチヨノオーの頼みを快諾し、ファインとユキノを助けるのに協力する事にした。一行はハンシロタウン(ヒワダタウン)へ行くために32番道路を進んでいくのだった…




・参加者達の現在のレベル(pickup)

テイオー/ブイズ Lv15

ネイチャ/エトルナ Lv17

イクノ/マワイル Lv15

ターボ/コーマ Lv17

タンホイザ/ ヨテリー Lv15

シャカール/オンバー Lv17

ウインディ/アリゲル Lv17

チヨノオー/ワンパ Lv17
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